闇速

けいおん!系SSを中心に、2ちゃんねるからSSスレを独断と偏見でまとめてます。
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梓「唯先輩って何でも出来てすごいなあ…」 

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 18:20:25.63 ID:WkU5ntXU0

純「今日は席次発表か…帰りたい…」

梓「大丈夫だって!今回は結構解けたんでしょ?」

純「テストが終わった直後はそうだと思ったんだけど、しばらくしてあそこがダメだとかここミスしてるとか思い出しちゃって…」

梓「まあ、赤点取らなきゃ大丈夫なんじゃない?」

純「はいはい、成績がよろしい梓さんは言うことが違いますね」

梓「ほら、はやく見にいこうよ」


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 18:25:22.28 ID:WkU5ntXU0


ガヤガヤ ザワザワ

梓「…どうだった?」

純「ちょうど真ん中だった」

梓「まあ純らしいね」

純「梓は?」

梓「30番だったよ」

純「これが格の違いってやつか…」

梓「まあまあ」





4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 18:30:35.49 ID:WkU5ntXU0


ザワザワ ガヤガヤ

純「あっ、2年生のも張り出されてる」

梓「どれどれ…」

純「あっ!やっぱり唯先輩が一番だよ!」

梓「本当だ!すごいや唯先輩!」

純「勉強もできて、性格もよくて、顔もかわいい、おまけにギターもうまい!欠点が見つからないね」

梓「えっへへ~、照れる…」

純「別に梓をほめたわけじゃないけど…唯先輩はやっぱかっこいいね」

梓「唯先輩はわたしのあこがれの人だもん!純には渡さないよ!」

純「別にそんなつもりはないし」

梓「あ~、今日の部活が楽しみだなあ!」

純「無視かよ…」





6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 18:35:34.26 ID:WkU5ntXU0

――放課後

ガチャ

梓「こんにちは!」

律「おーっす!梓!」

澪「待ってたぞ」

紬「今、お茶入れるからね」

唯「あずにゃ~ん!」ダキッ

梓「うわっ!きゅ、急に抱きつかないでください!///」

唯「えへへ~、あずにゃんに抱きつかないと一日が始まらないんだよ~」ギュー

梓「うぅ~///」





9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 18:40:28.70 ID:WkU5ntXU0
律「ほら、そこのカップル!はやく席に着けよ!」

梓「カ、カップルじゃないです!」

唯「そうなの~?」

梓「あっ、いえ、そういうもんじゃないってことで…」

唯「えっへへ~、もうかわいいなあ!」ギュー

梓「はう~///」

澪「いや、早く席に着けよ」

紬「うふふ」ニコニコ





10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 18:46:03.49 ID:WkU5ntXU0


梓「唯先輩って勉強とか家事とかいろいろできますよね。どうやったらそんな風になれるんですか?」

唯「そんな大したことじゃないよ。わたしの場合は妹が入院中だから必然的にこうなったんだよ」

梓「えっ!?唯先輩に妹がいるんですか?」

律「そういや梓は知らなかったな。唯には憂ちゃんっていう妹がいるんだよ」

唯「うん!たしかあずにゃんと同い年だよ」

梓「そうなんですか…知りませんでした」

澪「唯は憂ちゃんの看病とかもしてるんだ。部活の合間を縫ってな」





12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 18:50:10.26 ID:WkU5ntXU0
唯「ごめんね~。いつか教えてあげようと思ってたんだけどね」

梓「気にしないでください。そういえばみなさんは会ったことあるんですか?」

唯「…ええとね。憂は今大変なんだ。だから会わせることができないんだよ」

梓「そ、そうだったんですか…。すみません変なこと言っちゃって」

唯「ううん、いいよ」

律「わたしたちは写真で見たことあるけど、唯に似てかわいいんだぜ!」

唯「かわいいなんてやめてよ~///」

梓「そうなんですか。わたしも見てみたいです!」

唯「今は持ってないんだけど、いつか見せてあげるね!」

梓「はい!」





13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 18:56:46.90 ID:WkU5ntXU0

ジャーーン

澪「じゃあ、今日はここまでな!」

律「あー疲れた!帰りにアイス屋に寄ろうぜ~!」

紬「さんせーい!」

唯「あっ、ごめんね、今日は用事があって…」

澪「そっか。残念だな」

紬「また今度だね」

律「じゃあ、梓は来るか?」

梓「えーと…」

唯「別に遠慮しなくていいんだよあずにゃん。行ってきなよ」

梓「わかりました…」

律「よし!今日は解散!」





15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 19:00:09.18 ID:WkU5ntXU0


律「うんめ~!」ペロペロ

紬「あっ!りっちゃん、ほっぺにアイスついてる」フキフキ

律「おっ、悪いな」

梓「…澪先輩」

澪「ん?なんだ?」

梓「唯先輩って、付き合ってる人とかいますかね?」

澪「ブーーーーー!!」

律「うわっ!きたねえぞ澪!」

紬「はい、ハンカチ」

澪「スマン」フキフキ





16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 19:06:09.88 ID:WkU5ntXU0
梓「すみません、急に言っちゃって…」

澪「いや、いいんだよ。で、唯のことなんだけど…」

梓「はい!」ドキドキ

澪「唯と梓って付き合ってるんじゃないのか?」

梓「そ、そんなわけないじゃないですか!」

澪「あれ、てっきり付き合ってると」

梓「そこまで深い関係じゃありません!」

澪「ということは、梓は唯のことが好きなんだな」

梓「…はい///」

律「まあ、バレバレだけどな!」

梓「人の話を盗み聞きしないでください!」





17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 19:10:59.04 ID:WkU5ntXU0
紬「わたしはお似合いだと思うけどな♪」

