281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:05:52.45 ID:xjZKqZJnO
憂「梓ちゃん、言いにくいなら私から言うね?」
梓「う…憂…なんで…」
律「どういうことだ憂?」
憂「実は梓ちゃん、軽音部を辞めたいらしいんです」
梓「なっ…」
澪「本当なのか梓…?」
梓「ちっちが…」
憂「梓ちゃん、無理しなくていいんだよ?もうこのメンバーでやりたくないって言ってたじゃない」
紬「そんな…」
唯「あずにゃんそうなのお…?」
287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:14:10.18 ID:xjZKqZJnO
梓「違います!私は…」
律「梓、悪かったな…やっぱり無理してたんだな…」
梓「違うんです律先輩!」
憂「はいこれ退部届です!梓ちゃん、行こう?」
梓「ちょっと待っ…」
憂「それじゃあ!」
バタン
澪「梓のヤツ、無理してるならなんで言わなかったんだよ…」
紬「私たち、悪いことしてたのかしら…」
唯「うう…あずにゃん…いやだよう…」
律「…梓のバカ」291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:19:23.73 ID:xjZKqZJnO
梓「…ちょっと憂!離して!」
憂「……」
梓「おかしいよ憂!なんでここまでするの!?」
憂「だって約束したじゃない」
梓「は…?」
憂「梓ちゃんには覚悟がないんだよね?
そんな梓ちゃんがお姉ちゃんに馴れ馴れしくするなんて許せないよ」
梓「そ、それなら他の先輩だって…」294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:24:30.57 ID:xjZKqZJnO
憂「皆さんはお姉ちゃんを変えてくれたけど、梓ちゃんは?ただ1年で入ってきただけじゃない」
梓「そんな…」
憂「さ、これからどうするの?新しく部活でも探す?」
梓(憂がいなくなれば…全部上手くいくんだ…)
憂「梓ちゃん?」
梓「う、憂なんか…憂なんか!」
ドンッ
憂「きゃっ…」298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:30:41.70 ID:xjZKqZJnO
ドサドサドサ…
憂「う…痛いよ…あず…さ…ちゃ…」
梓「はぁ…はぁ…わ、私…」
律「なあ梓、やっぱりもう一度話を…って憂!?」
澪「あ、梓、まさか…?」
梓「ち、ちが…私は…」
紬「とにかく救急車を!」300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:32:05.69 ID:cL20mJMg0
どすって何をやったんだ
305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:35:47.73 ID:xjZKqZJnO
唯「いやあああああああああああああああ!ういいいいいいいいいいいいいいいいいい!」
律「ゆ、唯落ち着け!」
唯「し、死んじゃやだよ!うい?うい!いやだよいやだよ!」
憂「だ、大丈夫だよお姉ちゃん…大げさだよ…」
唯「うっ…うう…うええ…」
梓「ゆ、唯せん…」
澪「梓、後で話聞かせてくれ」
梓「わ、私…」
316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:42:27.13 ID:xjZKqZJnO
病院
さわ子「打撲と右足の骨折か…まあ命に別状はなくてよかったわね…」
憂「はい、ご心配かけてすみません」
さわ子「私は先に学校戻るから、あんたたちも帰りなさいよ?
