闇速

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紬「今日は紅茶におしっこを入れてみたの~」 

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 13:36:35.12 ID:z288ZTzw0
とある初夏の日の音楽室。

澪「いやー、今日はいっぱい練習しちゃったなあ」

唯「疲れちゃったよぉー」

律「私も疲れたー。もう帰ろうぜー」

澪「何言ってんだよ、まだ完全下校時刻までは早いだろ。
  なあ、ムギ」

紬「そうねぇ、もうちょっと練習したいわね」

律「嫌だ! 誰が何と言おうと帰る! 行くぞ唯!」

唯「アイアイサー!」

そういうと2人は鞄を持って、
さっさと音楽室から飛び出して行ってしまった。

澪「はあ、ったく……ごめんな、ムギ」

紬「澪ちゃんが謝ることないわ。
  それに、ああいう二人を見てるのも楽しいから……」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 13:44:58.93 ID:z288ZTzw0
唯と律は下駄箱のところで待っていた。

律「遅いぞー」

澪「まったく、ティーセット片付けてカギ返しに行ってたんだから、
  それくらいの時間かかるっつーの」

唯「えへへ、明日は私たちがやるから」

澪「そんなこと言って、いっつもまともにやらないだろ。
  ムギもなんか言ってやってくれ」

紬「じゃあ明日は私がサボって帰っちゃおうかしら」

澪「おい、ムギ~」

律「はっははっ」

紬「うふふ……」

なんでもない日常、
よくある部活の仲間たちとの風景だった。

紬「……」




7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 13:51:41.84 ID:z288ZTzw0
4人は学校から出て、各々の自宅に向かって歩き始める。
途中までは4人一緒だが、5分ほど歩いたところにある交差点で
唯、澪と律、そして紬というふうに分かれてしまう。

唯「でねー、それが実はブロッコリーだったんだー」

澪「だろうな」

紬「唯ちゃん、緑色の方がブロッコリーよ」

律「白い方がカリフラワーだっけ」

唯「そーだっけー……あ、私こっちだから。じゃねー」

澪「おう、じゃあな」

律「また明日なー」

紬「ばいばい、唯ちゃん。澪ちゃんたちも、ばいばい」

澪「おう」

律「じゃーなー」

紬「ええ……」




8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 14:03:25.96 ID:z288ZTzw0
紬は3人と分かれて一人になった。

陽は沈みきっておらず、あたりはまだ明るかった。
商店街の喧騒の中を、紬は一人とぼとぼ家に向かって歩いた。

紬「はあ……」

できればもっと部活をやっていたかったし、
唯たちとお喋りをしていたかった。
ただ、唯や律の突拍子もない振る舞いを見るのも楽しい、
というのも嘘ではない。

紬「軽音楽部にいる時間が永遠に続けばいいのに」

紬にとって部活動をやっている時間が一番楽しかった。
4月に軽音部に入ってからというもの、
彼女は部活が楽しくて楽しくて仕方がなかったのだ。

紬「帰りたくないなぁ……」

そんな思いに反して、
紬の足は彼女を自宅へと運んでしまった。




10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 14:11:24.17 ID:z288ZTzw0
紬の家はここいらで一番の豪邸だった。

どう考えても大きすぎる正門の前を通り過ぎ、
裏の勝手口から家に入る。

紬「ただいま」

斉藤「お帰りなさいませ、お嬢様……」

紬「待ち伏せていたの?」

斉藤「はい、今日も勝手口からお帰りになるだろうと」

紬「……」

斉藤「ここは召使どもの使う出入口でございます。
   お嬢様には正門を使っていただきませんと……
   そのように旦那様もおっしゃっております」

紬「いいじゃない、別に……どこから帰ったって」

斉藤「お嬢様がこちらをお使いになると、
   われわれとしても落ち着きませんので」

紬「……」




11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 14:22:06.06 ID:z288ZTzw0
紬は斉藤との会話が面倒になり、
早歩きで自分の部屋へと向かった。

紬の部屋は高校生にしてはかなり広く、
一通りのものは揃えられていた。
もっとも、紬が望んで買ってもらったものではなかったのだが。

紬「はあっ」

部屋に入るなり紬は乱暴なため息をついて、
鞄を勉強机の上に放り投げ、ベッドに倒れ込んだ。

紬(正門から出入りしろ、ですって……
  あんな仰々しい場所から出て行っても恥ずかしいだけだわ……
  ああいうのを喜ぶのは、お父様みたいな人種だけよ)

その時、スカートのうちで携帯電話が震えた。
ポケットから取り出してみると、唯からのメールだった。

唯『ムギちゃん、明日はカステラが食べたいなっ♪』

紬「ふふっ……唯ちゃんたら」

そんな脳天気なメールを見た瞬間に、
紬はイライラがとかされていくのを感じた。




13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 14:30:48.80 ID:z288ZTzw0
すぐにメールを返してやろうと思ったが、
その考えはノックの音によって遮られた。

紬「誰?」

斉藤「お嬢様、家庭教師の先生がお見えになっております」

紬「ああ……入ってもらって」

ガチャ
教師「こんにちは紬さん」

紬「こんにちは……」

今日は家庭教師が来るということをすっかり忘れていた。
もっとも、来ない日の方が少ないのだが。

紬は桜高に入ったが、
それはもっとレベルの高い高校に落ちてしまったからだった。
紬の父はそれに怒り、家庭教師が来る日と勉強時間を倍にしたのだ。

教師「じゃあ、まずは夕飯まで勉強しましょうね。
    昨日の復習から」

紬「はい……」




16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 14:39:55.32 ID:z288ZTzw0
父の考えどおりに紬の成績は少しづつではあるが上がっていた。
紬は勉強に対するやる気をまったく持っていなかったが、
こうして詰め込まれれば嫌でも出来るようになってしまう。

教師「そうね、正解。こっちに使う公式は覚えているかしら?」

紬「はい、これですよね……」

教師「そうね、じゃあ答えは?」

紬「x=7です」

教師「正解です。紬ちゃんは頭の回転が速いわね」

紬「はァ……」

紬はなるべく勉強ができすぎないようにしていた。
父の思惑通りに成績を上げさせられてしまうことが悔しかったからだ。
かと言って勉強をサボると、父はまた家庭教師の時間を増やすかも知れない。
それは嫌だった。
そして何も出来ずに父と家庭教師のご機嫌取りをしている自分も嫌だった。

ノックの音がした。

斉藤「お嬢様、お食事の時間でございます」




19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 14:49:58.77 ID:z288ZTzw0
斉藤と給仕が料理を運んできた。
テーブルの上に、大きなお皿が次々と並べられていく。
給仕がクローシュを取ると、料理のいい匂いが立ち上ってきて、
紬の食欲を刺激する。

斉藤「先生のぶんもございますので、どうぞ」

教師「あら、いつもすみません」

一流のシェフによる一流の料理。
家庭教師はこれが楽しみで仕方がないようだったが、
朝昼晩と毎日三食もこんな食事では飽きてしまう。
紬は昔から自分の家の料理が嫌いだった。
いつか友人たちと食べたジャンクフードのほうがよっぽど美味しかった。

教師「いただきます」

紬「……いただきます」

一般的にはこういう料理は美味しいと思われているらしいが、
紬はどこが美味しいのか理解できたことがなかった。
幼い頃、「普通のご飯が食べたい」と斉藤に申し出て一蹴されたことを思い出した。

紬はただ高いだけの料理を作業的に口へと運んで行った。

紬「……」




20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 14:57:48.62 ID:z288ZTzw0
斉藤「お嬢様。お父様が明日、お帰りになるそうです」

紬「……そう。お母様は?」

斉藤「申し訳ありません、
    お母様がいつお帰りになるかは存じあげません」

紬「そう」

紬の両親は家にいることが少なかった。
二人とも多忙の身で、仕事のために日本中、世界中を駆け回っているのだ。
これは紬が生まれた頃からそうだった。
そのため、紬は両親との思い出どころか、
ほとんど会話を交わしたことさえなかったのだった。

紬「……おかしなものね」

斉藤「はい?」

紬「いえ、なんでもないわ」

おかしなものだ。
父も母もまともに話したこともないのに、
紬を自分たちの娘として恥じない存在であるように育ててようとしている。
見えないところから、両親は紬の全てを監視して、操ろうとしている。
そんなものが親子関係と言えるのか。




22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 15:06:26.21 ID:z288ZTzw0
食後も勉強が続けられた。
途中で教師が交代し、その日の勉強が終わったのは、
夜の12時半のことだった。

教師「今日も遅くまでお疲れさま。
    しっかり復習しておいてね」

紬「はい。あいがとうございました……」

簡単な挨拶をかわして、家庭教師は帰っていった。
やっと一人になることができた。

紬「はああ~っ……」

紬は大きなため息をついた。
なんでこんな遅くまで勉強しないといけないのか。
まったくもって無意味だし、退屈なだけだ。
いつまでこんな、親の言いなりのような
生き方を続けなければならないのだろう。
本当に窮屈だ。
こういう時は、アレをするに限る。

紬「……」

紬は窓を開けてベランダに出た。




25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 15:13:07.69 ID:LWUXtoQlO
いったいなにがはじまるんです?