梓「そ、そうですか?」テレッ

澪「そうだな。あんなにベタベタしてたら付き合ってるもんだと思っちゃうぞ」

梓「でも…いざ付き合うってなると、唯先輩はわたしのこと突き放すんじゃないかって…」

律「そんなことないって!唯がそんな理由で突き放すと思うか?」

梓「いえ…」

澪「まあなんだ、唯に好きって打ち明けてみたらどうだ?わたしは成功すると思うけど…」

梓「で、でも…」

紬「はい!」ビシッ

律「うわっ!どうしたんだムギ!」

紬「わたしにいい考えがあるの!」

梓「いい考え…?」





18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 19:15:44.11 ID:WkU5ntXU0

――翌日

ジャーーン

澪「今日はここまで!」

律「はー疲れた!早く帰ろうぜ!」

唯「そうだね!」

梓「あ、あの!唯先輩、このあとちょっといいですか?」

唯「ん?なーにー?」

梓「えと、二人っきりで話したいことが…」

唯「? うん、わかった!」

律「じゃあ、わたしたちは先行ってるな!」

唯「はーい!」





19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 19:20:12.69 ID:WkU5ntXU0
律(梓、がんばれよな!)チラ

澪(緊張するなよ!)チラ

紬(がんばってね!)チラ

梓(はい!)コク

バタン

唯「で、話ってなに?」

梓「あの、その…」

唯「?」





20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 19:25:22.18 ID:WkU5ntXU0
梓「えと、あ、あ」

唯「あ?」

梓「明日!二人でお出かけしませんか!?」

唯「うん、いいよ!」

梓「お願いします!」

唯「だからいいよってば」

梓「ほ、ほんとですか!!?」

唯「うん」

梓「や、やった~!」

唯「あはは、そんなにお出かけしたかったの~?あずにゃんってばかわいい!」ダキッ

梓「はうっ///」

梓(梓は今嬉しすぎて死にそうです!///)





21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 19:30:58.19 ID:WkU5ntXU0

――翌日

梓「に、二時間も前に来てしまった…」

梓「ワクワクしてて寝れなかったもん…しかたないよね」

梓「あ~、どうしよう…唯先輩とデートだなんて…まだ信じられないや」

梓「やばい…ニヤニヤが止まらん…」ニヤニヤ

梓「抑えろ!抑えるんだ梓!唯先輩が来るまでニヤニヤを止めなければ…」

梓「…あーダメだ!ニヤニヤが止まらない!」ニヤニヤ

子供「ねーあの人の顔おもしろいよー」

親「見ちゃいけません!」





22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 19:35:23.11 ID:WkU5ntXU0


梓「ひまだなあ…こういうときは…」ゴソゴソ

梓「唯先輩の歌でも聞いとこうかな」ピッ

梓「…あ~あ~かーみさーまおねーがいふたりーだーけの♪」

唯「ドリームータイムくだーさい♪」

梓「…うわあ!ゆゆゆ唯先輩!?」

唯「えへへ、楽しく歌ってるからわたしも歌っちゃった!」

梓(は、はずかしい///)

梓「ま、まだ時間じゃないですよ!早すぎです!」

唯「だってあずにゃんとのデートだよ!楽しみにきまってるよ!」

梓(う、うれしいよ~///)





23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 19:38:08.75 ID:WkU5ntXU0
唯「でもあずにゃんの方が早かったよね?」

梓「あう、えっと、わたしもその…待ち切れなかったから…///」

唯「えへへ、うれしいな!でもさっきから顔赤いよ?大丈夫?」

梓「だいじょうぶです!さあ、行きましょう!」

唯「うん!」





27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 19:48:30.45 ID:WkU5ntXU0


唯「あずにゃ~ん!これ着てみて!」

梓「へっ!?そ、そんな派手なの着れないです!」

唯「え~っ?似合うと思うんだけどなあ…」

梓「ダメです!」

唯「ちぇっ」

唯「…あっ!じゃあこんなのはどう?」

梓「かわいい…」

唯「でしょでしょ!さあ着てみて!」

梓「うわちょ、唯先輩!」





28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 19:53:11.65 ID:WkU5ntXU0

――――――――――――――――――――

唯「あずにゃん着替えた~?」

梓「…一応は」

唯「ええい待ちきれん!見てやる!」サー

梓「わわわ、急に開けないでください!」

唯「かっわいいい!!」ダキッ

梓(ああっ!本日初めてのダキッだ…)

唯「むふふ~、かわいいよ~あずにゃん!」ギュー

梓「あ、ありがとうございます…///」





30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 19:58:35.37 ID:WkU5ntXU0


唯「買っちゃったねえ」

梓「はい。今月は切り詰めないと…」

唯「でも可愛かったからいいじゃん!」

梓「唯先輩が言うなら…」ボソ

唯「ん?なんか言った?」

梓「何も言ってないです」

唯「次はどこ行こうか?」

梓「じゃあ、水族館に行きませんか?」

唯「おお!いいね!いこういこう!」





31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 20:01:49.75 ID:WkU5ntXU0


唯「見て見てあずにゃん!でっかいお魚さんがいるよ!」キラキラ

梓「はしゃぎすぎですよ唯先輩」

唯「うわ~!こっちにはカニがいるよ!おいしそ~!」

梓「周りの視線が痛いですからやめてください!」

梓(本当にこの人は…かわいいなあ)





32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 20:07:11.83 ID:WkU5ntXU0


唯「なんかイルカショーがやるんだって!行ってみよう?」

梓「はい!」

唯「でもイルカなんて初めて見るな~。どんな感じなの?」

梓「えっ?見たことないんですか?」

唯「うん。憂の看病で忙しかったからね」

梓「…そうなんですか」

唯「あ~楽しみだな!早く行こうよ」

梓「はい…」





34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 20:12:36.49 ID:WkU5ntXU0


唯「うっわ~~!!かわいいよお!!」キラキラ

梓「はい!すっごくかわいいです!」

イルカ「キュイ!」ピョン

唯「とんだ~~~!?」

ザッパーーン

唯「うわっ!?水が…」

梓「あっちゃーびしょ濡れですね。大丈夫ですか?唯先輩」

唯「うん、結構ぬれちゃったけど…」ビチャビチャ

梓「!」ドキッ

唯「? どうしたのあずにゃん?」

梓(濡れた唯先輩、すごく色っぽい…///)

梓「なんでも…ないでふ」ポタポタ

唯「あずにゃん!?鼻血出てるよ!?」





35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 20:18:22.15 ID:WkU5ntXU0


唯「今日は楽しかったね~あずにゃん!」

梓「そうですね」

梓(律先輩が言っていた告白すると大体成功する景色の奇麗なスポットに来たぞ!)