唯ちゃん、このお金でタクシーでも呼びなさい」
唯「うん…グス」
律「それにしても…何があったんだよ」
梓「私…」319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:48:44.80 ID:xjZKqZJnO
憂「私が悪かったんです…梓ちゃんが退部したくないって言ってて、話そうとしたら…」
澪「…梓が、突き落としたのか?」
梓「……」
憂「いえ、私が怒らせちゃったから悪いんです…ごめんね梓ちゃん」
梓「……」
紬「でも梓ちゃん、いくらなんでも突き落とすなんて…」
律「とにかく梓、憂に謝れよ?」
梓「…嫌です」323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:53:32.19 ID:xjZKqZJnO
律「おい梓?」
梓「私は悪くないです…」
澪「おい梓!いくらなんでも…」
憂「いいんです!悪いのは私ですから」
唯「…あずにゃん」
梓「はい!?」
唯「私、あずにゃんのこと見損なっちゃったよ」
梓「え…」
唯「みんな帰ろう?憂、タクシー呼ぶから待っててね」
憂「うん!皆さん先に言ってて?私梓ちゃんとお話したいから」330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:56:10.86 ID:awMrbScjO
ダメだあずにゃんでは憂に勝てない……
332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:58:04.64 ID:xjZKqZJnO
憂「あーあ、これじゃあ軽音部には戻れそうもないね梓ちゃん」
梓「……」
憂「それより私を見つけた時のお姉ちゃん見た?すごく心配してくれてたよねえ」
梓「……」
憂「お姉ちゃん、本当に優しいよね…梓ちゃんが好きになるのも本当に分かるよ」
梓「……」
憂「でもね梓ちゃん」
341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:03:07.21 ID:xjZKqZJnO
憂「お姉ちゃんは私のなの。だから好きになんてなっちゃダメなんだよ?」
梓「……」
唯「おーい憂!タクシー来たよ?」
憂「ありがとう!今行くよ!それじゃあまた学校でね?梓ちゃん♪」
梓「……」349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:10:31.24 ID:xjZKqZJnO
次の朝学校に行くと、誰も話しかけてくれなくなっていた…
多分憂が上手く皆を口車に乗せたんだろう。そして軽音部とも接点は全くなくなった。
私の居場所は学校から完全になくなっていた…
唯先輩も、澪先輩たちも、友達も、皆私から離れてしまった
私は一人ぼっちになっていた。
361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:18:21.54 ID:xjZKqZJnO
2週間後
梓(もう帰ろう…)
キミヲミテルト…
梓(あ…皆練習してるんだ…)
梓(相変わらず律先輩のドラム走ってるな…唯先輩も微妙にずれてる…)
梓「う…うぇ…私…戻りたいよ…軽音部に…」
梓(そうだ…)366 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:24:28.62 ID:xjZKqZJnO
憂「…なに梓ちゃん、話って」
梓「私ね、覚悟決めたよ」
憂「覚悟?」
梓「私、唯先輩も大好きだけど、澪先輩も律先輩もムギ先輩も大好きだから…」
憂「それで?」
梓「私、唯先輩だけじゃなく、軽音部全員の名前刻むよ…そしたら戻ってもいい?」
憂「うん…いいよ?もちろんだよ」
憂(目障りだなあ…そんなことしたって無駄だよ梓ちゃん…)374 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:29:22.98 ID:xjZKqZJnO
憂「…今日はもう遅いし、明日私が包丁用意してあげるよ」
梓「…うん、ありがとう」
――――――
シャー…シャー…
唯「ういーなんで包丁なんか研いでるの?危ないよお」
憂「うん!とびきり切れ味がよくなるようにね…」
唯「ほお…」
憂(梓ちゃんの肌…すごく柔らかそうだから…かわいそうかな?)389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:37:26.23 ID:xjZKqZJnO
翌日の放課後
憂「梓ちゃん、放課後にね…?」
梓「…うん」
梓(今日で…軽音部に戻れるんだよね…よかったあ)
―――――――
唯「えーまた入れ替わるの?」
憂「またギターやりたくなっちゃって…いいよね?」
唯「…うん、まあいいよ?今日は何やろうかな」
憂(万一のこともあるし、皆さんは早く帰ってもらわなきゃね…)394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:41:28.51 ID:xjZKqZJnO
憂「やっほー」
律「おっす唯!」
紬「お菓子あるわよ?」
憂「わーい!」
澪「相変わらずだなあ唯は…」
憂「えへへ…」
律「…でも、梓がいなくなって、毎日寂しそうだよなあ唯」
憂(…え?)400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:47:18.06 ID:xjZKqZJnO
憂「そ、そうかな…」
律「そうだぞ?いつも梓のティーカップ使ってるじゃんか」
憂「そう…なんだ…」
憂(お姉ちゃん、なんであいつのことなんか…)
澪「なあ、梓のことだけどさ、やっぱり何か訳があったんじゃないか?」
紬「そうねえ…」
律「やっぱりもう一度しっかり話を…」
憂(ま、まずい…)「ねえ皆、今日なんだけど…」
ガチャ404 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:49:53.73 ID:gZ0GxOmJO
唯来た!?
406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:51:26.44 ID:xjZKqZJnO
さわ子「ふいーお腹すいたわぁ~ムギちゃんレモンティーよろしく!」
紬「はい♪」
律「相変わらずだなあさわちゃんは…」
さわ子「自然体をさらけ出すっていうのはいいことよ?
…って、あら?なんで憂ちゃんがいるの?」
憂「えっ…」412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:53:07.30 ID:53zfHSSq0
さわちゃんキターーーーーーーー!!!!!
