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けいおん!系SSを中心に、2ちゃんねるからSSスレを独断と偏見でまとめてます。
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唯「雪だよーゆきっ!」 

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 12:31:59.77 ID:gDmtT2b+O
唯「ういーおはよー」

憂「お姉ちゃんおはよーまだ7時なのに今日は珍しく自分で起きてきたね」

唯「めざまし7個セットしたからね!」

憂「作戦勝ちだねっ!ご飯すぐ用意するから待ってて」

唯「ご飯なにー?」

憂「ラーメンだよ。どうぞー」

唯「やっぱり朝はラーメンだよね。あったまるよー」

憂「塩ラーメン最高だよね」

唯「以下ラーメ…じゃなくて塩ラーメンおいしいよね」


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 12:33:55.94 ID:gDmtT2b+O
憂「う、うん」

憂(以下ラーメ…?)

唯「お姉ちゃん将来ラーメン屋台やろうかな?」

憂「お姉ちゃんがやってたら毎日食べに行くよー」

唯「ギターでチャルメラ弾きながらラーメン売って四国行脚するよー」

憂「お姉ちゃんおもしろいね。ほらほら急いで食べるからほっぺにナルトがついちゃってるよ」

唯「ほんと?ちょっと鏡見てくるー」

憂「お姉ちゃん可愛いなぁ」





3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 12:35:37.01 ID:gDmtT2b+O
唯「ういー!ナルトほっぺに2つも付いてるよー!」

憂「とってこなかったんだね」

唯「おもしろいからとりたくない」

憂「あはは。遊んでないでラーメン冷める前に食べようよ」

唯「はっ!そうだね。ラーメンのびちゃうもんね」

憂「ごちそうさま。食べたら丼持ってきてね私洗い物してるから」

唯「まかされよ」






5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 12:37:31.27 ID:gDmtT2b+O
―――――――

憂「さぁ今日は余裕もって登校できるね、お姉ちゃん準備できた?」

唯「ばっちぐーだよ」

玄関のドアを開けると外は眩しいくらい真っ白な雪が積もっていた

唯「雪だよーゆきっ!」

唯「ういー雪だるま作ろう!あっ雪合戦もしたいなぁ」

憂「すごーい…昨日まではなんにも積もってなかったのに一晩でこんなに積もったんだ」

唯「雪うめぇ雪うめぇ」

憂「お腹壊すよー。もうすぐ春なのに雪が積もるなんてめずらしいね」





6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 12:39:14.90 ID:gDmtT2b+O
唯「雪が積もってて歩きづらいよー」

憂「ほんとだねー」

唯「でもいつもの道よりちょっと楽しいね」

憂「山登りみたいに自然と触れ合ってる感じがしていいよね」

唯「じゃあ雪山登りは1回で2度おいしいね」

憂「それはどうか分からないけど…夏の山にはまた違った良さがあるからね」

唯「山ってすごいね!将来はラーメン屋台でお金貯めて山買おうっと」

憂「夢は大きい方がいいよね」





7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 12:42:17.92 ID:gDmtT2b+O
―――――――

唯「みんなーおはよおぉぉおお」

律「相変わらずダレてるなー」

唯「雪道で疲れちゃったよー今日はもう何にもしたくないや」

律「おいおい唯まだ朝だぞー」

唯「ムギちゃんは全然疲れてないっぽいね。執事さんに車で送ってもらったとか?」

紬「雪がすごくて車は出せなかったから歩いてきたわよ」

唯「あんな遠くから歩いてきたの!?ムギちゃんは軽音部の永久機関だね」

紬「そんなたいした距離じゃないわよー」





8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 12:45:03.56 ID:gDmtT2b+O
律「もうすぐ私達は3年だな」

唯「早いねーあと1年もしたら卒業かぁ」

律「私達が卒業したら梓1人になるからな。新入生歓迎ライブは気合い入れないとな」

紬「新入部員のために頑張らないとね」

律「でも雪降ったから昼休みは遊ぶぞー!」

唯「賛成!雪遊びしたい!」

紬「私もみんなと雪遊びしたいわ!」

律「じゃ昼休みはご飯食べたら澪達を誘って外に行こうぜー」





9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 12:47:47.98 ID:gDmtT2b+O
唯「お腹空いたよー!」

律「まだ2時間目までしか終わってないぞ」

唯「ムギちゃん今日のお菓子はー?」

紬「今日は試験期間で部活がないから持ってきてないわ」

唯「えーそんなー!」

律「朝も食べてきたんだろ?そんな食べてばっかりだと太るぞー」

唯「太らないからいいもん!そうだほっぺに付けっぱなしだったナルト食べよう」

律「ナルト…」

唯「おいしいよー1個食べる?」

律「遠慮しておきます」






11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 12:54:11.70 ID:gDmtT2b+O
唯「やっとお昼だー」

律「ずっと腹鳴りっぱなしだったな」

唯「やっとお弁当食べられるよー」

律「てか弁当なら早弁すればいいじゃないか、なんでわざわざ我慢してたんだ?」

唯「はっ…!」

律「もしかしてそんなことも思いつかなかったとか?」

唯「いえす」

紬「早くお昼ご飯食べて遊びに行きましょう」

唯「ムギちゃん張り切ってるね」

紬「雪ってほとんど積もらないから遊ぶの楽しみなの」





12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 12:58:13.88 ID:gDmtT2b+O
律「ご飯も食べたし澪を誘いに行くぞー」

唯「和ちゃんもね」


―――――――


澪「この時期に雪なんて降るだけめずらしいのにこんなに積もるなんてほとんどないんじゃないか?」

和「本当よね。テレビでもこの時期に積雪があったのは7年ぶりでこんなに積もったのは過去にないらしいわよ」

澪「やっぱり温暖化での異常気象ってヤツなのかな?」

和「よく分からないけど…暖かくなって雪が降るってのも変よね」

澪「はは、そうだな」

律「みおーっ!」

澪(ああ…さよなら私の平和な昼休み…)