梓(あっちょっと説明っぽくなった)

唯「ここってすごく景色がきれいだね!」

梓「はい!ここって結構有名な場所らしいですよ?」

唯「そうなんだ」

梓(やっぱり横顔もかわいいな。見とれてしまいそう…)

唯「……」

梓「……」

梓(どうしよう…なんだか気まずい…)





36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 20:23:59.98 ID:WkU5ntXU0
唯「あずにゃん」

梓「は、はい!?」

唯「今日はありがとうね。こんなに楽しかったのすごく久しぶりだったよ!」

梓「こちらこそ、とっても楽しかったですよ」

唯「…また来ようね?」

梓「はい!」

唯「……」

梓「……」

梓(うっ…また沈黙が…)

梓(いや!覚悟を決めろ梓!ここでしなきゃいつやるんだ!)

梓(……よし!)





38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 20:31:20.28 ID:WkU5ntXU0
梓「唯先輩!」

唯「ほい?」

梓「わたしは最初、唯先輩があまりにも完璧超人すぎてとっつきにくい先輩なのかなと思っていました」

唯「…うん」

梓「でもそんなことなくて…こんなわたしにもとても優しく接してくれるし、ほんわかしててあたたかくて…ギターもうまくて…」

唯「……」

梓「そしていつの間にか…唯先輩のことが好きになってました」

唯「……」

梓「もしこんなわたしでよかったら…唯先輩の傍にいてもいいなら…どうかお付き合いしてください!」





39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 20:39:03.57 ID:WkU5ntXU0
唯「……」

梓「~~~~~!!」ブルブル

唯「…顔あげて?あずにゃん」

梓「は、はい」

唯「わたしもね、あずにゃんを最初見たときかわいい子だなあって思ったんだ」

梓「…はい」

唯「それにとても真面目で自分に厳しくて…でもちゃっかりティータイムには顔出したりしてたけどね」

梓「うっ…」

唯「それでね、返事なんだけど…ごめん」

梓「!」

唯「わたしじゃあずにゃんの気持ちにこたえられないよ…だから付き合えない」





41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 20:46:49.14 ID:WkU5ntXU0
梓「…どうしてですか、わたしの何がいけなかったんですか?」

唯「あずにゃんは何も悪くないの。ただわたしが…」

梓「やっぱり妹さんのことですか?」

唯「!!!」

梓「…そうでしたか。唯先輩はわたしより妹の方がいいんですよね?」

唯「それはちがうよ!ちがうんだよあずにゃ…」

梓「違わないです!」

唯「!」ビクッ

梓「今日だって唯先輩は言ってました。イルカを見るのが初めてだって。妹の看病が忙しくって見れなかったんだって」

唯「……」

梓「あんなに楽しそうにしてたのに…唯先輩は妹さんにとらわれてるんです!少しは自由にしてもいいじゃないですか?」





43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 20:52:33.05 ID:WkU5ntXU0
唯「あの子の面倒を見れるのは私だけなの!あずにゃんは関係ない!」

梓「関係あります!唯先輩に迷惑をかける妹なんて…いない方がましです!」

唯「!」

バシッ

梓「…!?」

唯「…何もわからないくせに…わたしたちに口出ししないで!!」

梓「あ…」

唯「…ごめんね、ぶっちゃって。じゃあね…」タタタ

梓「あっ…ゆいせんぱ…」

梓「……」

梓「…わたし…取り返しのつかないことを…」

梓「わたし…最低だな…ヒクッ」

梓「どうしよう…唯先輩に…ヒクッ、嫌われちゃった…グス」

梓「うわああああああああああああん!」





44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 20:57:43.95 ID:WkU5ntXU0

――翌日

梓(今日は部活に行けないや。行っても気まずいだけだし…)

梓(唯先輩に迷惑かけちゃったし…あやまっても許してもらえないだろうな…)

梓「これからどうしよう…」ハア

和「あら?梓じゃない」

梓「あ、和先輩…」

和「どうしたの?もう部活が始まってる時間よ?」

梓「えと、その…」

和「…なにかあったの?」

梓「いえいえ!なんでもないです!」ブンブン

和「ウソでしょ」

梓「うっ…」

和「さあ、わたしに話してみなさい。楽になるはずよ」





46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 21:03:52.27 ID:WkU5ntXU0


和「…そう…それは言っちゃいけないわね」

梓「はい…もう唯先輩に会わせる顔がないです…」

和「さすがの唯でも憂の話になると性格が変わっちゃうの」

梓「そうなんですか…」

和「昔の話をしてあげようかしら」

梓「お願いします」

和「昔の唯はね、今とは全く正反対だったの」

梓「そうなんですか?」

和「うん。一言でいえばなまけもの。いっつもダラーンとしててわたしと憂で世話してたの」

梓「あの唯先輩が…」





48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 21:14:25.95 ID:WkU5ntXU0
和「でも、たしか小学生だったかな。憂が突然倒れたの。心臓の病気で入院することになって…」