419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:55:19.94 ID:xjZKqZJnO
澪「う、憂ちゃん?そんなわけ…」
憂「そ、そうだよさわ子先生!私は唯だよ?」
律「…さわ子先生?」
憂「あ…」
さわ子「それにほら、おっぱいが…」
紬「あら確かに…」
憂(しまった…)430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:01:29.44 ID:bzv5uLfDO
そういや骨折してたんだよなwwww
433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:02:59.89 ID:xjZKqZJnO
その頃
唯「うぅ~…憂に数学のノート借りるの忘れてたよ…憂の机にあるかな?」
ガラガラ
梓「君を見てると…いつもハート…DOKIDOKI…」
唯「憂の机はっ…て、あ、あずにゃん?」
梓「ゆいせんぱい…」
444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:07:34.23 ID:xjZKqZJnO
唯「ど、どうしたのあずにゃん?」
梓「私…もうすぐ軽音部に戻れるんですよ?そしたら唯先輩にもまたギター教えてあげます…」
唯「あずにゃん、もうとっくに授業終わったよ?どうして一人で座ってたの?」
梓「どうしてって…憂が…」
唯「憂がどうかしたの?」
梓「せんぱい…本物ですね…いつもの匂いがします…」
唯「あずにゃん…」451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:14:23.03 ID:xjZKqZJnO
音楽室
律「それでどういうことなんだ?憂ちゃん」
憂「え、ええと…お姉ちゃんがどうしても入れ替わりたいって…」
澪「なあ憂ちゃん、もしかして前にも入れ替わってなかったか?」
紬「そういえば、妙にテンポずれてる時あったわね…」
憂「こ、今回が初めてですよ?」454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:19:28.85 ID:NnufEb3P0
文化祭のとき入れ替わったろw
457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:20:05.19 ID:xjZKqZJnO
ガチャ
唯「憂!」
梓「…」
澪「ゆ、唯!?それに梓も!」
唯「あずにゃんから話は聞いたよ!どういうことなの?」
憂「お姉ちゃん…」
律「ま、待て待てどういうことだよ?私らにも説明してくれよ?」
唯「ええと…」460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:23:25.25 ID:NN3t9hAs0
憂\(^o^)/オワタ
463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:25:04.64 ID:xjZKqZJnO
律「ほ、ホントなのか憂ちゃん?」
憂「はい…」
澪「どうしてそんなことを…」
憂「どうしてって…」
紬「なにか訳があったの?」
憂「訳ならありますよ!きっと皆さんもわかってくれます!」
唯「訳ってなんなの?憂」470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:33:10.02 ID:xjZKqZJnO
憂「私、お姉ちゃんを取られたくなかっただけなんだよお姉ちゃん?」
唯「え?私を?」
憂「そうなの!梓ちゃんたらね、お姉ちゃんのこと好きだって言うの!
でもダメだよね?お姉ちゃんは私のものなんだし」
唯「憂…」473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:37:19.46 ID:xjZKqZJnO
憂「それにね、梓ちゃんには覚悟がないんだよ?これ見て!」
唯「憂!どうしたのこれ…痛そうだよ…」
澪「ひええ…」
紬「澪ちゃん!」
律「…これ、唯って書いてあるのか?」
憂「これくらいお姉ちゃんのこと好きなら当たり前だよね?
でも梓ちゃんはできないなんて言うんだよ?」
唯「憂…」476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:41:36.91 ID:xjZKqZJnO
憂「梓ちゃん、これ今からやるんだよね?」
梓「うん…これしなきゃ軽音部戻れないから…」
律「お、おい梓、何考えてんだよ…」
唯「あずにゃん!」ギュウ
梓「先輩…」
唯「ダメだよそんなことしちゃ!