13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:00:55.86 ID:gDmtT2b+O
律「澪!雪だぞ!うぃんたーふぉーるだぜ!」

唯「和ちゃーん!雪祭だよー!いっつすもーかーにばる!」

和「スノーカーニバルね。いつもいつもあんた達は騒がしいわね、雪祭って外で遊ぶつもりなの?」

唯「そうだよ!せっかく雪降ったんだから遊ばなきゃ!ねっ澪ちゃん」

澪「私はこんな寒い日に外に出たくない!だから遊ばない!和もそうだろ?」

和「楽しそうじゃない私は参加するわ」

澪「あっ参加するんだ」





14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:03:25.15 ID:gDmtT2b+O
澪(じゃあ私1人ぼっちなるじゃないか…)

律「澪は行かないんだよなー」

澪「やっぱり私も行こうかなーなんて」

律「あれ?さっきは寒いから行かないって言わなかったっけ?和が行くって言って寂しいのかなー?」

澪「そうじゃなくて最近ちょっと太ったから外で体を動かすのもいいなーってさ!」

紬「澪ちゃんも?やっぱり冬は太るわよね」

澪「だ、だよなー!ほら律早くいくぞ!」

律「さっきまであんなに嫌そうにしてたくせに仕切るなよ」





15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:05:28.48 ID:gDmtT2b+O
紬「梓ちゃん達も誘わないと」

澪「そうだな、せっかくだからみんなで遊びたいしな」

律「梓の教室はここだったな、うおりゃあっ!」ドーン

思い切り開けられたドアの音に教室中の視線が集まる

唯「あずにゃーん!うーいー!みんなで血祭りしよー!」

紬「最初にやられたい方は前に出てください」

澪「バカ律!ドアくらい静かに開けろ!唯は恐いボケをするな!あとムギも悪ノリしない!」

和「澪も大変ね」





16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:07:10.31 ID:gDmtT2b+O
梓「皆さん揃ってなにかあったんですか?」

憂「みんなで何かするの?」

唯「あのね憂…実はね…私達これから雪遊びをするんだ」

憂「えっ!?雪…遊び……お姉ちゃんそれ本気で言ってるの…?」

唯「うん。もう決めたことだから…取り消すつもりはないよ。もう7年前のような後悔はしたくないから」

憂「お姉ちゃん………私もやるよ!私も雪遊びやる!お姉ちゃん達だけにそんな危険なことをまかせられないよ!」





17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:09:18.89 ID:gDmtT2b+O
唯「…う、憂!自分の言ってることの意味が分かってるの!?雪で遊ぶってことだよ!?」

憂「分かってるよ。私お姉ちゃんの妹だもん!楽しい時も悲しい時も死ぬ時だって私達はいつも一緒だよ!」

唯「そうだね…私がバカだったよ……」

憂「もう私に黙って1人で危ないことしようなんて思わないでね」

唯「うん!じゃあ行こう!私の背中は憂にまかせたよ!」

憂「了解だよ!お姉ちゃん」

梓「なにその小芝居」





19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:11:34.29 ID:gDmtT2b+O
梓「それより行くんなら早く行きましょうよ」

澪「梓行くのか?」

梓「はい?皆さん行くんなら行きますよ」

澪(梓が行かないっていうと思って一緒に残るつもりだったのに…)

律「そんなこと言ってホントは梓が1番雪で遊びたがってそうだよな」

梓「そんな律先輩みたいに子供じゃないですよ」

和「賑やかね、毎日こんななの?」

紬「はい。とっても楽しいですよ」





20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:22:06.00 ID:gDmtT2b+O
―――――――

澪「思ったより外は寒くないな」

和「そうね、これだと雪もすぐに溶けそうね」

律「雪だるまを作ろう!」

澪「ものすごいベタな遊びだな」

紬「すごく楽しそう!」

律「各自雪だるま作って1番を決めるからなー」

唯「これだけ雪があれば大きいのが作れるね」

和「頭を乗せるんだからちゃんと計算して作りなさいよ」





21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:24:06.63 ID:gDmtT2b+O
唯「あっ!あずにゃんの雪だるま小さくて可愛いね」

梓「そ、そうですか。私力ないから大きいの作れなくてちっちゃくなっちゃいました」

憂「お姉ちゃん私の雪だるまも見てお姉ちゃんと同じ大きさ……」

唯「あーっ!あずにゃんの雪だるまネコミミついてるんだ!可愛い!」

梓「ありがとうございます」

唯「あずにゃんは音楽だけじゃなくて芸術の才能もあるんだね!すごい」だきっ

梓「えへへ…」

紬「いいわねぇ…」

憂「お姉ちゃん…梓ちゃんばっかり…」





22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:26:29.48 ID:gDmtT2b+O
律「梓のに比べて澪のは大きいな…やっぱり手が大きいから雪だるまも大きくなるんだな。食べ過ぎて太った豚みたいだな、あははは」

澪「律の雪だるまは歪んで変な形だな!それに枯れ葉なんかたくさん付けて汚いぞ」

律「澪にはこの美的センスは分かりませんよー!孔雀みたいで綺麗だろー!」

和「律は装飾にこだわらないでまず雪だるま自体を綺麗な形に作るべきよ」

律「和の雪だるまは形は綺麗だけど装飾がなにもなくて地味だな」

澪「確かに地味だな」

和「うるさいわね、基礎が大事なのよ!」





24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:28:33.68 ID:gDmtT2b+O
憂「お姉ちゃん私の雪だるまも……」