梓「……」

和「唯の家は両親が海外に行ったりしててお家にいないことが多かったの。その代わりわたしの両親が面倒見たりしてたんだけど…どうしても見れないときは憂が家の掃除とか料理とかしてたわ」

梓「その憂ちゃんが倒れたってことは…」

和「そう。唯はお家にひとりっきりでいることが多くなった。そんなときわたしの両親にこう言ったの。『わたしに家事を教えてください!』って」

梓「……」

和「それからは梓も知っての通り、家事全般ができる唯になったの」

梓「そうだったんですか…」





49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 21:21:06.32 ID:WkU5ntXU0
和「そして憂のことなんだけど…入院してて学校に行くこともできなくなって…だんだん暗くなっていったの」

梓「はい…」

和「そこで唯やわたしが憂が寂しくならないようにってほぼ毎日お見舞いに行ったの」

梓「……」

和「それから唯は憂につきっきりで…そんなもんだから学校での友達もどんどん減っていった」

和「その事情を知った憂は唯に負担をかけまいと、もうお見舞いに来ないでって言ったの」

梓「……」ゴクリ

和「そしたら唯は『友達なんかよりういの方が大事なの!』ってケンカを始めちゃって」

和「そのとき憂が突然発作を起こしちゃってね。一時は本当に危ないってところまでいったらしいわ」

梓「……」





51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 21:27:28.09 ID:WkU5ntXU0
和「そんな憂をみた唯は『もうこれ以上憂に悲しい思いをさせたくない』って思って、今まで以上に憂につきっきりになった。憂ももう反対できなかったらしいわ」

和「それからの唯は…学校もついでみたいな感じで、勉強はできるんだけど行事に参加しなくなったりして…クラスでも唯の存在が忘れかけられるほどだったの」

梓「そんな…」

和「中学校の卒アルに写ってる唯なんて笑顔がひとつも無かったわ」

梓「唯先輩…」

和「そんな唯を見かねたわたしは、高校に入ったら何でもいいから部活に入りなさいって言ったんだけど、唯は一向に入ろうとしなかったわ」

和「それで無理やり廃部の危機にあった軽音部に入れたの」

梓「そんな理由で入ったんですか…知らなかったです」





54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 21:32:32.45 ID:WkU5ntXU0
和「唯は最初は嫌々だったんだけど、軽音部のみんなが唯を引っ張ってあげて…そしたら唯にも次第に笑顔が増えていって…唯はギターにはまってのめり込んでいったわ」

和「いままでの会話の中心は憂のことだったけど、3対1の割合で軽音部の話も混ざるようになったの」

和「あんなに暗かった唯をあそこまで明るくさせた軽音部には感謝しきれないわ」

梓「そうだったんですか…なんか話を聞くとあんなことを言ったわたしが本当に情けないです…」

和「…でもね、梓。あなたが入ってからは1対1の割合で…憂と同じくらいの割合で軽音部のことを話すようになったの。もちろん、あなた中心でね」

梓「!」

和「唯はあなたのことが本当に好きよ。何年も幼馴染してるこのわたしが言うんだから間違いないわ!」

梓「和先輩…でも、あんなこと言っちゃって、もう唯先輩にあわす顔が…」





55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 21:37:31.89 ID:WkU5ntXU0
和「だから大丈夫だってば。唯もきっと許してくれる」

梓「……」

和「だからきちんと謝ってきなさい!」

梓「…はい!」

和「よし!行ってきなさい!」バチン

梓「あうっ!今日はありがとうございました!では行ってきます!」タタタ

和「ふう…世話が焼けるんだから…」





57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 21:49:44.93 ID:WkU5ntXU0


律「なあ、唯。昨日はその…」

唯「……」ボー

澪(おい律!あんまり深追いするな!)

律(だ、だって!気になるじゃんかよ~)

紬(ふふふ…きっと梓ちゃんのことが待ちきれないのね!)

唯(昨日はやっちゃったなあ。もうあずにゃんとはあわせる顔が…)

ガチャン!

梓「遅れてすみません!」

律「あ!梓!」

唯「!」





58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 21:55:15.72 ID:WkU5ntXU0
梓「唯先輩!」

唯「は、はい!」

梓「昨日はその…」

紬(これは告白的な雰囲気じゃ…)ワクワク

梓「ほんとうにすみませんでした!」

紬(あ、あれ?)

梓「唯先輩の気持ちも知らずに…あんなこと言っちゃって…」

紬(あんなこと!あんなことっていったい何のこと…?)ハアハア

唯「…いいんだよ、あずにゃん。わたしの方こそぶっちゃってごめんね」

紬(ぶった!?あの二人…いったいどこまでいったというの…!?)ハアハア





59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 21:58:36.86 ID:WkU5ntXU0
梓「はい!…できれば、その…仲直りしてください!」

紬(ナカナオリ!?わたしの知らない単語…?一体なにをするの!?)ハアハア

唯「うん!こちらこそだよ!あずにゃん!」ダキッ

梓「うわっ!唯先輩…///」

紬(なんだ…抱きつくだけなのか…)ショボーン

澪「…さっきから何興奮したり落ち込んだりしてるんだ?ムギ」

紬「なんでもない…なんでもないの…」ハア

澪「そ、そうか」





60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 22:03:56.44 ID:WkU5ntXU0


律「で、結局どうなったんだ?梓」

梓「秘密です」

律「んな!?そんなこと言うなよ~知りたくなるだろ~」

唯「これはさすがに言えないよ、りっちゃん」

律「ゆ、唯まで…わかったわかった、あきらめますー」

澪「まあよかったな、仲直りできて」

唯「うん!」

梓「はい!」

紬「じゃあお茶にしましょうか」

唯「やったー!」






61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 22:10:04.91 ID:WkU5ntXU0

ジャーーン

澪「今日はここまで!各自パートの練習は怠らないように!」

唯「はーい!」

律「じゃ、帰りまっしょい!」

紬「まっしょい!」

唯(あずにゃんあずにゃん)ボソボソ

梓(は、はい?)