私はそんなことしなくてもあずにゃんのこと好きだよ!」
憂「え…」
485 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:46:55.06 ID:xjZKqZJnO
憂「お姉ちゃんダメだよ離れてよ…梓ちゃんは嘘ついたりする悪い子なんだよ?」
唯「今は憂のほうが悪い子だよ!」
憂「ひっ…」
唯「あずにゃんに無理矢理退部させたり傷つけさせようとしたり…そんなのダメだよ!」
憂「おねぇ…ちゃ…」
梓「先輩、憂のこと怒らないであげてください…私も悪いんです…」497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:54:45.37 ID:xjZKqZJnO
憂(なに…私に同情してるの?そんな目で見ないでよ…お姉ちゃんから離れてよ…)
律「と、とにかくさ、一件落着ってことで皆でお茶飲もうぜ!ムギ、よろしく!」
紬「あ、ええ…」
澪「梓、ごめんな?今日からまた戻ってきてくれるか?」
梓「はい…ありがとうございます…」
唯「憂もお茶飲もう?ね?」
憂「……」498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:54:56.79 ID:78cyZAHfO
あれ? 俺のムギさんが空気………
…いつものことか
508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:01:19.66 ID:xjZKqZJnO
さわ子「あ、落ち着いたみたいね…じゃあ私は職員室戻るから、仲良くやんなさいよ?」
唯「うん!ありがとうさわちゃん!」
律「久しぶりに役に立ったな…」
澪「まあ憂ちゃんも梓もさ、仲直りしような!」
梓「ええと…憂?」
憂「…梓ちゃん、色々ごめんね?」
唯「さあお二人さん、仲直りの握手握手!」
梓「あはは…またよろしくね?憂」
憂「うん!よろしくね!」513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:03:32.53 ID:ChvjE5a50
これで終わる訳ないよな
520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:07:34.99 ID:xjZKqZJnO
翌日
憂「おはよう梓ちゃん!」
梓「あ…おはよう憂!」
憂「皆も普通に話しかけてくれるようになってよかったね!」
梓「うん、よかった…」
憂「梓ちゃん、今日は一緒にお弁当食べようね♪」
梓「いいよ!憂!」530 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:14:04.29 ID:xjZKqZJnO
昼休み
梓「この卵焼きおいしい…自分で作ったの?」
憂「そうだよ!あ、梓ちゃんのプチトマトもらっていい?」
律「おーい憂ちゃん」
憂「あ、どうしたんですか律さんに紬さん?」
紬「今日唯ちゃんが学校来てないんだけど…何か知らない?連絡も来てないみたいなんだけど」546 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:18:07.22 ID:ChvjE5a50
※憂がおいしくいただきました
556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:21:45.83 ID:xjZKqZJnO
憂「…実はお姉ちゃん、両親と一緒に海外旅行行くことになって…先生に言うの忘れちゃいました」
律「そうなのか…まったく唯の奴、一言言っていけばいいのに」
紬「でもずいぶん急ね…昨日の今日で」
憂「ウチの親、いつも急なんですよー」
律「まあ唯の親だからな…ありがとう憂ちゃん」
紬「よかったら軽音部に顔出してね?」
憂「はい!」
梓(憂…何か隠してる…?)561 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:24:36.48 ID:ygL4IujTO
憂の言い訳が苦しい
564 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:25:31.34 ID:xjZKqZJnO
梓「ねえ憂」
憂「なあに?梓ちゃん」
梓「…唯先輩、どこに旅行しに行ったの?」
憂「……」
梓「憂?」
キーンコーン…
憂「あ、授業始まるよ?行こう梓ちゃん」
梓「うん…」
梓(やっぱりなにか隠してる…)567 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:28:09.95 ID:xjZKqZJnO
放課後
梓「ねえ憂、一緒に部活に行かない?」
憂「ごめん梓ちゃん、私これから用事あるから…皆さんによろしくね」
梓「憂…?」573 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:35:45.23 ID:xjZKqZJnO
澪「なんだよ唯の奴、何も言わないで…」
梓「…でもおかしくないですか?いくらなんでも急すぎですよ」
紬「確かに昨日までそんなこと一言も言ってなかったわ」
律「じゃあ、憂ちゃんが嘘ついてるってことか?」
澪「まさか…まあ、気にしてもしょうがないし、練習しよう!」
梓「はい…」584 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:40:10.55 ID:xjZKqZJnO
律「よーし解散!」
梓「久しぶりに合わせたら疲れました…」
紬「あらあら、大変ね」
澪「さ、じゃあ帰るか」
律「ちょいちょい、澪?」
澪「なんだよ律?こそこそして」
律「これからさ、二人で唯の家行かね?」586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:43:27.97 ID:xjZKqZJnO
澪「えっなんで?」
律「いや、梓の話聞いてたらさ、もしかしてホントに唯がいるんじゃないかって」
澪「やめとこうぜ?憂ちゃんにはなんて言うんだよ」
律「憂ちゃんにはお菓子もってきたっていえばいいよ、なあ行こうぜ?」
澪「わかったよ、しょうがないな…」
595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:50:31.67 ID:xjZKqZJnO
翌日
憂「おはよう梓ちゃん!」
梓「あ、おはよう憂」
憂「梓ちゃん、昨日部活どうだった?」
梓「え、楽しかったよ?」
憂「ふーん…」
梓「…憂?」
紬「梓ちゃん!」
梓「どうしたんですか?ムギ先輩」
287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:14:10.18 ID:xjZKqZJnO
梓「違います!私は…」
律「梓、悪かったな…やっぱり無理してたんだな…」
梓「違うんです律先輩!」
憂「はいこれ退部届です!梓ちゃん、行こう?」
梓「ちょっと待っ…」
憂「それじゃあ!」
バタン
澪「梓のヤツ、無理してるならなんで言わなかったんだよ…」
紬「私たち、悪いことしてたのかしら…」
唯「うう…あずにゃん…いやだよう…」
律「…梓のバカ」291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:19:23.73 ID:xjZKqZJnO
梓「…ちょっと憂!離して!」
憂「……」
梓「おかしいよ憂!なんでここまでするの!?」
憂「だって約束したじゃない」
梓「は…?」
憂「梓ちゃんには覚悟がないんだよね?