唯「ムギちゃんすごーい!もう雪だるまっていう次元じゃないや!」

紬「こうゆうのは得意なの」

唯「それ美術の教科書で見たことあるよ。なんだっけ?サグラダファミリアだっけ?」

紬「ミロのヴィーナスよ」

唯「ミロって飲み物あったよね。緑のパッケージの」

梓「ムギ先輩のはもう遊びってレベルじゃないですね、1つの芸術です」

憂「あはは…すごいですね」





25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:31:04.60 ID:gDmtT2b+O
梓「あっ、唯先輩その石いいですね。雪だるまの口にちょうど良さそうなんでよかったらくれませんか?」

唯「これ?うーん……あずにゃん可愛いからあげちゃうよ」

梓「ありがとうございます!あっ、澪先輩の石は雪だるまの目にちょうど良さそうです」

澪(えっ!?これ使おうと思ったんだけど…でも唯はあげてるし私もあげなきゃ嫌われるかな…)

澪「しょうがないなぁ…梓にあげるよ」

梓「あはっ、ありがとうございます!」

憂(梓ちゃんお姉ちゃんに澪さんにと…欲張りな…)





26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:33:24.42 ID:gDmtT2b+O
唯「あー雪だるまの体作るだけで疲れたー!頭作るのめんどくさいー!」

和「体で張り切り過ぎよ、そのままじゃただの雪玉よ」

唯「はぁ…もう体の上にてきとーに雪乗せればいいや」

和「すごくバランス悪いわね。制作者の性格がよく出た雪だるまね」

唯「あとは頭にバケツを被せてほうきを手にして完成!」

和「コラッ!学校物を使っちゃダメでしょ」

唯「は、はいっ!……怒られた」





28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:35:36.74 ID:gDmtT2b+O
和「ちゃんと分かればいいのよ」なでなで

唯「えへへー」

和「もう、その顔見るとなんか許せちゃうのよね」

紬「うふふ…これもいいわぁ」

律「澪の雪だるまはさらに大きくなったな」

澪「形を整えるために雪つけてたらかなり大きくなってしまった」

律「ホントに食べ過ぎて脂肪がついて太ったみたいだな」

澪「うるさい」ゴツン!

律「痛い!」

紬「あらあら」





29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:38:15.80 ID:gDmtT2b+O
律「みんな雪だるまできたな!」

澪「いろんな雪だるまが出来たけど1番出来がいいのは……言うまでもないか」

律「あぁ…私の雪だるまが文句なしの1番だな」

澪「は?それはないだろう」

梓「どう考えてもムギ先輩が1番だと思うんですが」

律「何言ってるんだよ。私のが1番いいだろ」

澪「どんな目で見たらそうなるんだ」

梓「とりあえずレーシック行きましょうか?」

和「メガネ貸すわよ?」





30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:40:57.34 ID:gDmtT2b+O
律「どんな目で見ても私のが1番だって!ムギのが1番だとしてもこれはもう雪だるまというジャンルから外れてるからダメだ!」

梓「ムギ先輩のを除いても律先輩のより出来がいい雪だるまなんてたくさんありますよ」

律「どこがだよーどう見ても考えても私のが1番だよ!」

和「子供みたいね」

紬「まあまあみんなよくできてますよ。もうすぐお昼休みも終わりますし戻りましょう」

梓「そうですね。なんかすごい疲れました」

唯「雪うめぇ」

憂「食べちゃダメだってー」





31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:43:39.79 ID:gDmtT2b+O
唯「あずにゃんの雪だるま食べたくなっちゃうくらい可愛かったねー」

梓「食べないでください」

紬「私も梓ちゃん食べちゃいたいわ」

梓「ムギ先輩卑猥です」

澪「お昼食べたばっかりなのにお腹空いた…何か食べたいな」

梓「このタイミングで言われると恐いです」

唯「あずにゃんの耳………」はむっ

梓「ひいぃっ!いきなり何するんですか!?」

唯「うはっ可愛かったからつい」

憂「………」





32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:46:14.28 ID:gDmtT2b+O
律「みおー今日学校終わったら暇か?」

澪「んー…今日はとくに予定はないけど試験勉強はするつもり」

律「ならちょうどよかった!試験の~…」

澪「ヤダ」

律「えーっ!そんなこと言わずに頼むよぉ…澪様この通り!お願いします!」

澪「この通りって頭下げるくらいしないのか!直立で言われてもさっぱり教えたい気にならないぞ!」

律「へへ…澪ちゃんあのことばらされたくなかったらおとなしく教えろよ」

澪「別に言われて困ること知られてないからな」





33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:48:29.23 ID:gDmtT2b+O
律「ちぇっ…澪のケチ」

和「普段からちゃんとしないのがいけないのよ」

唯「……あの~和ちゃん大変申し上げにくいのですが…試験勉強の方を…」

和「ダメよ」

唯「あぁ~ん!やっぱりそうなるのね」

和「たまには自分で頑張りなさい」

唯「和ちゃ~んお願いだよう」

和「ダメって言ってるでしょ!」

唯「うっ…」





34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:51:03.82 ID:gDmtT2b+O
唯「和ちゃん…その少しだけでも…」

和「ダメ!たまには人に頼らないで自分の力で頑張りなさい!」

律「和そんなに大声で言わなくても…」

和「律!あなたもよ!澪に頼ってないで自分で勉強するようにしなさい!」

律「わ、わかったよ」

和「澪。授業始まるし早く教室に戻りましょ」

澪「う、うん…」

律「なんだよ和のヤツ」

唯「和ちゃんすごく怒ってたね…角と牙が生えて炎をはいてるみたいに見えたよ…」





36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:53:52.20 ID:gDmtT2b+O
―――――――

キーンコーンカーンコーン……

唯「ふぅ…やっと1日が終わったよぉ~学業は大変だね」

律「1限から7限までずっと同じようにボーッとしてただけに見えたけどな」

唯「はぁ…試験が憂鬱だよぉ……りっちゃんは試験澪ちゃんに教えてもらわないで大丈夫そうなの?」

律「ふん、私は超天才だからな!やればできるから余裕だよ余裕」

紬「りっちゃん本当に大丈夫?」

律「何心配してるんだよムギ。私なら余裕で赤点ぎりぎりくらいはとるって」





37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:56:59.51 ID:gDmtT2b+O
紬「でも…もし赤点だったら部活動禁止でしょ?新入生歓迎ライブのために練習しなきゃいけないし」