唯(みんなと別れた後、わたしに付き合ってくれない?)

梓(付き合う!?付き合うんですか!?)

唯(ち、ちがうよ~。あずにゃんに会わせたい人がいるんだよ)

梓(会わせたい?)

唯(うん!詳しくはまたあとでね)

梓(は、はい…)





63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 22:14:34.17 ID:WkU5ntXU0


律「じゃあな~」

澪「またな」

紬「ごゆっくり~」

律「ムギ?」

唯「じゃあね~」

梓「さよならです!」


梓「で、会わせたい人って…」

唯「うん、わたしの妹の憂!」





65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 22:19:16.61 ID:WkU5ntXU0
梓「い、いいんですか?わたしみたいなのが会っちゃって…」

唯「もう、昨日のことは気にしてないって。それに憂が会いたがってるんだ~、あずにゃんに」

梓「そ、そうなんですか?」

唯「うん!あずにゃんのこと話してたら憂もどんな子か会ってみたい!って言っちゃって…。今までは恥ずかしがって人とは会おうとしなかったからびっくりしちゃったよ」

梓「だから前に会わせることができないって言ったんですね?」

唯「うん!で、会ってくれる?あずにゃん」

梓「もちろんです!わたしも会ってみたいです!」

唯「よかった!」





66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 22:23:56.89 ID:WkU5ntXU0

コンコン

唯「うい~?お姉ちゃんだよ~」

憂「は、入っていいよ!」

唯「しつれいしま~す」ガララ

梓「し、失礼します」

唯「うい!この子がわたしの言ってた梓ちゃんだよ!」

梓「ど、どうも梓です…」ペコリ

憂「は、はははじめまして!!姉がいつもお世話になってます!!」ペコリ

唯「緊張しすぎだよ憂!ほらちゃんと自己紹介して」





67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 22:28:11.14 ID:WkU5ntXU0
憂「うん、平沢憂です!ういって呼んでね!」

梓「うん!わかったよ、憂」

憂「じゃあわたしは梓ちゃんって呼ぶね!」

梓「うん!」

唯「よかったね憂、友達が増えて!」

憂「うん!」

梓(やっぱり唯先輩に似てるなあ)





69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 22:32:55.69 ID:WkU5ntXU0


唯「あずにゃんはわたしと同じでギターなんだよ!って知ってるか」

憂「うん、だってお姉ちゃん、いつも梓ちゃんの話ばっかりするんだもん」

唯「でへへ~」

梓(ああ、梓はとってもうれしいです!)

唯「あずにゃんがギター弾く姿なんてもう…やばいよ!」

憂「やばいんだ?」

梓「そ、そんな、唯先輩ほどじゃ…」

唯「ううん、あずにゃんの弾くギターは最高だよ!」

梓「唯先輩…///」

憂「そうなんだ…わたしも見てみたいな」

梓「じゃあ今度、ライブのビデオ見せてあげるよ」

憂「本当!?ありがと!梓ちゃん!」

梓「えへへ~」





70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 22:37:09.94 ID:WkU5ntXU0
唯「あっ!わたしお母さんに電話しなきゃいけないんだった。ちょっと電話してくるね」

憂「うん」

梓「はい」

バタン

憂「ねえねえ、梓ちゃん、部活でのお姉ちゃんはどう?」

梓「う~ん、少しだらけたりするけど、練習熱心だし、ギターもうまいんだ」

憂「そうなんだ!あっあとね、軽音部の人たちって…どんな感じ?お姉ちゃんからは聞いてるけど梓ちゃんからも聞いてみたい!」

梓「律先輩は大雑把だけどみんなのことをよく考えてるし、澪先輩は部をまとめてくれるけど怖がりだし、ムギ先輩は…ちょっとおかしな人かな」

憂「そうなんだ…軽音部のみなさんにも会ってみたいなあ」

梓「先輩たちはすっごくいい人たちだから、すぐに仲良くなれると思うよ!」

憂「うん!」





71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 22:42:59.41 ID:WkU5ntXU0
梓(とってもいい子だ…わたしなんかより数倍も…)

梓(唯先輩がつきっきりになるっていうのもわかるな…)

憂「…梓ちゃん」

梓「はい?」

憂「…わたしね、こんな体だから学校にも行けなくて…だから友達も少ないの。お話するっていってもお姉ちゃんぐらいなの」

梓「うん…」

憂「だからね!今日梓ちゃんとお話しできてとってもうれしかった!それで…こんなわたしでよければ…友達になってください!」

梓「もちろんだよ、憂!断る理由が無いよ!」

憂「ほ、本当…?」

梓「うん!これからよろしくね!」





73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 22:49:29.39 ID:WkU5ntXU0
憂「うん…ありがとう…ヒクッ…ありがとう…」