そんな梓ちゃんがお姉ちゃんに馴れ馴れしくするなんて許せないよ」
梓「そ、それなら他の先輩だって…」294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:24:30.57 ID:xjZKqZJnO
憂「皆さんはお姉ちゃんを変えてくれたけど、梓ちゃんは?ただ1年で入ってきただけじゃない」
梓「そんな…」
憂「さ、これからどうするの?新しく部活でも探す?」
梓(憂がいなくなれば…全部上手くいくんだ…)
憂「梓ちゃん?」
梓「う、憂なんか…憂なんか!」
ドンッ
憂「きゃっ…」298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:30:41.70 ID:xjZKqZJnO
ドサドサドサ…
憂「う…痛いよ…あず…さ…ちゃ…」
梓「はぁ…はぁ…わ、私…」
律「なあ梓、やっぱりもう一度話を…って憂!?」
澪「あ、梓、まさか…?」
梓「ち、ちが…私は…」
紬「とにかく救急車を!」300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:32:05.69 ID:cL20mJMg0
どすって何をやったんだ
305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:35:47.73 ID:xjZKqZJnO
唯「いやあああああああああああああああ!ういいいいいいいいいいいいいいいいいい!」
律「ゆ、唯落ち着け!」
唯「し、死んじゃやだよ!うい?うい!いやだよいやだよ!」
憂「だ、大丈夫だよお姉ちゃん…大げさだよ…」
唯「うっ…うう…うええ…」
梓「ゆ、唯せん…」
澪「梓、後で話聞かせてくれ」
梓「わ、私…」
316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:42:27.13 ID:xjZKqZJnO
病院
さわ子「打撲と右足の骨折か…まあ命に別状はなくてよかったわね…」
憂「はい、ご心配かけてすみません」
さわ子「私は先に学校戻るから、あんたたちも帰りなさいよ?
唯ちゃん、このお金でタクシーでも呼びなさい」
唯「うん…グス」
律「それにしても…何があったんだよ」
梓「私…」319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:48:44.80 ID:xjZKqZJnO
憂「私が悪かったんです…梓ちゃんが退部したくないって言ってて、話そうとしたら…」
澪「…梓が、突き落としたのか?」
梓「……」
憂「いえ、私が怒らせちゃったから悪いんです…ごめんね梓ちゃん」
梓「……」
紬「でも梓ちゃん、いくらなんでも突き落とすなんて…」
律「とにかく梓、憂に謝れよ?」
梓「…嫌です」323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:53:32.19 ID:xjZKqZJnO
律「おい梓?」
梓「私は悪くないです…」
澪「おい梓!いくらなんでも…」
憂「いいんです!悪いのは私ですから」
唯「…あずにゃん」
梓「はい!?」
唯「私、あずにゃんのこと見損なっちゃったよ」
梓「え…」
唯「みんな帰ろう?憂、タクシー呼ぶから待っててね」
憂「うん!皆さん先に言ってて?私梓ちゃんとお話したいから」330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:56:10.86 ID:awMrbScjO
ダメだあずにゃんでは憂に勝てない……
332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 16:58:04.64 ID:xjZKqZJnO
憂「あーあ、これじゃあ軽音部には戻れそうもないね梓ちゃん」
梓「……」
憂「それより私を見つけた時のお姉ちゃん見た?すごく心配してくれてたよねえ」
梓「……」
憂「お姉ちゃん、本当に優しいよね…梓ちゃんが好きになるのも本当に分かるよ」
梓「……」
憂「でもね梓ちゃん」
341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:03:07.21 ID:xjZKqZJnO
憂「お姉ちゃんは私のなの。だから好きになんてなっちゃダメなんだよ?」
梓「……」
唯「おーい憂!タクシー来たよ?」