26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 15:18:32.43 ID:z288ZTzw0
紬「……」

夏の夜に特有の変な涼しさを体に感じながら、
ゆっくり一歩ずつ進んでいく。
ベランダというには広すぎて、テラスと言ったほうが適切かも知れない。

紬は広いベランダの真ん中で、そこよりももっと広い夜空を仰いだ。
空にはぽつんと丸い月が独りぼっちで浮かんでいた。
星を見ようと思ったが、街中なのでよっぽど明るい星でなければ見えなかった。

ちょっとセンチメンタルな気分になりつつ、
紬はパンツを下ろして、その場にしゃがみこんだ。

紬「…………ん……んぅ」

溜まりに溜まっていたおしっこが、
紬の股間から溢れ出した。
紬は恍惚とした表情を浮かべながら、真っ暗な夜空を見上げる。

いつの頃からこんなことをやりだしたのかは覚えていない。
しかし、これは幼い時から遊びさえも制限されていた紬にとっての
唯一の娯楽と言っても過言ではなかった。
屋外での放尿に伴なう開放感と少しの背徳感が、
紬に少しの間だけ自由をくれるような気がしていた。
同時に紬をガチガチに縛り付ける琴吹家へのささやかな反逆でもあった。




29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 15:26:07.36 ID:z288ZTzw0
紬「はあー…………」

高校に入ってから……軽音部に入ってからは、
こんなことをする回数も少なくなっていた。
家で積もりに積もったストレスは、
軽音部のみんなと楽しく過ごすことで解消されていたからだ。

軽音部は、紬に初めて友達というものをくれた。
楽しいという感情を味わわせてくれた。
紬はできることならずっと軽音部にいて、家に帰りたくなんてなかった。

紬「ふう」

秘密の遊びを終えて、紬は部屋に戻った。
そしてお風呂に入り、
明日持っていくお菓子をチェックして、
学校の用意をし、
午前2時頃に眠りについた。




31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 15:34:04.34 ID:z288ZTzw0
翌日、放課後。
澪の口から重大発表がなされた。

澪「合宿をします!!」

唯「がっしゅく?」

澪「ああ、このままじゃいけない。
  みんなで朝から晩まで、みっちり練習するんだよ!」

律「へえ。それはいいけど、どこでやるんだ?」

澪「そ、それは……ムギ、もしかして別荘とか持ってたり……」

紬「ええ、あるけど」

澪「あるのっ!?」

紬「今日お父様が帰ってくるから、
  貸してもらえるように頼んでみるわね」

澪「じゃあよろしく頼むよ、ムギ」

唯「わーい、お泊りお泊り~」

澪「遊びにいくんじゃないからなー……」




34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 15:41:55.69 ID:z288ZTzw0
律「でも、高校生だけが使うのに貸してくれるのかな」

紬「……たぶん……大丈夫だと思う」

澪「あ、あんまり無理にとは言わないからな。
  ダメならダメで、それでいいし……」

紬「ええ……」

はっきり言って貸してもらえる自信はなかった。
娘が勉強を放り出して部活の方を優先したとすれば、
父は怒って紬を夏休みのあいだ外出禁止にしてしまうだろう。

それに、ほとんど会話をしたことがない父と話すのも怖かった。
それでも別荘を使うには父の許可をとらなければならない。
なんとか父に立ち向かい、みんなと一緒に合宿をやりたい。

紬(斉藤にも一緒に……いえ、私だけでやらなきゃ)

琴吹家から自分の自由を勝ちとるためには、
家の者の力を借りるのは筋違いだと思った。




35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 15:47:53.36 ID:z288ZTzw0
その日はいつも通りにお喋りと練習をして、
午後5時半に解散となった。

紬「……」

唯「どしたの? ムギちゃん」

紬「あ、いえ……実は別荘の使用許可を父にもらうの、
  なんだか緊張してきちゃって」

律「お父さん、怖い人なのか?」

紬「そうじゃないんだけど、全然喋ったことないから。
  私の方から話しかけることになったのって初めてで……
  怖い人かどうかは分からないけど、厳しい人だとは思うわ」

澪「そうなんだ……」

唯「よし、じゃあ私たちもムギちゃんと一緒にお願いしに行こう!」

律「おっ、いい考えだな」

紬「ご、ごめんなさい。気持は嬉しいんだけど、私一人で話したいから」

唯「そ、そっか。ごめんね」

紬「ううん、ありがとう」




37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 15:56:28.91 ID:z288ZTzw0
そんなことを話した後、紬は交差点でみんなと分かれ、
家路を急いだ。

紬「……!」

自宅の正門の前に、大きな黒塗りの車が止まっているのが見えた。
付き人と思われる人のあとに車から出てきたのは、紬の父親だった。

遠目のためよくは見えない、
服装も髪型も以前に見たときとは違っている……
しかしそれでも自分の父親だと分かるのは親子の絆というもののおかげか。

紬は思わず駆け出した。
父親に向かって一直線に走っていった。
門をくぐり、父が玄関で靴を脱いでいるところに
やっと追いついた。

紬「はあ、はあ……お父さん」

父「紬か……そんなに走るもんじゃない。はしたないだろう」

久々の再会、開口一番浴びせられたのはお小言であった。
しかしそんなことにショックを受けてはいられない。

紬「あの、今日は暇なの?」

父「忙しい」




39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 16:04:11.48 ID:z288ZTzw0
紬「あのね、話したいことがあって……
  時間作ってもらえないかしら」

父「時間のかかる話か。
  ならば食事の時に、私の部屋に来い。
  斉藤にでも呼ばせに行くから」

紬「う、うん……ありがとう」

父「ああ」

父は短く返事をすると、付き人と仕事の話をしながら
階段を登って二階へと消えていった。

紬「ふふ」

取り付く島もなくあしらわれるかと思っていたが、
きちんと話す時間を持つことに成功した。
あの父と会話することが出来る。
これだけでも大収穫だ。

さて、あとはどのようにお願いするかが問題だ。




41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 16:12:56.26 ID:z288ZTzw0
下手にお願いすれば、合宿ができなくなるどころか
最悪の場合には軽音部を辞めさせられてしまうかも知れない。
勉強を頑張るから……と条件をつけるのがいいか。

紬(いや、落ちこぼれ高校に行った私が言っても説得力の欠片もない)

ベッドの上でごろごろしながら物思いにふけっていると、
部屋のドアがノックされた。

斉藤「お嬢様。お父様がお呼びでございます」

紬「はやっ」

まだ考えはまったくまとまっていない。
こうなったら直球勝負で行くしかない……が、
そんなことをすると父も直球を返してくるだろう。
その直球がどんなものかはだいたい想像がつく。

いや、うだうだ考えても仕方がない。
父だって、きっと分かってくれるはずだ……。
そう自分に思い込ませるように何度も胸の内でその言葉を唱え、
「よしっ」と気合を入れて、紬は父の部屋へと向かった。




43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 16:16:02.78 ID:7YRWwvNJ0
スレタイが秀逸すぎる




44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 16:20:40.94 ID:z288ZTzw0
父の部屋に行くと、
家中のどの部屋よりも立派なドアが出迎えてくれる。

紬は静かに、コンコンと2回ノックをした。

父「入れ」

その声を聞いてから、
紬は大きなドアを開け、中に入る。
父はデスクで食事の最中だった。

紬「……久しぶりね、お父さん」

父「そうだな。会うのは2年ぶりか」

紬「ええ、そんなところかしら。
  もっと帰ってきてくれればいいのに」

父「……そんな話をしに来たのか。
  早く本題に入れ。お前と話していられるのは残り3分25秒だ」

紬「えっと……」

父「……」

紬「部活のみんなと合宿をしたいから別荘を貸してほしいの」

父「だめだ」




45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 16:27:12.65 ID:z288ZTzw0
父「話しは終わりか」もぐもぐ

紬「ど、どうしてダメなの……?」

父「当然だ。夏休みには家庭教師に特別プログラムを頼んである。
  お前に泊まりで遊ぶ暇などあるわけがないだろう」

紬「……べ、勉強も大事だけど、部活も……」

父「合唱部の合宿ならお前抜きでも出来るだろう」

紬「が、合唱部?」

父「?」

紬「わ、私、合唱部じゃなくて軽音楽部よ……」

その言葉を聞いた父は、静かな表情のまま
拳をドンッと机に叩きつけた。

紬「ビクッ」

父「どういうことだ。私はお前が合唱部に入ったと聞いていたが」

紬「え、でも、私は軽音部に……」




47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 16:34:06.30 ID:z288ZTzw0
父「ふざけるな!
  軽音楽などという俗っぽい部活を、
  私が許すわけないだろう!!」