梓「うわっ泣かないで憂!」

憂「うれしすぎて…グス、涙が止まらないの…」

梓「うい…」

憂「…もう大丈夫!よろしくね!梓ちゃん!」

梓「うん!」





75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 22:53:12.97 ID:WkU5ntXU0


唯「じゃあまたねうい!」

憂「うん!気をつけてね!」

梓「いつでもメールしていいからね!」

憂「うん!わかった!」

唯「じゃあ失礼しま~す」


唯「…どうだった?ういは」

梓「とっても優しくて、唯先輩に似てて、話しやすかったです!」

唯「そうか~、よかったよ」ホッ

梓「これからはわたしもいっしょに行ってもいいですか?」

唯「もちろん!憂も喜ぶよ!」





76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 22:59:22.11 ID:WkU5ntXU0

それからわたしは憂のところへほぼ毎日通った。
他愛もない話に花を咲かせたり、学校での愚痴をこぼしたり…
わたしと憂は、親友と呼んでもいいぐらい、仲良くなった

しばらくして、先輩たちも憂に会うようになっていった。
憂もとても楽しそうに笑っていた

唯先輩にふられた傷は、憂と話すことによって癒えていった
まだ唯先輩のことが好きなのは確かだけど…
今はそれよりもこの時間が楽しくて、仕方が無かった





79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 23:05:04.77 ID:WkU5ntXU0


梓「じゃあね、純!」

純「うん、バイバイ!」

梓(今日は部活が休みだから、憂といっぱいお話しできるぞ!)タタタ

ピリリリリリッ

梓「あっ、メールだ」ピッ

梓「憂からだ…何だろう」


件名:梓ちゃんにお願い

今日は二人っきりで話したいことがあるの
お姉ちゃんは今日は来れないって言ってたから大丈夫だよね?
いつでもいいから来てね


梓(二人っきりで話…?なんだろう)





80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 23:10:10.27 ID:WkU5ntXU0

コンコン

梓「しつれいしま~す」ガララ

憂「あっ!梓ちゃん!来てくれたんだ!」

梓「当たり前だよ!友達でしょ?」

憂「えへへ、そうだね」

梓「調子はどう?」

憂「うん、悪くないね」

梓「そっか。で、話って…なに?」

憂「…うん。あのね、梓ちゃん」

梓「う、うん…」





81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 23:15:13.91 ID:WkU5ntXU0
憂「わたしね、今度手術するんだ」

梓「ええっ!?手術!?」

憂「うん。この手術が終わったら退院できるんだよ」

梓「知らなかった…唯先輩はこのことを知ってるの?」

憂「ううん、お姉ちゃんは知らないよ。知ってるのは梓ちゃんだけ」

梓「えっ?そんな大事な話をなんで…」

憂「お姉ちゃん、心配性でしょ?だから直前までは黙ってるつもりなんだ」





88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 23:20:10.87 ID:WkU5ntXU0
梓「それっていつなの?」

憂「1ヶ月後ぐらいかな」

梓「そうなんだ…怖くない?」

憂「怖くないって言えばウソになるけど、それよりも早く外で遊びたい!って気持ちの方が強いかな」

梓「じゃあ手術に成功していっぱいあそぼうね!」

憂「うん!…でね、あと一つあるんだけど…」

梓「ん?なに?」





153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 23:27:36.70 ID:WkU5ntXU0
憂「梓ちゃんは…お姉ちゃんのことが好き?」

梓「ふえっ!?きゅ。急に何を…」アセアセ

憂「あれ?違ったかな。好きなんだと思ってたけど」

梓「…たしかに好きだよ。でもわたしふられちゃったんだ。わたしとは付き合えないって」

憂「えっ!?…ごめんね、梓ちゃん」

梓「いいんだよもう。わたしもあきらめてるし」

憂「…あきらめちゃダメだよ、梓ちゃん」

梓「うい?」





190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 23:31:21.75 ID:WkU5ntXU0
憂「多分…お姉ちゃんが断ったのはわたしのせい…」

梓「ち、ちがうよ!憂のせいなんかじゃ…」

憂「ううん、わたしのせいなの。わたしがお姉ちゃんの邪魔をしてるんだよ」

梓「うい…」

憂「子供のころからずっと、わたしにつきっきりで…他のことなんてどうでもいいなんて言っちゃって…」

梓(…和先輩の言ったとおりだ)

憂「わたしもうれしかった。お姉ちゃんと一緒にいられるんだ!って。でも…でもお姉ちゃんの自由を奪っちゃったの」

梓「……」

憂「わたしの前では明るい顔をしてたけど、外では明るくなかったって知ってた。学校の話なんて一つもしなかったから」

梓「……」

憂「このままじゃいけないってことはわかってたの。でも…でもお姉ちゃんはそれでも憂といたいからって…やめてくれなかった」

梓「うん…」





233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 23:35:58.74 ID:WkU5ntXU0
憂「でもね、高校に入って…軽音部に入ったお姉ちゃんはまるで別人だった。話の中心はいっつも軽音部の話。あんなに楽しそうなお姉ちゃんを見るのは久しぶりだった」

梓「……」

憂「あんなに楽しそうなお姉ちゃんをもう苦しませたくない…だから、今回の手術を決断したんだ」

梓「うい…」

憂「それにね、梓ちゃんがいてくれたからわたしも手術しようって気持ちになれたの」

梓「わたしが…?」

憂「うん。梓ちゃんが友達になってくれたから…わたしも外に出てみたい!ってなったの」

梓「そんな…わたしなんかじゃ…」

憂「ううん、梓ちゃんのおかげだよ。ありがとう」

梓「照れちゃうな…///」





261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 23:41:40.48 ID:WkU5ntXU0
憂「…お姉ちゃんは、梓ちゃんが部活に入ってからはずっと梓ちゃんの話ばっかりしてたの。それでわかったんだ。お姉ちゃんは梓ちゃんのことが好きなんだなあって」

梓「…!///」

憂「わたしはお姉ちゃんにもうこれ以上は負担をかけたくない…お姉ちゃんに幸せになってほしい…だから、梓ちゃん約束して!」

梓「!?」

憂「わたしの手術が成功したら…お姉ちゃんと付き合って!」

梓「うい…」

憂「梓ちゃんにお姉ちゃんを幸せにしてほしいの!無責任かもしれないけど…わたしじゃ無理だから…わたしじゃお姉ちゃんを幸せにできないから!」

梓「……」

憂「だからお願い!お姉ちゃんと付き合ってください!お願いします…!」





262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 23:46:53.60 ID:WkU5ntXU0
梓「…それは無理だよ、うい」