憂「ありがとう!今行くよ!それじゃあまた学校でね?梓ちゃん♪」
梓「……」349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:10:31.24 ID:xjZKqZJnO
次の朝学校に行くと、誰も話しかけてくれなくなっていた…
多分憂が上手く皆を口車に乗せたんだろう。そして軽音部とも接点は全くなくなった。
私の居場所は学校から完全になくなっていた…
唯先輩も、澪先輩たちも、友達も、皆私から離れてしまった
私は一人ぼっちになっていた。
361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:18:21.54 ID:xjZKqZJnO
2週間後
梓(もう帰ろう…)
キミヲミテルト…
梓(あ…皆練習してるんだ…)
梓(相変わらず律先輩のドラム走ってるな…唯先輩も微妙にずれてる…)
梓「う…うぇ…私…戻りたいよ…軽音部に…」
梓(そうだ…)366 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:24:28.62 ID:xjZKqZJnO
憂「…なに梓ちゃん、話って」
梓「私ね、覚悟決めたよ」
憂「覚悟?」
梓「私、唯先輩も大好きだけど、澪先輩も律先輩もムギ先輩も大好きだから…」
憂「それで?」
梓「私、唯先輩だけじゃなく、軽音部全員の名前刻むよ…そしたら戻ってもいい?」
憂「うん…いいよ?もちろんだよ」
憂(目障りだなあ…そんなことしたって無駄だよ梓ちゃん…)374 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:29:22.98 ID:xjZKqZJnO
憂「…今日はもう遅いし、明日私が包丁用意してあげるよ」
梓「…うん、ありがとう」
――――――
シャー…シャー…
唯「ういーなんで包丁なんか研いでるの?危ないよお」
憂「うん!とびきり切れ味がよくなるようにね…」
唯「ほお…」
憂(梓ちゃんの肌…すごく柔らかそうだから…かわいそうかな?)389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:37:26.23 ID:xjZKqZJnO
翌日の放課後
憂「梓ちゃん、放課後にね…?」
梓「…うん」
梓(今日で…軽音部に戻れるんだよね…よかったあ)
―――――――
唯「えーまた入れ替わるの?」
憂「またギターやりたくなっちゃって…いいよね?」
唯「…うん、まあいいよ?今日は何やろうかな」
憂(万一のこともあるし、皆さんは早く帰ってもらわなきゃね…)394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:41:28.51 ID:xjZKqZJnO
憂「やっほー」
律「おっす唯!」
紬「お菓子あるわよ?」
憂「わーい!」
澪「相変わらずだなあ唯は…」
憂「えへへ…」
律「…でも、梓がいなくなって、毎日寂しそうだよなあ唯」
憂(…え?)400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:47:18.06 ID:xjZKqZJnO
憂「そ、そうかな…」
律「そうだぞ?いつも梓のティーカップ使ってるじゃんか」
憂「そう…なんだ…」
憂(お姉ちゃん、なんであいつのことなんか…)
澪「なあ、梓のことだけどさ、やっぱり何か訳があったんじゃないか?」
紬「そうねえ…」
律「やっぱりもう一度しっかり話を…」
憂(ま、まずい…)「ねえ皆、今日なんだけど…」
ガチャ404 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:49:53.73 ID:gZ0GxOmJO
唯来た!?
406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:51:26.44 ID:xjZKqZJnO
さわ子「ふいーお腹すいたわぁ~ムギちゃんレモンティーよろしく!」
紬「はい♪」
律「相変わらずだなあさわちゃんは…」
さわ子「自然体をさらけ出すっていうのはいいことよ?
…って、あら?なんで憂ちゃんがいるの?」
憂「えっ…」412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:53:07.30 ID:53zfHSSq0
さわちゃんキターーーーーーーー!!!!!