紬「でもっ」

父「黙れ! 合唱部に入ったなどという嘘までついて……!!
  今すぐにそんな部活は辞めてしまえ!!
  琴吹の娘にこんなことが許されるとでも思っているのか!!」

紬「私はっ……」

父「珍しくお前との会話があると思ったらすぐこれだ。
  お前は我が家の恥さらしだ」

紬「……」

父「金輪際、学校以外の外出は禁止にする。
  学校に連絡を入れて軽音部も辞めさせる。
  家庭教師の時間も倍に増やす。わかったな!」

紬「……っ!!」

紬は何も言わず、
踵を返して部屋から飛び出して行った。




48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 16:40:06.34 ID:z288ZTzw0
部屋の外には斉藤がいた。

斉藤「お嬢様、お話はなんだったので?」

紬「……あなたね。私が合唱部にいるってお父さんに言ったのは」

斉藤「なぜ、それを……」

紬「なんでそんな、バカなこと……あなたのせいで……
  どうしてっ……!」

斉藤「……お嬢様が軽音楽部にお入りになるのを、
    旦那様は確実に反対なさると思いましたので……
    ここに旦那様がお帰りになることはほとんどありませんし、
    真実を知られることはないと思ったのですが……」

紬「言い訳なんて聞きたくないっ!」

斉藤「お嬢様に黙ってこのようなことをしてしまい、
    申し訳ございませんでした……」

紬「もう謝って済むことじゃないわよっ!」




53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 16:47:34.73 ID:z288ZTzw0
感情に任せて当たり散らしてしまったが、
斉藤が悪くないことなど百も承知だった。
自分がいけないのだ。
父の意向に沿って生きていなかった自分が。
琴吹家の人間として恥じるようなことをした自分が。
軽音楽などというくだらない遊びにはまってしまった自分が。

紬「……っ」

斉藤「お嬢様……」

紬「ついてこないでっ!」

もう嫌だった。
この家のなにもかもが嫌だった。
こんなところにいても、
父の思うがままに育てられて、飼い殺されるだけだ。
自分のしたいことが何も出来ないままに死を待つだけだ。
籠の中の鳥……いや、そんな可愛いものじゃない。
置物とか、美術品とか。そういった類。

紬は家を飛び出した。




57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 16:56:31.72 ID:z288ZTzw0
紬は一心不乱に走り続けた。
行くあてなどない。
ただ、あの家から離れられればどこでも良かった。

紬「はあっ、はあっ……うううっ、ぐすっ……はあ、はあ」

10分ほど全力疾走を続けるとさすがに体力の限界がきた。
立ち止まってあたりを見回すと、見たことのない場所だった。
一瞬だけ不安になったが、
今の自分にとっては都合のいいことだった。
一時的にだが、自分を縛るなにもかもから解放されたような気がした。

紬はふと目に入った公園で休憩することにした。
公園には子供用の遊具が並んでいたが、
遊んでいる子供の姿はなかった。
もう暗くなったし、家に帰ってしまったのだろう。
そしてあたたかい家族に囲まれて、質素ながらも美味しい夕食を食べているに違いない。
それに引き換え、我が家は……。

紬「はあ」

紬は自販機でコーヒーを買い、
ベンチに腰掛け、一息ついた。




59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:03:56.07 ID:z288ZTzw0
紬はコーヒーを飲みながら、今後のことについて考えた。

紬(どのみち家には戻らなきゃいけない。
  そうしたら軽音部を辞めさせられて、
  もっともっと勉強の時間が増えてしまう……
  自由を根こそぎ奪われてしまうんだ)

あの楽しかった軽音部の日々は、
もう2度と帰ってこなくなってしまうのだ。
みんなとお喋りをしたことも、
楽器を買いに行ったことも、
初めて音を合わせた時の感動も、
みんなでアルバイトをした時の喜びも、
全部なかったことになる。

それに紬が抜ければ、
軽音楽部は人数不足のために廃部になってしまう。
自分だけがつらい思いをするならまだしも、
友達にも迷惑をかけてしまう……
それは絶対に嫌だった。

紬「……っ」

コーヒーを飲んだせいか、トイレに行きたくなってしまった。
しかしあたりを見回してもトイレはなかった。




62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:11:56.89 ID:z288ZTzw0
紬「……」

真っ暗な公園には人はいない……。
紬の頭にある考えが浮かんできた。

紬(いや、でも、流石にそれはダメよ……人間として……)

しかしこのままでは、
不安とストレスと罪悪感に押し潰されてしまいそうだった。

紬(……誰もいない……けどねえ……)

いつもベランダでやっていた秘密の遊び。
それを今ここでやれば、どれだけの開放感を得られるだろう。

紬(いや、絶対ダメ!! 見つかったらお父さんに怒られるどころじゃ……)

無人の公園。
ストレスの発散。
込み上げる尿意。

紬(…………)




63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:13:16.42 ID:7YRWwvNJ0
●REC




65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:20:48.69 ID:z288ZTzw0
紬は今までにないくらいに興奮していた。
この胸の高鳴りは、何もせずに沈めてしまうには惜しかった。

紬(誰もいない……誰もいないわよね)

きょろきょろと用心深くあたりを見回し、
無人であることを確認する。
夜の帳が降りた公園には人の気配はなかった。

紬(そうよ……外灯はあるけど、こんなに暗かったら
  遠目には何やってるか分からないはずだわ……)

紬はもう一度公園中に視線を巡らせた。
そして、ついに意を決して、
スカートの中に手を入れ、パンツを下ろしたのだった。

紬(…………こんな端っこでやってもつまらないわ、
  どうせなら真ん中の方で)

下ろしたパンツを履き直し、公園への中央へと歩いていく。
そして再びパンツを下ろし、しゃがみこんだ。

膀胱の締りを緩める。
さあ、ついに悦楽の時……。

唯「ムーギちゃん!」

紬「うわああああああああああっ!!」




66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:22:51.18 ID:Nrnqb072O
ウワァァワァァ!!




67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:24:18.15 ID:++Rr+6Mu0
ぎゃーーーーーー!!!!




68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:25:09.48 ID:Fqw5dMmT0
いやあああああああ!!!!!




69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:27:36.97 ID:z288ZTzw0
紬は思わず尻餅をついてしまった。

唯「どーしたの? ムギちゃん。
  こんなとこにしゃがみこんで~」

紬「な、な、な、な、な、な、なにって…………
  唯ちゃんこそここで何してるの!?」

唯「憂に頼まれてお使いに行ってたんだ~。
  でね、この公園を通り抜けるのが近道なんだけど、
  ムギちゃんを見かけたから、なにやってるのかなーって思って、
  木の陰に隠れて見てたんだー」

紬「そ、そ、そ、そうだったの……」

唯「で、ムギちゃんこそ何してたの……ん?」

そこで唯は初めて、紬がパンツを下ろしていることに気がついた。

唯「ムギちゃん……ホントに何やってたの?」

紬「……っ」

バレてしまった
最も大事な友人の一人に、秘密の遊びが。




71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:35:57.71 ID:z288ZTzw0
どうしよう、という思いが脳をよぎったが、
今となってはもうどうでもいいことだとすぐに気がついた。
そう、もう軽音部に入られない。
唯たちともお別れせねばならないのだ。
どうせあの父親は、紬の学校での交友関係にも制限をかけてくるだろうから。
友達ではなくなるのだから。

紬「……趣味なのよ」

唯「シュミ?」

紬「ええ、こうして外でおしっこするの……」

唯「え……」

紬「いつもは自分の部屋のベランダでやってて、
  こういうとこでするのは初めてなんだけどね。
  すっごく気持ちいいのよ、開放感っていうか……
  なんか悪いことしてる気分になるのも、良いの……
  家で嫌なことがあったらよくやるの。
  琴吹家の生活は窮屈だけど、
  こうしてるときはなんか自由って感じ」

なんてバカなことを話しているんだろう、と紬は思っていた。
こんなことを言っても気持ち悪がられて、
変な目で見られてしまうだけだ。




77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:43:57.65 ID:z288ZTzw0
紬「でね、今ここでおしっこしようと思ってたら唯ちゃんが来たの」

紬は一気に話し終えてから、唯の顔を見上げた。
暗くて顔はよく見えなかった。

唯「……」

紬「……」

唯「……じゃあ、見ててあげる」

紬「えっ?」

唯「ムギちゃんが、おしっこするとこ」

そう言って唯はしゃがんだ。

唯「そのほうがきっと気持ちいいよ」

紬「っ……」

なぜそんなことを唯が思いついたのかは分からない。
しかし、唯が言うとおりかも知れなかった。
友人が見ている前でのおしっこ……。
甘美な響きを持つ言葉ではあるがが、
まさに未知の領域であり、踏み込んではいけないような気がした。




78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:47:04.32 ID:MfD/n4CeO
もちつけ




79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:49:26.23 ID:z288ZTzw0
紬「……」

しかし、もうどうでもいいではないか。
踏み込んではいけない理由などない。
引き返す必要などない。
今まで以上の快楽を得られるなら、それでいい。

紬「じゃあ、見ててくれる?」

唯「うん」

紬はしゃがみ直し、脚を開け、
スカートをまくりあげた。
唯の視線が、紬の秘部に注がれる。

紬「い、いくわよ……」

唯「うん……」

紬「……ん……あふ……」

そしてついに放尿が開始された。
広い公園のど真ん中で、友人に見られながら……
そのシチュエーションは紬に最高の快感を与えたのであった。

紬(ああ……いい……!)