憂「えっ…」

梓「だって憂が唯先輩を不幸にしてるとは思えないもん。唯先輩はいっつも憂の話ばっかしてるし、あんなに楽しそうに話すのは幸せだからじゃないかと思う。だから唯先輩を幸せにするのはできないんだよ。もう幸せだから」

憂「でも…」

梓「でもね!唯先輩を好きなのは本当。だから憂がお願いしなくても、わたしは唯先輩と付き合ってみせるよ!」

憂「梓ちゃん…」

梓「だから…憂が唯先輩を不幸にしてるとか…そんなこと言わないで、ね?」

憂「梓ちゃん…あずざぢゃああああああん」ダキッ

梓「よしよし、いままでつらかったよね?これからはもうそんなの気にしなくていいからさ、ね?」ナデナデ

憂「うわあああああああああああん!!」





263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 23:52:26.26 ID:WkU5ntXU0


梓「すっきりした?」

憂「うん…すっきりした」

梓「よかった」

憂「…ありがとね、梓ちゃん」

梓「ううん、こちらこそだよ、憂。憂のおかげで、また唯先輩に告白しようって思えたんだから」

憂「うん…」

梓「…手術、がんばってね」

憂「うん!」





265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 23:57:32.26 ID:WkU5ntXU0


――手術当日

律「がんばれよ憂ちゃん!わたしも応援してるからな!」

憂「ありがとうございます、律さん」

澪「その…がんばれよ」

憂「はい、澪さん」

紬「手術が終わったら、いっしょにお茶しようね」

憂「楽しみです、紬さん」

和「今までずっとたたかってきたんだから大丈夫よ。がんばってね」

憂「はい、和さん」





266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/26(火) 23:58:20.46 ID:HzKy7EzJ0
医者「どうしてこうなった!」

助手「すみません、間違って一緒に寝ていたお姉さんのほうを・・・」

医者「どうするんだよ。これ?」

助手「憂ちゃんをこっそり手術して記憶を消すしか、、、どのみち憂ちゃんは死んだことになってしまいますが・・・」

医者「うむ、そうしよう」






267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 00:01:46.48 ID:KFSOnbTX0
さわ子「がんばんなさいよ!帰ったらかわいい服を着せてあげる!」

憂「ありがとうございます、さわ子先生」

律「なんでいきなり出てくんだよ」

さわ子「あら、わたしはあなたたちの顧問よ。いても全然おかしくないわ」

澪「今までずっといなかったくせに…」

さわ子「ああん!?」

澪「ひいいぃぃっ!?」

梓「憂、絶対、絶対大丈夫だから!わたし待ってるからあ!」グス

憂「うん…またお話ししようね、梓ちゃん」

律「おいおい、泣くなよお。泣いてたらわたしまで…」グス

澪「手術が終わるまで泣いちゃダメだ。終わった後、いっぱい泣こう。な?」

梓「はい…」ヒクッ





269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 00:07:13.71 ID:KFSOnbTX0
唯「…うい」

憂「なあに?おねえちゃん」

唯「…憂はわたしの…わたしの自慢の妹だから…絶対大丈夫だよ。がんばってね!」

憂「うん…がんばるよ」

憂「じゃあ、行ってくるね」

梓「がんばって…がんばってね、憂」

唯「がんばれ、憂…」

ウイーーーン…





272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 00:12:10.61 ID:KFSOnbTX0


梓「……」コックリ

梓「…はっ!いま何時!?」

梓「あっ…みんな寝てる…」

梓「手術は…まだか…」

梓「…憂、がんばって…」





274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 00:17:29.11 ID:KFSOnbTX0

ウイーーーン

律「! 終わったぞ!」

唯「先生!ういは…ういは!?」

医者「手術は成功しました。あとは術後の回復を見てからです」

唯「や…」

唯律澪紬梓和「やった~~!!」

梓「唯先輩!よかったですね!」

唯「うん!ほんとうによかったよおお!!」ウワアアン

梓(憂もがんばったんだ…今度はわたしの番だ!)





276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 00:22:51.26 ID:KFSOnbTX0

――数ヵ月後

唯律澪紬梓和「退院、おめでとーっ!!」

憂「ありがとうございます!」

唯「ういーっ!!」ダキッ

憂「うわっ!?お姉ちゃん、くるしいよ…」

唯「これからは憂も普通の生活が出来るからね!今までできなかった分、楽しもうね!!」

憂「うん!」

律「いやあ、ほんとうによかったよかった!!」

澪「無事退院できてよかったな」

紬(唯ちゃんったら、妹にまで…)ハアハア

和「よかったわね、梓」

梓「はい…」

和「どうかした?」

梓「へっ?いや、なんでもないです!」

和「そう」





277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 00:28:15.28 ID:KFSOnbTX0


唯「今日は楽しかったね!憂」

憂「うん!わたしの退院パーティを開いてくれるなんて…とっても嬉しかったよ!」

唯「えへへ~よかったね!」

憂「…ねえ、お姉ちゃん」

唯「ん?なあに?」

憂「お姉ちゃんは梓ちゃんのことが好き?」

唯「ふえっ!?そ、それは…」

憂「好きなんだ?」

唯「うん…でもね、わたし、前にあずにゃんをふっちゃって…」

憂「うん…でも、梓ちゃんはお姉ちゃんのことがまだ好きみたいだよ?」





278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 00:33:33.06 ID:KFSOnbTX0
唯「でも…」