律「なんだムギー天才りっちゃんを信用してないのかー?私が本気出したらアインシュタインの脳も裸足で逃げ出すぜ!」

唯「脳って足が生えるんだね!テストに出るかもしれないからメモしとこ」

律「いや出ないからね。じゃ私澪と帰るからまた明日なー」


唯「りっちゃん大丈夫かな?」

紬「心配だから澪ちゃんからりっちゃんに勉強教えてあげるようにメールしておくわ」





38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 13:58:56.30 ID:gDmtT2b+O
唯「私もそろそろ帰ろうっと、それにしても」

午後になり再び降り始めた雪が窓の外を真っ白に染めていた

唯「すごい降ってるねーまた雪道歩くの辛いなぁ…帰るのめんどくさいムギちゃんおんぶして送ってー」ムギュー

紬「うふふ、唯ちゃんがほっぺにちゅーしてくれたらおんぶして行ってあげようかな」

唯「本当っ!?じゃあちゅー…」


憂「お姉ちゃん!」

唯「あっ!ういー!」





39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:01:27.14 ID:gDmtT2b+O
紬「あらあら憂ちゃんが迎えにきたわね。みんなで歩いて帰りましょ」

唯「えーおんぶーおんぶー」

紬「また次の機会におんぶしてあげるわ」

唯「はーい。ういー帰ろう」

憂「……」

唯「憂?」

憂「あっ…ゴメンゴメン!帰ろっか」





41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:05:01.32 ID:gDmtT2b+O
―――――――

唯憂「ただいまー」

唯「って誰もいないんだけどね。あ、そうだ!ういー勉強教えてー和ちゃんが怒って教えてくれなかったんだよぉ」

憂「…嫌だよ、梓ちゃんに教えてもらえば?」

唯「えっ?あずにゃんは1つ下だよー」

憂「私もだよ」

唯「あ、そうだった…ごめんね…」





44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:08:19.94 ID:gDmtT2b+O
唯「あー…もう7時かぁ…こんな寒くてもアイス食べたくなる不思議!うーいーアイスー」

憂「飼い犬に命令するみたいに言わないで自分で取りに行ってよ。私部屋で試験勉強するから」

唯「ういーご飯はー?」

憂「自分であるの食べてー」


唯「ご飯ご飯……」

唯「出来てる物ないや…自分で作るのは私料理できないし……食べるの我慢して勉強しようかな」





45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:11:58.40 ID:gDmtT2b+O
唯「…お腹空いて勉強集中できないや」

唯(たぶんお腹空いてなくても集中できないけど)

唯「もう寝ちゃおっと。ギー太~一緒に寝よーって冷たい!」

唯「うひゃー雪も降ったし冷えきってるや」

唯「今夜は冷えるし憂と一緒に寝ようかな」

唯「でも行ったら試験勉強の邪魔になるよね」

唯「……」

唯「熊ちゃんのぬいぐるみ抱っこして寝よう」





48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:24:36.49 ID:gDmtT2b+O
―――――――

澪「律…試験勉強大丈夫かな…」

サツガイ!サーツガイセヨー!

澪「キャーーーッ!…ってメールだ。ムギか、ええと新入生歓迎ライブの練習のために律に勉強教えてあげてほしいか」

澪「そうだったな赤点とられたら困るんだった…とりあえず電話してみるか」

プルルルル…プルルルル…

律『はいはい、みおーどうしたー?』

澪「もしもし、ちゃんと起きてたな」

律『まだ7時なんだから寝るには早いだろ』

澪「はは、それもそうだな」

律『でなんの用だ?』





49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:27:49.34 ID:gDmtT2b+O
澪「今日学校で話した試験勉強のことだけどさ…」

律『あー別に困ってないしやっぱり教えてあげるとかだったら必要ないよ』

澪「えっ?ほかに教えてくれる人でもいるのか?」

律『いないよー私は天才的頭脳の持ち主だから教えてもらう必要もないし勉強も必要ないから』

澪「なっ…バカ律!何言ってるんだよ!もし赤点とったら部活動禁止なんだぞ!」

律『うるさいなぁ…赤点なんてとらないよ!じゃあな』プツッ

澪「切れた…もう知らないからなー!」





50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:31:00.18 ID:gDmtT2b+O
澪「なんだよ律のやつ!あぁもうイライラする!なんか食べよう!確かお菓子があったよな」

澪「…そういえば唯は大丈夫なのかな…和は教えてあげなそうな感じだったし」

澪「一応電話してみよう」

プルルルル…プルルルル…プルルルル…

澪(出ないな…まさかもう寝てるとか?そんなわけないよな)

澪「たぶんお風呂とかだな、あとで折り返し電話くるだろう」

澪「はぁ…大丈夫かなぁ…」





51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:34:34.70 ID:gDmtT2b+O
―――――――

試験日

律「終わった…」

唯「なにもかも…」

紬「お疲れ様です」

唯「りっちゃんどうだった?」

律「よ、余裕に決まってるだろ!赤点なんてとらないよ」

唯「え~…りっちゃんは私の仲間だと思ったのにぃ…わたし数学のテスト7問くらいしか解けなかったよぉ」

紬「唯ちゃんそれって赤点決定なんじゃないの?」

律(えっ…私も7問しか解けてない…もしかして赤点?)