80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:53:30.18 ID:z288ZTzw0
ショロロロロロロロロロロ

唯「これがムギちゃんのおしっこ……」

紬「もっと見て、唯ちゃん……」

唯「うん……」

唯は紬の脚の間に顔をぐいっと近づけた。

紬「かかっちゃうわ……」

唯「いいよ……」

ショロロロロロロロロロロ

唯「いっぱい出るね……」

紬「溜まってたから……」

唯「すっごく気持ちよさそうだよ、ムギちゃん」

紬「ええ、すっごく気持ちいいもの……」




82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 17:59:59.06 ID:z288ZTzw0
放尿の20秒という時間のあいだに、
紬は天にも昇るような気分を味わっていた。

紬「ふう……」

唯「終わっちゃった」

紬「……ありがとう、唯ちゃん」

唯「ううん、いいんだよ……こっちこそありがとう」

紬「うん……」

紬はティッシュで股を拭き、
立ち上がってパンツを履き直した。

唯「ところで、なんでムギちゃんはこんなとこにいたの?
  ムギちゃんの家ってもっと遠かったよね」

紬「……家で、ちょっとね。
  そうだ、別荘借りられなかったの。ごめんなさい」

唯「そうなんだ、別に謝んなくてもいいよ」

紬「それから……軽音部も辞めなきゃいけないの」

唯「えっ……どういうこと?」




83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 18:02:17.34 ID:z288ZTzw0
予想以上に時間がかかってしまった
まだスレタイにすら辿りついてないけどちょっと抜ける
ごめんちょ




89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 18:45:09.54 ID:z288ZTzw0
再開




90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 18:45:54.24 ID:ZhqX+wmAO
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!




91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 18:57:32.69 ID:z288ZTzw0
紬は家であったことを全て打ち明けた。
父と言い争ったこと。
軽音部に入ってはいけなかったこと。
家を飛び出してきたこと。

唯「そうだったんだ……」

紬「ええ、だから……唯ちゃんたちとも、もう遊べない」

唯「で、でもそんなのって酷いよ!
  分からず屋すぎるよ、ムギちゃんのお父さん!」

紬「いいのよ。間違っていたのは私だもの。
  その間違いに、唯ちゃんたちまで巻き込んでしまった。
  全部私が悪いの」

唯「そんなことない! ムギちゃんは……」

紬「もういいの。ありがとう。
  今まで楽しかったわ……さよなら」

唯に背を向け去っていこうとする紬。
その肩を、唯ががしっと掴んだ。

唯「そんな家に帰ることないよ!
  うちに来て、ムギちゃん」




93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 19:06:29.23 ID:z288ZTzw0
紬「でも……」

唯「ダメだよ……
  このままムギちゃんと絶交だなんて……そんなのダメ」

紬「……」

唯の家に行くということは、
一時的にではあれ本格的に家出をするということだ。
紬は今まで悪いことなど一度もしてこなかった。
非行も不良も自分とは無縁のものだと思っていた。
しかし今、家出という選択肢を突きつけられている。

家出をしたところでなにも変わらないだろう。
こんな形で家に対する抗議をしても、
自分の言い分を聞き入れてもらえるはずがない。
でも、父が待つあの家にはもう2度と戻りたくはなかった。
大事な友人と別れてしまうのも嫌だった。

紬(そうだ。どうせ何も変わらないなら、
  少しでも、この友人と一緒にいることを選べばいいんだ……)

紬は唯の手を握った。

唯「ムギちゃん……」




97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 19:12:58.44 ID:z288ZTzw0
平沢家に行くと、
憂が出迎えてくれた。

憂「おかえりなさい、お姉ちゃん……
  と、紬さん、でしたっけ」

紬「ええ、お邪魔させてもらっていいかしら」

憂「いいですよ~」

唯「ムギちゃん、今日泊まってくからねっ」

憂「え……えええっ!?
  と、と、泊まっ……泊ま……」

紬「あ、ご、ごめんなさい……迷惑だったかしら」

憂「あー、いや、別に、そんなんじゃ、ないです……けど。
  ま、まあ、どうぞ……何も無いですけど」

紬「いきなり押しかけちゃってごめんなさい……
  お邪魔します」

そのとき紬の携帯電話が鳴った。




99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 19:18:58.97 ID:Io1cMK+WO
心なしか憂の態度悪いww




100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 19:19:07.83 ID:z288ZTzw0
着信は斉藤からだった。
一瞬迷った後、紬は電話に出た。

紬「……もしもし」

斉藤『お嬢様、今どこに……』

紬「友達の家よ」

斉藤『そうですか……詳しくはお聞きいたしません。
    こちらはこちらで上手くやりますので』

紬「……?」

斉藤『私はいつでもお嬢様の味方でございますから。
    言い訳がましいようですが、お嬢様が合唱部に入ったと
    嘘をついたのもお嬢様をお守りするためでございます』

紬「……ええ、分かっているわ。
  さっきは怒ったりして、ごめんなさい。明日には帰るから」

斉藤『いえ、お気になさらず。
    私はお嬢様が無事ならば、それで良いのです。では』

紬「ええ……」




101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 19:27:43.48 ID:z288ZTzw0
紬が電話をしている横で、
憂と唯は小声で話し合っていた。

憂「ねえ、紬さん、何かあったの?」

唯「まあ、色々あってさ……」

紬「じゃあね、斉藤。そっちはよろしく……」ピッ

憂「あ、紬さん。晩御飯、お食べになりました?
  うちは今からなんですけど……よかったら」

紬「いいのかしら?」

憂「ええ、カレーですから」

紬「カレー、か……ええ、じゃあ頂いてもいいかしら」

憂「はい、お口に合うか分かりませんけど」

憂の手作りのカレーライス。
それは紬が幼い頃より求め続けた家族の味だった。
唯、憂と談笑しながらの食事は、
初めて紬に食事というものが楽しいと思わせた。




102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 19:33:59.44 ID:z288ZTzw0
食事の後、唯と憂が入るのを待ってから、
紬は風呂を借りた。

唯の部屋。

紬「いいお湯だったわ。ありがとう」

唯「えへ、どういたしまして」

紬「……」

いつもなら『ムギちゃんちのお風呂の方がいいお湯でしょー』なんて
言われるのだろうが、今日はそういうことを言ってこない。
唯なりに気を使ってくれているのか、と紬は考えた。

紬「ちょっとトイレ借りていいかしら」

唯「あ、私もおしっこしたいんだ」

紬「そう? じゃあ唯ちゃんが先に……」

唯「一緒におしっこしようよ」

そう言いながら窓を開ける唯。

紬「へ?」




104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 19:40:33.62 ID:z288ZTzw0
唯「いいでしょ?
 ムギちゃんがおしっこするとこ、もう1回見たいんだ」

紬「え、ええ、いいけど……」

いけないことだとは思った。
しかし、先程の興奮と快感をもう一度味わえる……
そう思うと、いてもたってもいられなくなっていた。

2人は下半身裸になり、
ベランダに出た。

しゃがんで向かい合う2人。

唯「せーの、でいこうね」

紬「ええ、いいわよ。じゃあ、せーのっ……」

唯「……んっ……」

紬「うぅん…………」

ショロロロロロロロロロロ




106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 19:45:35.85 ID:++Rr+6Mu0
連wれwシwョwンw




107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 19:48:55.98 ID:z288ZTzw0
唯「はふぅ……癖になるねぇ、これ……」

紬「そうでしょう……」

唯「ムギちゃんがこれを始めたきっかけってなんだったの?」

紬「いつから始めたかは覚えていないわ……
  ただ、琴吹家に縛られるのが嫌で……
  抵抗したくて、でもできなくて……
  どうしようもない気分だったのは覚えてる」