419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 17:55:19.94 ID:xjZKqZJnO
澪「う、憂ちゃん?そんなわけ…」
憂「そ、そうだよさわ子先生!私は唯だよ?」
律「…さわ子先生?」
憂「あ…」
さわ子「それにほら、おっぱいが…」
紬「あら確かに…」
憂(しまった…)430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:01:29.44 ID:bzv5uLfDO
そういや骨折してたんだよなwwww
433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:02:59.89 ID:xjZKqZJnO
その頃
唯「うぅ~…憂に数学のノート借りるの忘れてたよ…憂の机にあるかな?」
ガラガラ
梓「君を見てると…いつもハート…DOKIDOKI…」
唯「憂の机はっ…て、あ、あずにゃん?」
梓「ゆいせんぱい…」
444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:07:34.23 ID:xjZKqZJnO
唯「ど、どうしたのあずにゃん?」
梓「私…もうすぐ軽音部に戻れるんですよ?そしたら唯先輩にもまたギター教えてあげます…」
唯「あずにゃん、もうとっくに授業終わったよ?どうして一人で座ってたの?」
梓「どうしてって…憂が…」
唯「憂がどうかしたの?」
梓「せんぱい…本物ですね…いつもの匂いがします…」
唯「あずにゃん…」451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:14:23.03 ID:xjZKqZJnO
音楽室
律「それでどういうことなんだ?憂ちゃん」
憂「え、ええと…お姉ちゃんがどうしても入れ替わりたいって…」
澪「なあ憂ちゃん、もしかして前にも入れ替わってなかったか?」
紬「そういえば、妙にテンポずれてる時あったわね…」
憂「こ、今回が初めてですよ?」454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:19:28.85 ID:NnufEb3P0
文化祭のとき入れ替わったろw
457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:20:05.19 ID:xjZKqZJnO
ガチャ
唯「憂!」
梓「…」
澪「ゆ、唯!?それに梓も!」
唯「あずにゃんから話は聞いたよ!どういうことなの?」
憂「お姉ちゃん…」
律「ま、待て待てどういうことだよ?私らにも説明してくれよ?」
唯「ええと…」460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:23:25.25 ID:NN3t9hAs0
憂\(^o^)/オワタ
463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:25:04.64 ID:xjZKqZJnO
律「ほ、ホントなのか憂ちゃん?」
憂「はい…」
澪「どうしてそんなことを…」
憂「どうしてって…」
紬「なにか訳があったの?」
憂「訳ならありますよ!きっと皆さんもわかってくれます!」
唯「訳ってなんなの?憂」470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:33:10.02 ID:xjZKqZJnO
憂「私、お姉ちゃんを取られたくなかっただけなんだよお姉ちゃん?」
唯「え?私を?」
憂「そうなの!梓ちゃんたらね、お姉ちゃんのこと好きだって言うの!
でもダメだよね?お姉ちゃんは私のものなんだし」
唯「憂…」473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:37:19.46 ID:xjZKqZJnO
憂「それにね、梓ちゃんには覚悟がないんだよ?これ見て!」
唯「憂!どうしたのこれ…痛そうだよ…」
澪「ひええ…」
紬「澪ちゃん!」
律「…これ、唯って書いてあるのか?」
憂「これくらいお姉ちゃんのこと好きなら当たり前だよね?
でも梓ちゃんはできないなんて言うんだよ?」
唯「憂…」476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:41:36.91 ID:xjZKqZJnO
憂「梓ちゃん、これ今からやるんだよね?」
梓「うん…これしなきゃ軽音部戻れないから…」
律「お、おい梓、何考えてんだよ…」
唯「あずにゃん!」ギュウ
梓「先輩…」
唯「ダメだよそんなことしちゃ!