52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:38:08.51 ID:gDmtT2b+O
唯「りっちゃん顔色悪いよ?もしかして本当はテスト悪かったんじゃないの?」

律「あはははは…そんな訳ないない。テスト攻略法を使ったからな」

唯「えぇっ!?攻略法なんてあったの?」

紬「初耳だわ」

律「いいか、○×問題とか選択問題があるだろ?あれを全部○にしたりABCから選べとかなら全部Aにするんだ。こうすれば全問正解はできなくても確実に点がもらえるんだぜ!」

唯「うはーりっちゃん博士天才過ぎるよ!」





53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:40:48.09 ID:gDmtT2b+O
―――――――

律「というわけでテストは完璧だったぜ」

澪「どこがだよ!その微妙な攻略法使ってもほかの問題ができてなきゃ赤点だろ!」

唯「澪ちゃんまだ結果は出てないし」

澪「唯はその結果が出る前から赤点決定じゃないか!」

唯「うっ…重く反省しております……」

紬「まあまあお茶とお菓子でリラックスしましょう」

唯「あぁ、久しぶりのムギちゃんのお茶とお菓子…このために生きてるよねぇ」

澪(あぁ…このバカ2人どうしよう…)





54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:44:03.92 ID:gDmtT2b+O
梓「それで練習はしないんですか?」

律「今日はテスト終わりで集中力切れてるから休みでいいよぉ~」

唯「明日から休みだし明日からやればいいよぉ~」

律「そうだ!テストも終わったし明日みんなで遊びに行こうぜー!」

唯「いいね!私も行きたーい!」

紬「あっ!私ちょうど行ってみたい所があるの」

梓「ちょ、ちょって待って下さい!練習するんじゃないんですか!?」

律「明後日も休みだし明後日やればいいだろ」





57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:47:27.45 ID:gDmtT2b+O
梓「もう黙々とお菓子食べてないで澪先輩からもなんとか言ってあげてくださいよ」

澪「んー…別にいいんじゃないか、息抜きも必要だし」

梓「そうですか…」

律「梓は狐みたいだな、虎の威を借る狐。残念ながら澪は牙もない食っちゃ寝の豚さんみたいな虎だけどな」

澪「むっ…」

梓「ま、まぁ澪先輩も賛成なら仕方ないです」

唯「明日はお出かけに決まりだね!」

梓「ちゃんと明後日は練習するって約束ですよっ!」





58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:51:44.34 ID:gDmtT2b+O
律「それでムギの行きたいとこってのはどこなんだ?」

紬「あの駅前に新しくできたデパートなんだけど、なんていうところだったかしら?」

唯「新しくできたの?あっ、デパート舞乃海だね」

紬「そう、それよ唯ちゃん」

澪「そういえばあったな、思ったより大きい所じゃなかったけど」

紬「いろいろな技が売ってる異色のデパートって聞いたから行ってみたくて」

唯「すごい楽しそうなところだね」

梓「どちらかというと変な所っぽい気がしますよ」





59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:54:20.48 ID:gDmtT2b+O
律「明日は昼に駅前に集合なー」

紬「はーい」

唯「あずにゃん楽しみだね」

梓「別に…テストの息抜きに行くだけですから、明後日は絶対の絶対に練習ですからね!」

澪「なんか美味しい物でも食べに行きたいな」

紬「じゃあうちの会社がやってるいい場所探しておくわ」

澪「本当かムギ!ありがとう」

律「澪も乗り気だな。じゃ明日は遅れるなよー」





60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:58:30.31 ID:gDmtT2b+O
―――――――

次の日

唯「みんなーおまたせー」

律「よし、これでみんな揃ったな」

澪「やっぱり唯が最後か」

梓「でも唯先輩にしては珍しく遅れなかったですね、憂に起こしてもらったんでしょうが」

唯「ちっち…あまいね、あずにゃん私はしっかり自分の力で起きてきたよー目覚まし時計7個セットしてね」

梓「それ目覚まし時計の力ですね」

紬「うふふ、目覚まし時計でも憂ちゃんの力を借りずに頑張ったじゃない」

唯「いやー力を借りなかったっていうか憂に少し避けられてる感じがするんだよね…」

梓「憂が唯先輩をですか?それはないですよー」

唯「やっぱり?気のせいなのかなぁ」





61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:01:49.66 ID:gDmtT2b+O
紬「いい天気になってよかったわ」

澪「まだ積もった雪は残ってるけどな」

紬「空気は春なのに雪があるってなんか変な感じよね」

唯「雪だるま溶けちゃわないかなぁ~」

紬「昨日見たら7体とも元気そうだったから大丈夫よ」


澪「あ、技のデパート舞乃海ここじゃないか」

唯「そうだねーなんか異国の戦士みたいな人達がたくさん出入りしてるよ」

律「早く入ってみようぜー!」





62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:06:11.66 ID:gDmtT2b+O
梓「なんか私達って場違いじゃないですか?」

澪「ひいぃっ…!怖い人達ばっかりだー」

唯「あの金髪オールバックの人は確実に2、3人はやっちゃってるよね」

律「あっちにいる人とかいかにもモンスター狩ってますみたいなデカイ剣持ってるしな」

唯「なんかお巡りさんきて話しかけられてるしね…あっ!連れていかれた!」

梓「銃刀法違犯でしょうね…」

澪「………」

紬「みんなーこっちにいろいろ置いてあるわよ」

律「はは…ムギは楽しそうだな」





64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:08:54.79 ID:gDmtT2b+O
梓「技って本なんですね、やっぱり中身は買わなきゃ見れないです」

唯「猫騙しとかあずにゃんに効きそうだよね」

律「いやそれ猫に使う技じゃないから」

唯「りっちゃん!試験で高得点とる技っていうのがあるよ!」

律「本当だ!買ってこようぜ!」

梓「そんな都合のいい技があるものなんですか…」

律「なんだコレ!中身はただの参考書じゃないか!騙されたー!」

梓「そんなもんだろうと思いました。近道なんてないんですから」

澪「技のデパートっていうか、ただの書店だな」





65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:12:17.35 ID:gDmtT2b+O
律「そんなこと言う梓もギターが上手くなる技とか買おうとしてるじゃないか」