唯「どうしようもなかったから、ベランダでおしっこを?」

紬「ええ。父の権力は絶対的なものだったから、
  どうやって立ち向かえばいいのか分からなかった。
  だから、一人で出来る抵抗をやろうと思ったの」

唯「それが……」

紬「そう、ベランダでのおしっこ。
  そんなとこでおしっこをするなんて父が聞いたら怒り狂ったでしょうね。
  父は私をただ規則通りに生きる真面目な子に仕立て上げようと思っているから。
  だから私は、ベランダでおしっこをするといういけない行為によって、
  私の中にいる父の存在を否定してやったの」

唯「ほえー、なんかかっこいいね」




110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 19:55:22.64 ID:z288ZTzw0
紬「かっこいいものじゃないわ……
  所詮はただの自己満足。根本的な解決にはなってないもの」

唯「でもムギちゃんはたった一人で頑張ってたんだもん、
  それはすごいよ」

紬「そうかしら…………ふう」

そんな会話をしているうちにおしっこは終わってしまった。

唯「ふう……もっとおしっこしたいね」

紬「でも、そんなに出ないわよ」

唯「じゃあ水分補給しよう!
  台所からお茶持ってくるね。あ、コーヒーのほうがいいかな」

紬「そうね、コーヒーのほうがすぐおしっこ溜まるわね」

唯「うん、じゃあ持ってくるからちょっと待ってて!」

紬(唯ちゃんにおしっこのことを打ち明けて良かった……
  まさか唯ちゃんまで野外放尿にはまるとは思わなかったけど、
  仲間ができたのは嬉しい……
  でも、その仲間と楽しく過ごせる時間も、もう……)




115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:03:47.81 ID:z288ZTzw0
ペットボトルに入ったコーヒーを2本、
小脇に抱えた唯が部屋に戻ってきた。

唯「持ってきたよ~。安物でゴメンだけど」

紬「……この状態で飲むの?」

唯「え? うん。
  あ、一応ミルクとか持ってきたよ」

紬「ペットボトルのコーヒーにミルクって……
  どれだけ入れればいいのかしら」

唯「さあ……まあ、適当に入れればいいよ。
  飲みながら調整すれば」

紬「そうね」

ボトルコーヒーのラッパ飲み。
琴吹家でやれば……というか普通の家庭なら親に止められてしまうだろう。
親がいないところで、友達同士だからこそ出来るくだらない遊び。
紬にはそんなことさえ新鮮だった。




118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:09:58.15 ID:z288ZTzw0
唯「ごっきゅごっきゅがぶごぶごくごっくごく」

紬「ごくごくごきゅごきゅごっくごっぐずごっく」

唯「ぷはーっ」

紬「ラッパ飲みなんてしたの初めてだわ」

唯「おいしいでしょー?」

紬「ええ、とっても」

唯「Oh...いきなり尿意が来たよ、ムギちゃん」

紬「私もよ、唯ちゃん!」

唯「よーし、早速放出だ! いきますぞムギちゃん!」

紬「分かったわ唯ちゃん! せーの」

ショロロロロロロロロロロ

唯「はふぃ~……」

紬「気持ちいいわねえ」




121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:18:19.94 ID:z288ZTzw0
その時、平沢家の外に大きな黒い車が止まった。
2人はベランダから身を乗り出し、何の車なのか確認しようとした。

唯「なんだろ、あの車」

紬「お、お父さんの車だわ……」

唯「えっ、どうしてここが分かったんだろ」

紬「学校に聞いたのかも……軽音部の人の住所とか……
  そっか、お父さん軽音部が私の非行のもとだって思ってるんだわ」

紬の言ったとおり、それは紬の父の車であった。
父が付き人とともに車から降りてきたのが見えた。
幸い、向こうはこちらに気づいていないらしい。

紬「どうしよう、どうしよ……」

唯「ムギちゃん、今こそ抵抗の時だよ」

紬「抵抗……そうね、分かったわ……!!」

紬はコーヒーを再びガブ飲みした。




122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:19:06.61 ID:++Rr+6Mu0
ちょwwwwww




124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:19:59.87 ID:kYDj4TWC0
抵抗の放尿ktkr




125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:21:07.34 ID:f/Lc+1zH0
これはwwww




127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:25:48.70 ID:z288ZTzw0
唯「はい、これに乗って」

唯は部屋から椅子を持ち出してきた。
これに乗れば、股間の位置がベランダの枠よりも高くなり、
下にいる父におしっこが届く。

紬「ええ、ありがとう」

父は平沢家のインターホンを押そうとしていた。
紬はそこを目がけて、ベランダからおしっこを飛ばしたのだった。

おしっこは見事に父に降りかかった。
いきなりのことに驚く父。
そして、すぐに紬に気づいた。

父「紬っ! 何馬鹿なことを……っぷっ」

父が怒鳴ろうと口を開くと、そこにおしっこが入る。

紬「これは私の抵抗よ! お父さんが私の言い分を聞いてくれるまで、
  家には戻らないからーっ!!」

放尿しながら、父に向かってそう叫ぶ紬。
自分の想いを思いっきり父にぶつけた……
紬にとって初めての抵抗。




129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:27:22.31 ID:JXwtSrrx0
盛り上がってまいりました




133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:30:41.26 ID:jKOtJVcu0
伝説だわwwwwwwww




134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:31:26.01 ID:z288ZTzw0
父「えええい、ふざけるなっ!!
  貴様などもう勘当だーっ!! 二度と帰ってくるなあああ!!!」

父はそう怒鳴ると、さっさと車に乗って
帰っていってしまった。

唯「おお、帰っちゃった」

紬「ほんとね……」

唯「勝ったんだよ、ムギちゃん」

紬「勝った? 勝ったの? 私……」

唯「そうだよ、勝ったんだよ!
  お父さんに勝ったんだよ!!」

紬「……私、勝てたのね、お父さんに……
  あはははっ、勝てたんだわ!」

唯「そーだよっ! あははは、ムギちゃん勝ったんだよ、あはははっ」

紬「やったわ唯ちゃん、あは、あはははははっ」




135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:31:54.84 ID:waxbvGO30
大勝利!!




136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:32:14.31 ID:jKOtJVcu0
学費どうすんだよ・・・




139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:33:03.00 ID:Nrnqb072O
ムギちゃん大勝利!




140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:34:57.88 ID:tLYSnMLI0
YATTA!YATTA!We did it!




141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:36:10.42 ID:z288ZTzw0
2人が部屋で笑い転げていると、
憂が入ってきた。

憂「お姉ちゃん、紬さん、さっき怒鳴りあってたの何なの?
  近所の人が迷惑だから静かにしろって……」

唯「あははは、憂、さっきのは抵抗運動だよ」

紬「そうよ憂ちゃん、勝ったのよ、うふふ」

唯「そうだよ、大勝利なんだから~。
  あは、あはははははははっ」

紬「そう、勝利よ、憂ちゃん。うふ、あはは、ははっ」

憂「勝利勝利ってニュー速民じゃないんだから……
  遊んでてもいいけど、近所迷惑にならないようにしてね。
  紬さんもお願いしますよ」

紬「分かってるわ、憂ちゃん。うふふっ」

唯「あははははは、はははは」




143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:37:32.34 ID:GTkHZcne0
キチガイすぎるwwwwwww




145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:39:32.53 ID:kYDj4TWC0
下半身まるだしをスルーする憂選手ワロス




147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:42:08.51 ID:z288ZTzw0
憂が部屋から出ていった後も、
涙を浮かべ、腹を抱えて、2人は笑い続けた。

唯「あーははっは、笑いすぎて苦しいよ~!」

紬「うふふっ、私も! こんな楽しいの、初めてだわ!」

唯「あははは、じゃあ勝利の美酒を!」

紬「そうねっ。乾杯!」

ボトルコーヒーを軽くぶつけ合い、
そして一気に飲み干す。

唯「ぷはーっ、あああ、また来たよー!」

紬「よーし、勝利のおしっこよ!」

唯「いいねっ! 希望あふれる明日に向かって!」

紬「あの夜空に向かって! 放尿開始!」

ショロロロロロロロロロロ

唯「あはははははははは」
紬「あはははははははは」




154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:48:27.34 ID:z288ZTzw0
その後、2人はさらに5本のボトルコーヒーを開け、
そして尿を流すだけでは飽き足らず、
お互いに飲み会ったりもした。
庭の植木に犬のように尿を引っ掛けたりもした。
紬はもう何をしても楽しかった。
箸が転げただけで笑える状態だった。
もはや不安も憂いもストレスも存在しなかった。
ただひたすらにこの素晴らしい青春の1コマに夢中になっていた。
こうして平沢家の夜は更けていったのであった。