私はそんなことしなくてもあずにゃんのこと好きだよ!」
憂「え…」
485 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:46:55.06 ID:xjZKqZJnO
憂「お姉ちゃんダメだよ離れてよ…梓ちゃんは嘘ついたりする悪い子なんだよ?」
唯「今は憂のほうが悪い子だよ!」
憂「ひっ…」
唯「あずにゃんに無理矢理退部させたり傷つけさせようとしたり…そんなのダメだよ!」
憂「おねぇ…ちゃ…」
梓「先輩、憂のこと怒らないであげてください…私も悪いんです…」497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:54:45.37 ID:xjZKqZJnO
憂(なに…私に同情してるの?そんな目で見ないでよ…お姉ちゃんから離れてよ…)
律「と、とにかくさ、一件落着ってことで皆でお茶飲もうぜ!ムギ、よろしく!」
紬「あ、ええ…」
澪「梓、ごめんな?今日からまた戻ってきてくれるか?」
梓「はい…ありがとうございます…」
唯「憂もお茶飲もう?ね?」
憂「……」498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 18:54:56.79 ID:78cyZAHfO
あれ? 俺のムギさんが空気………
…いつものことか
508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:01:19.66 ID:xjZKqZJnO
さわ子「あ、落ち着いたみたいね…じゃあ私は職員室戻るから、仲良くやんなさいよ?」
唯「うん!ありがとうさわちゃん!」
律「久しぶりに役に立ったな…」
澪「まあ憂ちゃんも梓もさ、仲直りしような!」
梓「ええと…憂?」
憂「…梓ちゃん、色々ごめんね?」
唯「さあお二人さん、仲直りの握手握手!」
梓「あはは…またよろしくね?憂」
憂「うん!よろしくね!」513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:03:32.53 ID:ChvjE5a50
これで終わる訳ないよな
520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:07:34.99 ID:xjZKqZJnO
翌日
憂「おはよう梓ちゃん!」
梓「あ…おはよう憂!」
憂「皆も普通に話しかけてくれるようになってよかったね!」
梓「うん、よかった…」
憂「梓ちゃん、今日は一緒にお弁当食べようね♪」
梓「いいよ!憂!」530 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:14:04.29 ID:xjZKqZJnO
昼休み
梓「この卵焼きおいしい…自分で作ったの?」
憂「そうだよ!あ、梓ちゃんのプチトマトもらっていい?」
律「おーい憂ちゃん」
憂「あ、どうしたんですか律さんに紬さん?」
紬「今日唯ちゃんが学校来てないんだけど…何か知らない?連絡も来てないみたいなんだけど」546 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:18:07.22 ID:ChvjE5a50
※憂がおいしくいただきました
556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:21:45.83 ID:xjZKqZJnO
憂「…実はお姉ちゃん、両親と一緒に海外旅行行くことになって…先生に言うの忘れちゃいました」
律「そうなのか…まったく唯の奴、一言言っていけばいいのに」
紬「でもずいぶん急ね…昨日の今日で」
憂「ウチの親、いつも急なんですよー」
律「まあ唯の親だからな…ありがとう憂ちゃん」
紬「よかったら軽音部に顔出してね?」
憂「はい!」
梓(憂…何か隠してる…?)561 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:24:36.48 ID:ygL4IujTO
憂の言い訳が苦しい
564 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:25:31.34 ID:xjZKqZJnO
梓「ねえ憂」
憂「なあに?梓ちゃん」
梓「…唯先輩、どこに旅行しに行ったの?」
憂「……」
梓「憂?」
キーンコーン…
憂「あ、授業始まるよ?行こう梓ちゃん」
梓「うん…」
梓(やっぱりなにか隠してる…)567 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:28:09.95 ID:xjZKqZJnO
放課後
梓「ねえ憂、一緒に部活に行かない?」
憂「ごめん梓ちゃん、私これから用事あるから…皆さんによろしくね」
梓「憂…?」573 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:35:45.23 ID:xjZKqZJnO
澪「なんだよ唯の奴、何も言わないで…」
梓「…でもおかしくないですか?いくらなんでも急すぎですよ」
紬「確かに昨日までそんなこと一言も言ってなかったわ」
律「じゃあ、憂ちゃんが嘘ついてるってことか?」
澪「まさか…まあ、気にしてもしょうがないし、練習しよう!」
梓「はい…」584 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:40:10.55 ID:xjZKqZJnO
律「よーし解散!」
梓「久しぶりに合わせたら疲れました…」
紬「あらあら、大変ね」
澪「さ、じゃあ帰るか」
律「ちょいちょい、澪?」
澪「なんだよ律?こそこそして」
律「これからさ、二人で唯の家行かね?」586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:43:27.97 ID:xjZKqZJnO
澪「えっなんで?」
律「いや、梓の話聞いてたらさ、もしかしてホントに唯がいるんじゃないかって」
澪「やめとこうぜ?憂ちゃんにはなんて言うんだよ」
律「憂ちゃんにはお菓子もってきたっていえばいいよ、なあ行こうぜ?」
澪「わかったよ、しょうがないな…」
595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 19:50:31.67 ID:xjZKqZJnO
翌日
憂「おはよう梓ちゃん!」
梓「あ、おはよう憂」
憂「梓ちゃん、昨日部活どうだった?」
梓「え、楽しかったよ?」
憂「ふーん…」
梓「…憂?」
紬「梓ちゃん!」
梓「どうしたんですか?ムギ先輩」
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