梓「ギターやってるんだからいいじゃないですか、律先輩もドラムの技とか買ったらどうですか?」

律「ふん、私はすでに超絶テクをマスターした天才ドラマーだからな…サバンナで言う百獣の王ライオンだ。技なんか必要はないもんね」

梓「そうならいいんですけどね……」

唯「ムギちゃんは何買ったの?」

紬「美味しいお茶を入れる技と五輪書よ」

唯「明日のティータイムが楽しみになってきたよ!」

梓「ちゃんと練習もしますよ」

唯「分かってるよー」





67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:14:41.35 ID:gDmtT2b+O
澪「次はご飯でも食べに行かないか?」

紬「そうね、いい場所を用意してるわ」

澪「何を食べに行くんだ?」

紬「お寿司よ」

澪「寿司っ!いいなー」

律(ムギの行きつけの寿司屋…高級な匂いがプンプンするぜ)

澪(高級店だろうな…昨日の夜あらゆる料理店の作法を予習してきた甲斐があったな)





68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:17:35.95 ID:gDmtT2b+O
紬「うふふ…ここでーす」

律(ち…力ッパ寿司…!?)

澪(ランチタイムは94円の庶民的な寿司屋…だと…)

紬「うちの会社が経営しててサービスしてくれるっていうから食べ放題よー」

唯「ムギちゃん!ここって回る?お寿司回る?」

紬「ぐるぐる回るわよ唯ちゃん。わたし前から回るお寿司屋さんに行ってみたかったの」

梓「澪先輩、律先輩どうしたんですか?ボーッして…」





69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:21:25.51 ID:gDmtT2b+O
唯「すごいお寿司回ってるよーお寿司屋さんの鈴鹿サーキットやぁ~」

梓「あはは、唯先輩おもしろいですね」

澪律(笑えない…)

紬「あの赤いのはフェラーリね」

唯「ピットインしまーす」パクッ

紬「あっ、私もピットインしまーす」パクッ

唯「おいしーね」

紬「うんっ!」

律「幸せそうに食ってくれるな…こうなりゃやけ食いだー!」

澪「バカみたいに食べ過ぎるなよ」






71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:24:17.44 ID:gDmtT2b+O
梓「律先輩が物凄い勢いで食べてる…喉に詰まらせないように気をつけて下さい」

唯「サーモンうめぇサーモンうめぇ」

律「キャベツうめぇキャベツうめぇ」


紬「お茶…お茶…」

唯「あ、ムギちゃん湯飲み貸してーここからお湯が出るんだよー。はいお茶」

紬「ふふ、唯ちゃんにお茶入れてもらうの初めてね、ありがとう」

唯「のーぷろぶれむだよムギちゃん」





72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:27:00.90 ID:gDmtT2b+O
梓「お茶っと…」

唯「じー…」

梓「何ずっと見てるんですか?私は自分で入れられますよ」

唯「いいから続けて!じー…」

梓(…?何をずっと見てるのかな?)

唯「じー…」

梓「に゙ゃっ!あっつい!」

唯「やっぱりあずにゃんは猫舌だねっ!」

梓「もう…それでじゅっと見てたんれすか!?」





73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:29:26.39 ID:gDmtT2b+O
―――――――

ありがとうございましたー

紬「ご馳走様でした」

唯「ごっつぁんでした」

澪「美味しかったなぁ」

律「うぇ…食べ過ぎた…」

澪「バカみたいに食べるからだよ、もどすなよ律」

律「リバースしそうになったら口で受け止めて澪…」

澪「絶対嫌だ」

梓「気持ち悪いこと言わないでくださいよ」





75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:32:23.39 ID:gDmtT2b+O
紬「次はどこに行きましょうか?」

梓「行く所なかったら楽器店行きませんか?一応軽音部ですし」

紬「そうしましょうか」

唯「行きたい行きたい!」

澪「レフティフェアまだやってるかな?」

梓「去年の秋の話ですからどうでしょうか?」

律「私は座れる所に行きたい…」

澪「戻したらパンチラ以上に恥ずかしいぞ」

律「うるへー……」





77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:45:57.08 ID:gDmtT2b+O
澪「レフティフェアもうやってないな…」

梓「そうですね」

店員「いらっしゃいませ紬お嬢様」

紬「どうもこんにちは」

店員「今日はどのようなご用件で?」

紬「少し近くに遊びに来てたので寄ったんです」

梓(あっ!そうだ!)

梓「ムギ先輩ちょっといいですか?」





78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:48:25.85 ID:gDmtT2b+O
紬「どうしたの?梓ちゃん」

梓「新入生歓迎ライブの話なんですが…ここムギ先輩の会社の経営してる楽器店ですしいい機材を安く譲ってもらえたりできないですか?」

紬「できないことはないけど…それは…」

梓「機材だけじゃなくて照明とかステージにいろいろな仕掛けをしたりムギ先輩ならできるんじゃないですか!?」

紬「でも…」

梓「それだけすごいライブにすればきっとたくさん部員が入ってくると思うんですよ!」

紬「…」





79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:51:24.83 ID:gDmtT2b+O
梓「やりましょうよムギ先輩!」

紬「……それは出来ないわ梓ちゃん」

梓「なんでですか!?」

紬「私はそんなお金の力ばっかりの音楽はしたくないの…」

梓「でも!新入部員が入らないと先輩達は来年卒業で私1人になっちゃいます!」

紬「それは分かるわ…でもごめんなさい…」

律「おーい!2人ともー澪が子供みたいに帰りたいってうるさいんだよー!」

澪「だって右用楽器見ててもつまんないんだもーん!」

唯「駄々っ子澪ちゃん可愛い」





80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:55:17.57 ID:gDmtT2b+O
律「雪も降ってきたみたいだしそろそろ帰ろうぜ」