翌日。

憂「おはよう、お姉ちゃん。紬さん。
  昨日遅くまで起きてたみたいだけど……」

唯「ああ、徹夜しちゃった。ね、ムギちゃん」

紬「ええ、でも楽しかったわ~」

憂「て、徹夜って……学校で眠くなっても知らないよ?」

唯「その時は迷わずに寝るから」

憂「寝るなっ!」




156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:50:42.78 ID:SO64TGkWO
おいさりげなく飲尿してんぞwwwwwwwwwwwwwww




161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:54:09.54 ID:z288ZTzw0
学校でも、2人は休み時間のたびにトイレへ脚を運んだ。
2人で同じ個室に入り、同時におしっこをした。
その他、校舎裏、屋上、シャワー室など、
およそ校内で人目につかない、かつ証拠が残らない場所の全てで
2人はおしっこをしたのであった。

紬「気持ちいいわねえ、唯ちゃん」

唯「うん、ホントだねえ……」

紬「私たち2人だけでこれを独占しておくのは勿体無いかも知れないわね」

唯「そうだねえ。澪ちゃんたちも誘ってみる?」

紬「でもいきなり野外放尿しようなんて誘ったら、引かれないかしら」

唯「そうかなあ」

紬「普通の人はおしっこに抵抗があるものよ」

唯「そっかー。じゃあまずはおしっこに抵抗あるかどうか調べよう」

紬「そうね、それがいいわね……」




163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:57:20.37 ID:zm/GD5upO
ここまでかスレタイへの前振りかwww
マジキチだけどもっとやれwwwww





166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 20:58:53.31 ID:z288ZTzw0
放課後になった。
澪と律が教室の掃除を終えて音楽室に行くと、
すでに唯と紬がお茶を始めていた。

澪「よう」

律「うーっす」

唯「やあ、澪ちゃんりっちゃん」

律「漫才コンビみたいに言うな」

澪「どうした? ムギ。
  なんかご機嫌じゃないか?」

紬「そうかしら、うふふ」

澪と律も長椅子に鞄を置き、
テーブルに着いた。

唯「昨日からご機嫌なんだよねー」

澪「なんか良いことあったのかー?」

紬「うふふ」




167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:02:39.57 ID:z288ZTzw0
紬はニコニコと笑いながら、
澪と律のティーカップに紅茶を注いだ。

紬「はい、どうぞ」

澪「ああ、ありがとう」

律「サンキュー」

そして、2人は紬から受け取った紅茶を飲んだのである。

澪「ん、なんかいつもと違うな。変えたのか?」

律「ほんとだー、なんかいつもより美味しいなー」

紬「いつもの紅茶よ。ちょっと手を加えたの」

澪「へえー」ずずずっ

律「手を加えたって、何をしたらこんなに味が変わるんだ?」



紬「今日は紅茶におしっこを入れてみたの~」




171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:05:59.46 ID:GTkHZcne0
そのとき歴史が動いた




173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:09:04.32 ID:z288ZTzw0
澪「あん?」

律「はい?」

唯「ごくごく」

紬「だから、私のおしっこを入れてみたんだけど……」

律「お、お、おいおい……そういうシモネタはやめろよ、
  今飲んでるとこなのにさあ……なあ、澪」

澪「そうだよ、だいたいムギがこんなシモネタいうなんてな……
  唯の入れ知恵か?」

紬「信じてくれないのね。本当に入れたんだから……」

そういうと紬はイスの上に立ち上がり、スカートをまくった。
その下には何も履いていなかった。

澪「ぶっ……何やってんだよ」

そしてティーポットを股間あたりに近づけ、
その中に放尿したのである。

ショロロロロロロロロロロ




176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:16:19.58 ID:jKOtJVcu0
oh・・・スーパーTSUMUGIチャン!




177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:17:04.84 ID:z288ZTzw0
澪「な、なにやってんだよっ!」

紬「何って……澪ちゃんたちが信じないから」

澪「えっ、じゃあ……この紅茶には本当に……」

律「まじかよ……」

紬「さっきからそういってるじゃない」

唯「ムギちゃんのおしっこって美味しいんだよ~!」ごくごくごく

澪「うっ……うえええええええええええっ!!」

澪はその場で盛大にゲロを吐いてしまった。
ビチャビチャと音を立てて吐瀉物が撒き散らされた。

律「だ、大丈夫か、澪!
  おいムギ! それに唯も、なんでこんなふざけたことしたんだよ!」

紬「別にふざけてないけど……
  あ、そうだ、別荘借りられなくなっちゃったの。ごめんなさい」

律「今そんなこと関係ねえええだろおおおお!!」




179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:20:49.50 ID:BXHZ0OHB0
ああああゲロ吐いちゃうゲロ吐いちゃうよおおおおおお




184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:23:12.05 ID:z288ZTzw0
唯「りっちゃん、何怒ってるの?
  せっかく野外放尿に誘ってあげようと思ってたのに~」

紬「そうよ、そんなに怒ることないじゃない」

律「おしっこ飲まされて怒らない方がおかしいわ!!
  お前らなんかもう知らん!! どっか行け!!」

律はそう吐き捨てると、嗚咽を続ける澪の肩を抱いて
音楽室を後にした。

唯「なんであんなに怒ってたんだろう」

紬「さあ……おしっこ嫌いなのかしら」

唯「もしかしてみんなおしっこ嫌いなのかも知れない」

紬「みんなって、この学校のみんなが?」

唯「うん。もし本当なら、これは由々しき事態だよ」

紬「確かめに行きましょうか」

唯「そうだねっ」




191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:29:45.50 ID:z288ZTzw0
澪と律は部室棟1階の水飲み場で口をすすいでいた。

澪「はあー……」

律「大丈夫か?」

澪「いやまだ気持ち悪い……
  っていうか、思い出すと気持ち悪くなる」

律「なるべく早く忘れろ……
  今日はもう帰るか」

澪「でも鞄……音楽室に」

律「あー……どうしよ」

澪「……とりあえず先生に言っとくか……」

律「そうだなあ」




192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:30:21.37 ID:Y1+/egEI0
りつみおは頭おかしいんじゃね?




194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:32:32.50 ID:N6cfB0UcO
なにこのリツとミオ
マジキチすぎ





196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:35:32.26 ID:z288ZTzw0
職員室。
2人はさっきあったことを全て報告した。
が、信じてはもらえなかった。

さわ子「あんたたちねえ、教師をからかうのもいい加減にしなさいよ」

律「ホントなんだってば、なんで信じてくれないんだよ」

さわ子「当然でしょ、そんなバカらしい……
     紬ちゃんがそんなことするはずないじゃない」

必死の訴えも虚しく、このように一蹴されてしまった。

澪「はあ……まあ信じてもらえるわけないか……
  行こう、律」

律「どこに行くんだよ」

澪「ムギの家だよ」

律「えー……結果は今と変わらないと思う」

澪「どうにかして信じてもらわなきゃ。
  なんか、今のままだともっと大変なことをしでかしそうな気がする……」




199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:42:49.86 ID:7YRWwvNJ0
ムギの本領がこれほどまでに発揮されたSSがあっただろうか




200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:43:41.48 ID:z288ZTzw0
というわけで2人は琴吹邸にやって来た。
インターホンを鳴らすと、執事の斉藤と名乗る男が現れた。
2人は斉藤に学校であったことを話した。

斉藤「なんですと……そのようなことを……」

澪「あ、信じていただけるんですね」

斉藤「はい。昨日、お友達の家に家出なさったお嬢様を、
    旦那様がお迎えに行った際にも同じようなことがあったそうで……」

律「家出? な、なにかあったんですか」

斉藤「はい……直接の原因は旦那様との喧嘩でした。
    お嬢様が旦那様に、部活の合宿のために別荘を貸してほしいとお願いしたところ、
    断られてしまいまして……さらにはお嬢様が軽音楽部に入っていたことに、
    旦那様が激怒されまして……まあこれは私の責任なのですが」

澪「ムギ……」

斉藤「それに、お嬢様はこの琴吹家での生活に息苦しさを感じていたようで……
    旦那様は厳しいお方で、お嬢様を立派な琴吹家の娘に育てようと、
    それはそれは躾と教育に力をお入れになったのでございます。
    そのせいでお嬢様は遊びも出来ず、お友達もまともに作れない状態でした」




202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:52:17.98 ID:z288ZTzw0
斉藤「私はその中でできるだけお嬢様の味方であろうと努力してまいりました。
    しかし力不足ゆえ結果には結びつくことはございませんでした……」

澪「……」

斉藤「しかし、あなたがたが」

澪「?」

斉藤「あなたがたがお嬢様の初めてのお友達になってくださった。
    お嬢様はそれはもう毎日楽しそうに学校へ行っていらっしゃいました。
    あなたがたは、そして軽音楽部のみなさんは、
    お嬢様に自由を与えてくださったのです。
    だからこそ……その自由を手放したくなかったからこそ、
    お嬢様は家出という形で琴吹の家に抵抗なさり、
    そしてどこかで道を間違えて今回のようなことになってしまったのでしょう」