憂「…もう私のことなら心配ないよ?」

唯「!」

憂「もうわたしは自由なんだから、お姉ちゃんに迷惑かけたりしないよ」

唯「そんな…わたしは迷惑だなんて…」

憂「うん…梓ちゃんも言ってた。憂は唯先輩を幸せにしてるよって」

唯「うい…」

憂「だからね、これからもお姉ちゃんに迷惑かけちゃうかもしれないけど…よろしくね?」

唯「あったりまえだよ~!」

憂「えへへっ、お姉ちゃんがわたしのお姉ちゃんでよかったよ」

唯「わたしもだよ」

憂「…お姉ちゃんも自分の気持ちに素直になってね。きっと後悔はしないから!」

唯「うん!わかったようい!」

憂「えへへ」

憂(がんばってね梓ちゃん、あとは梓ちゃんが勇気を出すだけだから)





280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 00:38:21.38 ID:KFSOnbTX0

――数日後

純「梓!今日は転入生が来るんだって?」

梓「うん!聞いて驚け!なんと唯先輩の妹なんだよ!」

純「えっ!?もしかして憂?」

梓「あれっ?知ってたの?純」

純「だって同じ中学校だもん!会ったことはあまりないけど…」

梓「じゃあ仲良くしてあげてね!」

純「もちろん!」





281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 00:43:35.85 ID:KFSOnbTX0

ガラッ

先生「はーい、席について!今日は君たちの新しい仲間を紹介します」

憂「あ、あの、平沢憂です!これからよろしくお願いします!」

パチパチ オー

梓「うい!」

憂「あっ!梓ちゃん!」

梓「まさかいっしょのクラスになるなんて…これは運命だね!」

憂「そうだね!」

純「ねえ憂ちゃん!わたしのこと覚えてる?」

憂「あっ…もしかして純ちゃん?」

純「お~覚えてくれてたんだ!これからよろしくね!」

憂「うん!」

梓(よかったね、憂!)





283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 00:49:05.68 ID:KFSOnbTX0

――放課後

律「ふいーつかれたー」

澪「まだ何にもやってないじゃんか!」

律「今日は持久走だったじゃん。もう脚がパンパン!」

唯「わたしも疲れたよー!」

紬「わたしも…」

澪「やれやれ…今日は練習なしか」

梓「まあいいじゃないですか。たまには」

澪「そうだな」





286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 01:00:21.62 ID:KFSOnbTX0


律「よーし!そろそろ帰るか!」

澪「ああ」

紬「うん!」

梓「あっ!唯先輩!ちょっとこのあといいですか?」

唯「うん!いいよ!」

律「じゃあわたしたち先に行ってるな!」

律(ついにリベンジか…がんばれよ梓!)チラ

澪(わたしたちも応援してるからな!)チラ

紬(がんばってね!)チラ

梓(はい!)コク

バタン





287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 01:05:48.43 ID:KFSOnbTX0


唯「…で、話って?」

梓「はい、憂はすごくクラスになじんでますよ!」

唯「そう!よかった~」

梓「はい…」

唯「……」(あれ?告白なんじゃ…?)

梓「……」(どうしよう…緊張して違う話をしちゃった…)

唯「……!」(しょうがない、ここはわたしが!)

梓「……!」(ええい!気合いだ梓!)

唯梓「あの!」

唯「あ、あずにゃんからどうぞ」

梓「いえ、唯先輩から」





288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 01:08:19.89 ID:KFSOnbTX0
唯「…もう、わたしずっと…ずっと待ってるんだよ?あずにゃん」

梓「…!///」

梓「じゃあ言います!唯先輩!」

唯「はい!」

梓「わたしは…唯先輩のことが…好きです!」





290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 01:11:20.22 ID:KFSOnbTX0

そのあと、わたしと唯先輩はお付き合いを始めた。
これもすべては憂が応援してくれたからだ。
あっ、先輩たちもか

そして、あれから変わったことがひとつ…
今まで憂の代わりに家事をしてきた唯先輩だったけど、
憂が帰ってきたことにより、昔のなまけものの唯先輩に戻ってしまった。
まあそれはそれでかわいいんだけど…少しは前に戻ってほしい。

そして今日は、付き合って1カ月記念日!
久しぶりのデートだ!





292 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 01:13:46.15 ID:KFSOnbTX0


憂「おねえちゃ~ん!お財布忘れてるよ!」

唯「ああっ!?いけない!ごめんね憂!」

憂「ううん、じゃあ楽しんできてね」

唯「うん!」

憂(あの幸せそうな顔…また見れてよかった…)

憂(ありがとう、梓ちゃん)





293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 01:16:50.56 ID:KFSOnbTX0


梓「まったくあの人は…いつも遅刻して…」

梓「でも…楽しみだなあ」ニヤニヤ

子供「ねーあの人の顔おもしろいよー」

親「見ちゃいけません!」


唯「おまたせー!!」タタタ

梓「あっ!唯先輩!」

唯「遅れてごめんね!」

梓「もう…次からはちゃんとしてくださいよ?」

唯「わかった!じゃあ行こうか!」

梓「はい!」




おわり





306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/27(水) 05:20:47.28 ID:eUM99wZy0
おっおっ乙乙







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[ 2010/03/04 12:00 ] けいおん!SS | TB(0) | CM(3) | このエントリーを含むはてなブックマーク


あれだけ大事にしてた妹に長期入院からの退院早々に家事を任せちゃう鬼畜な唯ちゃん♪
[ 2010/03/04 23:21 ] [ 編集 ]


こまけぇこたぁいいんだよ
たのしたのし
[ 2010/03/27 02:01 ] [ 編集 ]


けいおんスレの大半が百合とは…
女子高ってこんななの?
[ 2010/08/29 02:25 ] [ 編集 ]
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けいおん系SSばっかりです。


ひさびさに左上更新してみましたw


とはいえ特に書く事もありませんが(笑)


このブログも開設から1年以上経過するんですね…


とりあえず「けいおん!!」のアニメが終わるまでは頑張って更新し続けたいと思います
2010年7月24日


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