紬「そうね、そうしましょう」

梓「………」

唯「結構降ってるね、これはかまくら作れるまで積もるかなぁ?」

澪「さっきまであんなに晴れてたのに…」

律「もうすぐ3月になるのにこんな雪が降るなんて変だな」

澪「明日は部活だからな。じゃみんな雪道気をつけて帰れよ」





81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 15:57:31.10 ID:gDmtT2b+O
律「じゃ私と澪はあっちだから」

澪「じゃあな」

紬「また明日ね。私はあっちだから唯ちゃん梓ちゃんまた明日」

唯「みんなばいばーい!さっ、あずにゃん一緒に帰ろう」

梓「はい…」

唯「?あずにゃんなんかあったの?」

梓「な、なんでもないです!明日練習しっかり頑張りますからね!」

唯「あはは、わかったよぉ」



梓「はぁ…」





84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:02:16.51 ID:gDmtT2b+O
―――――――

次の日の音楽室

ジャジャーン♪

澪「ふぅ…なかなかだな」

唯「うー…お腹空いた…」

紬「お茶にしましょうか?」

梓「ダメです!今日はしっかり練習するんだからティータイムは禁止です!」

律「まぁまぁ梓。このまま練習しても唯が集中できなそうだし休憩しようぜ」

梓「ダメですよ、それで毎回練習しないじゃないですか!」

澪「いいんじゃないか、少しくらいは休憩も必要だろ」

梓「う~……少しだけですよ」





86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:05:59.40 ID:gDmtT2b+O
律「今日のお茶は一段とうまいのぅ…」

紬「昨日買った技のおかげですよ」

唯「お菓子もすごく美味しいよぉ~…」

紬「お口に合ったみたいでよかったわ」

梓「では10分休憩しましたし練習に戻りましょう」

律「え~…今日はもう終わりにしようぜ」

梓「なっ…さっき少し休憩したら練習するって言ったじゃないですか!」

唯「私もなんだか今日は疲れたぁ…終わりにしようよぉ」





87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:09:33.34 ID:gDmtT2b+O
梓「ムギ先輩のお茶とお菓子は蠍の毒みたいに効きますね…」

唯「ふへぇ~…」

律「ほけぇ~…」

澪「律も唯も梓の言う通り練習するぞ!もし赤点だったら追試が終わるまで練習できないんだぞ!分かってるのか!」

律「だーかーらー私は天才りっちゃんなんだから赤点なんかとらないよ、それにドラムだって練習しなくても大丈夫だって」

澪「あのなー律その態度はよくないぞ…」

ガチャ

さわ子「みんないるー?あっ、揃ってるわね」

唯「さわちゃーんどうしたの?」

さわ子「ふふ…実は新しく可愛い衣装がたくさん出来たから着てもらおうと思ってね」





89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:13:30.40 ID:gDmtT2b+O
唯「わーっ可愛いのがいっぱいだ!」

紬「本当、素敵ね!唯ちゃんコレ着てみて」

律「澪にこれとか似合いそうじゃないか?」

さわ子「そうね、早速着せてみましょう」

澪「えっ?えっ?助けてーっ!!」

紬「あぁ…あっちも大変なことに…はぁはぁ」

唯「ムギちゃん着替えたよー」

紬「はぁはぁ…唯ちゃんもとっても可愛いわ」





91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:17:05.26 ID:gDmtT2b+O
紬「唯ちゃん次はこれを着てみて、すごく可愛いと思うわ」

唯「いいねーあっ!あずにゃんもお揃いで着ようよー」

紬「いいわね、それで抱き合ってくれたりするとよりいいわ!はぁはぁ…」

梓「………」

唯「ねーねーあずにゃん着ようよー」

梓「もういい加減にして下さいっ!」

唯澪紬律さわ子「!!」





93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:22:18.41 ID:gDmtT2b+O
梓「私達は遊びにきてるんじゃないんですよ!」

唯「あ…あずにゃん…」

梓「唯先輩は学園祭終わってから練習しないでお菓子食べてダラダラしてばっかりなうえに今日の練習でも間違いが多いですし」

律「おい、梓!」

梓「律先輩もです!私は天才だからとか言ってろくに練習しないで遊んでばっかり…実際ドラムは走ってばっかりで全然リズムキープできてないじゃないですか!」

紬「あ、梓ちゃん1回落ち着きましょう。ねっ?」

梓「ムギ先輩だってみんなを着替えさせて遊んでばっかりで練習時間を減らす原因になってますよ!」





94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:27:26.30 ID:gDmtT2b+O
梓「もしこのまま新入部員が入らなかったら私1人になっちゃうんですよ…だからこのライブはしっかり成功させなきゃダメなんです!」

梓「皆さんがしっかりやってくれないと軽音部を続けられないじゃないですか…うぅ…」

梓「うぅっ…すいません…今日はもう帰ります…!」

澪「梓っ!待てっ!」タッタッタッタッ


さわ子「もしかして私って最悪のタイミングで来ちゃった…?」


律「………やめやめ!外また雪降ってきたし澪と梓も行っちゃったし今日はもう帰ろう」

律「私1人で帰るから…またな」


紬「私達も今日はもう帰ろう唯ちゃん」

唯「うん……」





95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:30:55.92 ID:gDmtT2b+O
澪の部屋

澪「なんなんだあの律の態度は…イライラする…」

プルルルル…プルルルル…ガチャ

『ただいま電話に出ることが…』

澪(電話にはまったく出ないし…)

澪「あぁもうっ!何か食べないとイライラで落ち着かない!」

澪(赤点とっても知らないからな)

澪「結局梓もあれから連絡とれないし……梓明日学校にちゃんと来るかな…」





98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:35:38.50 ID:gDmtT2b+O
・・・
・・


澪「ん、朝か?昨日いつの間にか寝ちゃったんだ」

澪(顔洗って目を覚まそう…)



澪「水冷たいっ」

水の冷たさで冴えた目で鏡に映った自分の顔を見る

澪(これ…私?すごい太ってないか…?)