澪「自由か……」

律「でも、なんでおしっこなんだろ……」

斉藤「お嬢様には昔からそのようなご趣味がございました」

律「マジ!?」




203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:53:54.82 ID:pL/P/YxLO
これは澪ゲロに匹敵するマジキチさ。




204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 21:54:12.90 ID:juW4Vtr/0
わかってらしたんですね斉藤さん




210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:00:42.41 ID:z288ZTzw0
斉藤「はい。ですが、それはベランダで用を足す程度のことでした。
    お嬢様はそうして遊びの欲求を満たし、
    開放感を味わい、そしてわずかばかりの背徳感に酔っていらしたのでしょう」

澪「……なぜそれをご存じなんですか?」

斉藤「お嬢様を見守るのが私の勤めでございますから」

澪「……」

律「それはともかく、ベランダでの放尿がたった一晩でここまで
  エスカレートしちゃったのは危ないんじゃないか?」

澪「そうだな、このままだともっと酷いことに……」

斉藤「そうでございますな。では私はこれより車にて学校へ向かいます。
    できればあなたがたにも来ていただきたい。
    お嬢様を救えるのは、お友達であるあなたがただけです」

澪「分かりました。行きます」

律「私も」

斉藤「ありがとうございます……」




212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:02:31.30 ID:Zi3KSJb90
なんでちょっといい話になってるんだよ




213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:03:55.28 ID:b6713uK7O
なんかちゃんとトイレで放尿する俺がおかしいと思えてきた・・・




214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:07:07.05 ID:VvRZvKpB0
>>213
お前まだトイレでしてたの?





216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:07:50.87 ID:rJhAZdALO
>>213
あぁ、おかしいよお前





218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:08:09.46 ID:z288ZTzw0
2人は斉藤の用意した黒い車に乗り込んだ。
澪も律も車には詳しくなかったが、一目で高級車だと分かった。

そして高級車にはおよそ似つかわしくない暴走まがいの運転で、
桜高へと帰りついたのであった。

澪たちが車から降りると、校舎の前に
人だかりが出来ているのが見えた。
澪と律がそれに近づいていくと、その中の一人が澪たちに気づいた。
それは生徒会の真鍋和だった。

和「あ、軽音部の……」

和がそう言うと、集まっていた人々の視線が一斉に
澪たちのほうに向けられた。

澪「な、なに?」

律「なにがあったんだ……?」

和「実はその……唯と琴吹さんが、おしっこ……を
  撒き散らしながら、校舎の中を練り歩いていて……」

律「……」

澪「どうしてこうなった」




219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:08:52.93 ID:GTkHZcne0
手遅れwwwwwwwww




225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:12:03.93 ID:65SC/vSCP
わろたwwwww




229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:14:43.01 ID:z288ZTzw0
和「先生たちが止めようとしても、
  おしっこを掛けられるから近付けないのよ」

澪「ムギはどういう状態なんだ?」

和「ああ、なかなかレベルが高かったわ。
  さすがお嬢様と言ったところかしら」

律「なんの話だ!?」

和「それはいいとして、
  私たちはあなたたち2人が帰ってくるのを待っていたのよ!」

律「つまり、教師にも手が負えないのを押し付けようと……」

和「あの2人とは友達でしょう?」

律「あんたも友達だろう」

和「紬さんとはそんなに仲良くないから……」

律「うわ……」

和「とにかく頑張って、ここから応援してるから!」

澪「はあ……仕方ないなあ」

律「行くのか……」




230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:14:50.07 ID:CgMnJk7b0
これは親父切れるわwww




233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:19:24.82 ID:z288ZTzw0
2人は無人の校舎へと足を踏み入れた。

澪「なんか不気味だなあ……」

律「ムギたちはどこにいるんだろう……」

澪「ていうか、ムギたちを見つけたらどうしたらいいのかなあ」

律「そりゃー……取り押さえるしか」

澪「おしっこかけられるじゃん」

律「別にかけられても痛かったり怪我したりするわけじゃないだろ。
  だいたい、おしっこ飲んでたクセに」

澪「おえええええっ」ビチャビチャ

律「思い出しゲロかよ」

澪「と……とにかく、まずはムギたちを探すことからだな」

律「どこにいるんだろうなあ」

澪「あっちからかすかにおしっこの臭いが……」

律「分かるのか」




238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:25:20.93 ID:z288ZTzw0
澪の嗅覚は犬並みの働きを見せた。
かすかなおしっこの臭いを辿り、
ついに紬と唯を発見したのだった。

澪「あ、いた! ムギ! 唯!」

律「うわっ……」

紬と唯は下半身裸で、両腕に缶コーヒーをいっぱい抱えていた。
さらに絶賛放尿中であった。

ショロロロロロロロロロロ

紬「あら、澪ちゃんにりっちゃん。戻ってきてくれたのね」

唯「澪ちゃんたちも一緒におしっこしようよぉー」

2人は尿を垂れ流しながら、少しずつ澪たちの方に歩み寄ってきた。

澪「くっ……」

律「あのさあ、大変なことに気づいたんだけど」

澪「なんだよ」




242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:29:43.69 ID:z288ZTzw0
律「ムギがこんななっちゃったのはさあ、
  家の躾やらなんやらでストレスが溜まったせいなんだったよな」

澪「ああ、そうだろ」

律「じゃあなんで唯はこんなことになってんの?」

澪「……」

律「……」

澪「さあ……」

紬「澪ちゃああああん」

唯「りっちゃあああん」

律「うるせー、おしっこしながら来るんじゃねえ!」

澪「ダメだよ律。斉藤さんが言ってただろ、
  ムギを救えるのは友達の私たちだけだって。
  拒んじゃいけないんだ。
  受け止めて、優しく抱きしめてあげなきゃいけないんだ」

律「唯は?」

澪「……知らない」




243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:30:54.89 ID:kFpit3p5O
もうコーヒーが直に出てそう




244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:32:19.63 ID:QR89uyOF0
こいつらどんだけ代謝はええんだよw




247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:35:23.73 ID:z288ZTzw0
澪「まあ、考えられるとすれば、
  ムギの趣味に影響されて……
  それで、2人で色々やってるうちにこうなったとか?」

律「じゃあ、ムギを止めれば唯も止まるか?」

澪「憶測だから上手くいくかどうか分からないけどな。
  とりあえずの攻撃対象はムギだ」

律「よし。で、どうするんだ。蹴るか殴るか」

澪「暴力で解決しようとするな」ボカッ

律「いてっ」

澪「大事なのは話し合いだよ。
  話しあうことで人は理解しあえるんだってガンダムで言ってた」

律「そうか。
  こういうのは澪の方が得意だろうから任せる」

その頃、唯と紬は缶コーヒーを飲んでいた。




250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:40:34.81 ID:z288ZTzw0
澪「ムギ!」

紬「あら、澪ちゃん……一緒におしっこする気になった?」

澪「ごめん、ムギの趣味は理解できないし、
  それに間違ってると思う」

紬「なっ……なんで?
  こんなに素晴らしいのに!?」

澪「分かってるんだろ?
  本当はこんなことしちゃいけないって……
  こういうのは恥ずかしいことだって……
  だからこそ、やってるんだろう」

紬「しちゃ……いけない……恥ずかしい……?」

澪「そうだよ。
  発端は厳しいお父さんへの抵抗のつもりでやってたんだろう。
  どこに届くこともない、独りぼっちの抵抗」

紬「う……うう……」

律「唯ー缶コーヒー1本くれー」

唯「あいよー」




252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:47:19.99 ID:z288ZTzw0
澪「でも高校で軽音部に入って、
  親のいないところでの自由を手にしたんだ」

紬「でもっ……それさえも取り上げられてしまう……!
  駄目なのよ……私なんかが高望みしちゃ……
  私は一生、父の言いなりになっていなければいけないのよっ!」

澪「それは違う……ムギにはムギの生き方がある」

紬「ないわよ! 私はずっと琴吹家に縛られ続けるのよ!
  何も知らないクセに、綺麗事ばかり言わないで……!!」

澪は優しく語りかけながら、紬に1歩ずつ近づいていった。
紬のおしっこはいつの間にか止まっていた。

澪「確かにそうかも知れない。
  軽音部にはいられなくなるのかも知れない。
  でもな、私たちは友達なんだ」

紬「友……達……」

律「コーヒーうめえー」




254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:49:04.08 ID:sYKFrkiQ0
てっきりおしっこ出し返して張り合うのかと思ったら普通に飲んでやがるこのデコ



260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 22:57:04.71 ID:z288ZTzw0
澪「そうだ、友達だ。仲間なんだ。
  ムギの周りが全部敵でも、私たちがいる。
  私たちがムギのことを好きでいる。
  どこにいても、どんな時も、私たちの絆は繋がっているのさ」

紬「そんなの意味ないわよっ……無駄よっ……
  私があの家に縛られ続けるのは変わらないわよっ!
  そもそも、澪ちゃんたちがいけないのよ!
  私に夢を見せたから……私に自由をくれたから……
  だから私は……楽しかったけど……
  そのぶん余計に惨めになってっ……!!」

澪は泣きながら叫ぶ紬を、そっと抱きしめた。

澪「そうだな……ごめんな、ムギ……」

紬「謝らないでよぉ……私だって分かってるの、どうにもならないって……
  こんなことしても意味ないって……澪ちゃんたちは悪くないって……
  私が全部悪くて……何をしても何も変えられないって……
  わかってる……わかってるのよ……わかってる……でもっ……
  うあああああああっ…………」

澪「よしよし……」




261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:00:38.16 ID:BCkkbsCd0
なにこのいい話




263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:03:39.48 ID:z288ZTzw0
紬は澪の胸で赤ん坊のように泣き叫んだ後、
やっと正気を取り戻し、ごめんなさい、ごめんなさいと何度も謝った。

唯は別におかしくもなんともなかったようで、
律と一緒にコーヒーを飲みながら談笑していた。

紬はスカートと下着をはいて、
斉藤に連れられて自宅へと帰っていった。
澪たちはモップでおしっこの掃除をした。

和「お疲れさま、よくやってくれたわね」

澪「ああ……」

律「掃除が終わった瞬間にタイミングよく現れるな」

唯「あ、和ちゃーん」

和「もう、唯ったら、2度とこんなことしちゃダメよ!」

唯「はーい、ごめんなさーい」

澪「えっそれで終わり?」

これで終わるはずもなく、唯は2週間の謹慎を食らった。




265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:09:18.27 ID:HoC6ZvDcO
超久しぶりに 紬「 で検索かけてみたらこれだよ…

支援





268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:14:35.17 ID:z288ZTzw0
紬はしばらく学校に来なかった。
唯と同様に謹慎でも食らったか、と澪は考えたが、
担任教師から紬が転校したということを聞かされた。
関東の方まで引っ越して行ってしまったらしい。

2週間経って唯が学校に姿を見せた。
事件の噂はあの日のうちに全校生徒に広まってしまっており、
唯は無視といじめの対象になった。
当の唯はまったく気にしておらず、ただボーっと外を眺めて過ごしていた。
手応えがないためにいじめは収まっていったが、
一部の陰湿な者によるいじめは続いた。

紬が抜けたことによって、
軽音楽部の人数は部としての最低人数を割ってしまった。
生徒会では軽音楽部を潰すべきとの声が上がった。
軽音楽部消滅推進派のリーダーは副会長と合唱部部長を兼任している人らしく、
どうやら音楽室を狙っているようだった。
しかし和の必死の働きによって、
翌年に新入部員が入るまでは保留、ということになった。




271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:22:14.08 ID:rffHb1zn0
唯よく学校行けたなwww




274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:25:18.89 ID:z288ZTzw0
そんなこんなで日は過ぎて、7月中旬。
期末テストも終わり、あとは夏休みが来るのを待つだけとなった。
テストの点数に顔を青くする者もいるが、
そうでない大多数にとっては1年のうちで最も気楽な時期だろう。

その大多数に含まれる澪、律、唯の3人は、
授業が終わった後、音楽室に集まっていた。

お菓子を持ってきていた紬がいなくなったため、
今はコンビニで買ってきた安いお菓子とリプトンが机の上に並んでいる。

音楽室にいても、唯は相変わらずボーッとしていた。
時々思い出したように携帯電話を開いている。
以前、澪がスキを見て覗いてみたところ、待ち受け画面が紬の写真だった。
唯にとって紬はどんな存在だったのか……と澪は考えてみたが、
ついぞ答えは出なかった。
律はいつものように呑気にお菓子を頬張っていた。

澪「今日は重大な話がある」

律「なんだ」もぐもぐ

唯「……」




276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:28:48.79 ID:rffHb1zn0
あの夜ムギに声をかけなければ唯はまともなままだったのに・・・




279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:30:18.28 ID:z288ZTzw0
澪「合宿をしません!!」

律「……」

唯「……」

澪「あれ? 無反応?」

律「いや、そんなの分かってるから」

澪「あ、そ……で、合宿の代わりにさ、関東に行こうと思って」

律「おっ、旅行か?」

澪「うん、ムギに会いに行こうと思って」

澪がそう言った瞬間、唯がピクッと反応を示した。

澪「このままだと疎遠になって、お互い忘れちゃうからな。
  それじゃ駄目なんだ。私たちは友達だからな」

律「ふふっ、そうだな。
  でも、住所は分かるのか?」

澪「先生に聞けば分かるだろ」




280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:35:05.55 ID:z288ZTzw0
律「行ったところで会わせてもらえるかなあ。
  ぜったい門前払い食らうだろ」

澪「いや、別にムギの家で遊ぼうってんじゃないさ。
  会えればいいんだから、学校帰りにでも声かければいい」

律「それなら大丈夫そうだな、
  自家用車通学でもないかぎりは」

澪「その時は車の前に飛び出してでも」

律「死ぬ気か」

澪「んで、いつ行く? 都合のいい日とか教えてよ。
  唯はいつがいい?」

唯「……私は、いつでもいいよ。
  でも早いほうが嬉しいな」

久々の唯の声、唯の笑顔だった。

澪「そっか」




284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:45:49.18 ID:z288ZTzw0
紬は自分の家にがんじがらめになって、
抵抗することすら許されなかった。
いや、抵抗しても何も変えることは出来なかった。

唯はよく分からないが、紬と一緒に奇行に走った。
唯は唯なりに紬のことを助けようと思ったのかも知れない。
しかしそれは良い結果を生み出しはしなかった。

澪は大事な友人を救ってやることができなかった。
友人が狂い、泣き叫んでも、抱きしめてやることしか出来なかった。
あの家から紬を解放するには、澪はあまりに無力だった。

和は生徒会長を味方に引き入れ、やっと軽音部の存続を勝ち取った。

律は何もせずにコーヒー飲んでた。

結局私たちは無力なのだ……
と、澪は考えていた。

一人じゃ何もできない、何も変えられない。
ただ大きな力に飲まれて生きるしかないのだ。

大きな力に立ち向かうことは出来ない。
だから、その力のしたで無力は無力なりに
なんとかやっていかなくてはならない。




285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:50:45.69 ID:Z5jezcQAO
りっちゃんwwww




286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:50:58.04 ID:z288ZTzw0
澪「で、無力なる我々に今できるのが、
  ムギに会いに行くということなのである」

律「てゆーか夏休みにはいったら
  ムギの学校も夏休みで学校にいないんじゃねえの?」

澪「……あ」

律「おい」

澪「まあなんとかなるさ!
  とりあえず関東に行こう!
  家の前で張り込んでりゃそのうち出てくるだろ!」

律「警察呼ばれる方が早いんじゃないか」

澪「案ずるより産むが易しというだろう!
  なあ、唯!」

唯「うん、そのとおりだよ!」

律「はいはい、全く仕方ないなあ……」

その日の音楽室は、旅行の計画を考えて遅くまで盛り上がったのだった。

              おわり




287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:53:25.83 ID:Y1+/egEI0
唯のキチガイが治ったのが悔やまれる




293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/19(土) 23:55:43.26 ID:ZjzAuQXc0
もうおしっこないの?







この記事をリンクする?:


[ 2009/12/20 09:00 ] けいおん!SS | TB(0) | CM(8) | このエントリーを含むはてなブックマーク


いい話なのか笑うべき話なのか
[ 2009/12/20 11:36 ] [ 編集 ]


続編を期待せざるを得ない
[ 2009/12/20 11:55 ] [ 編集 ]


たはーええ話や
なぜか
[ 2009/12/20 15:45 ] [ 編集 ]


なぜ嬉々としておしっこの嵐に突っ込む男子学生もしくは教師が居ないのか。
[ 2009/12/21 07:21 ] [ 編集 ]


女子高
[ 2009/12/21 09:51 ] [ 編集 ]


シリアスなのか、マジキチなのか。折衷してる。

続きはないのだろうか。
[ 2009/12/22 00:41 ] [ 編集 ]


カオスwwww
[ 2009/12/22 23:49 ] [ 編集 ]


なんでちょいちょいキチガイ話といい話の境界線をたゆたうんだw

唯は素でやってたんだなw
[ 2010/06/15 18:03 ] [ 編集 ]
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けいおん系SSばっかりです。


ひさびさに左上更新してみましたw


とはいえ特に書く事もありませんが(笑)


このブログも開設から1年以上経過するんですね…


とりあえず「けいおん!!」のアニメが終わるまでは頑張って更新し続けたいと思います
2010年7月24日


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