澪「お腹出てるし…顔もなんかパンパンになってる…私はいつの間にこんなになったんだ……」

澪(こんな姿見られたくないよ…どうしよう……学校休もうかな……)

澪「お母さーん今日具合悪いから学校休むー」





101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:38:54.42 ID:gDmtT2b+O
―――――――

その日の学校

唯「終わった…」

律「なにもかも…」

唯「なんかデジャヴ」

律「○×問題の答えが全部×なんてありなのか…攻略法破れたり…」

唯「りっちゃん○×問題の答えが全部○でも赤点だよ」

律「うるさいな、そういう唯はどうだったんだよ?」

唯「全教科7点で追試の確変突入です…」

律「うわあ…」





102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:42:19.47 ID:gDmtT2b+O
律「まだ全教科じゃないだけ私はマシか」

唯「今日から来週の追試受かるまで部活禁止だね…」

紬「りっちゃん大丈夫?勉強教えるわよ」

律(あれだけ言ったんだから今頃教えてなんて言えないよなぁ…)

律「はは大丈夫だって手を抜いたから悪かったんだよ!追試は本気出すからさ!そんじゃ部活も出れないし帰るよ。ばいばい」

紬「あ………唯ちゃんは大丈夫?勉強教えてあげるよ」

唯「私も大丈夫だよ、今日は学校7時間もあって疲れちゃったから勉強は帰ってマイペースにやるよーばいばいムギちゃんまた明日ー」

紬「唯ちゃん……」





103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:46:09.29 ID:gDmtT2b+O
―――――――

唯の部屋

唯「勉強しなきゃだよね」

唯「はぁ…平沢唯の正直しんどい…」

唯「自分でやってもさっぱり分からないしな」

唯(憂はあれからあまり相手にしてくれないし和ちゃんはすごい怒るし)

唯「お願いするのもめんどくさいや…」

唯「外は雪は降ってるし明日も雪道かぁ…」

唯(あずにゃんに謝ろうと思って教室行っても会えないし…テストは全部赤点…勉強もできない…ダメだこりゃ…)





104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:48:01.57 ID:gDmtT2b+O
ジリリ!ゴゴゴ!リンリン!ピピピ!ジャンジャン!バリバリ!ドカーン!

唯「うるさーい!もう目覚まし時計7個もセットしなきゃよかった!」

唯「もう朝?んー…まだ7時だしもう少し寝よう」

・・・

・・



唯「ふぁ~…今何時だろう?」

唯「えっ!お昼!?どどどどどうしよう!」





107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:52:02.51 ID:gDmtT2b+O
唯「今から学校行ってもほとんど授業受けれないし休もう」

唯(ほら、外は吹雪になってきたし休んで正解だよ私)

唯「そうだ、あずにゃん…は明日学校行ったらでいいよね」

唯「それにしても春も近いのにすごい雪だな」

唯「これじゃ明日にはもっと積もってるよね」

唯(なんかやる気にならないしテスト勉強は今日はお休みしよう)





108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:56:47.86 ID:gDmtT2b+O
―――――――

唯(もう学校休み始めて4日目か…ずっと寝てても憂は心配してくれないし)

唯(携帯の着信はムギちゃんだけ…学校に風邪で休むって言ってるからかけ直さなくていいよね)

唯「そういえば来週は追試あるから絶対行かなくちゃいけないんだった」

窓の外を見る―…
雪は未だに降り続けて学校へ行こうという気持ちを削いでいく

唯「追試受けなかったら成績次第で留年の可能性もあるよね」





109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 17:02:07.57 ID:gDmtT2b+O
唯「でも留年したらあずにゃんと同じ学年になるからあずにゃんが軽音部に1人にならなくて済む…私も追試どうでもよくなるし一石二鳥だ!」

唯(私ってもしかして天才?)



唯「あれ?でも留年したら学業に集中しなきゃいけなくなるから部活辞めさせられたりするのかな?」

唯(私このままだと軽音部にいられなくなる?)


唯「私何してんだろ…このままじゃ軽音部続けられなくなっちゃうよ!そんな大事なことに気付かないで…」

唯「もう金曜日だし何してたんだよ私のバカーッ!」

唯「あうあう勉強しなきゃ!ういー!和ちゃーん!」

唯(あっ……私がこんなダメダメだったから憂は私から離れて和ちゃんはあんなに怒ってたんだ…)

唯「私しっかりしなきゃ!」





113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 17:12:09.74 ID:gDmtT2b+O
―――――――

憂「ただいまー…すごい雪だった…」

ガラガラガシャーン!

憂「えっ?なに突然?キッチンの方から?」

憂「お姉ちゃん何してるの!?キッチンがめちゃくちゃだよ!」

唯「あ、うーいーおかえり」

憂「おかえりじゃなくてどうしたのこれ?キッチンでビッグバンでも起こったの?」

唯「ち、違うよ!自分で料理できるようになろうと思って頑張ってたんだよ」





114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 17:14:07.30 ID:gDmtT2b+O
憂「料理でこんなになるの…」

ブツッ

憂「うわわっ、電気が消えたよ!お姉ちゃん今度は何したの!?」

唯「何もしてないよー!」

憂「ブレーカーが落ちたのかな?」

唯「そういえばここに懐中電灯が~…あった!」


唯「えーと…まわりの家もみんな電気消えてるよ」

憂「うーん…外が吹雪だったからそのせいで停電になったのかな?」





116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 17:16:05.09 ID:gDmtT2b+O
唯「直るの待つしかないね」

憂「そうだね」

唯「パンあるからこれ食べて待とう」

憂「うん」

唯「澪ちゃん大丈夫かなぁ?」

憂「澪さん怖がりだもんね」

唯「ムギちゃんは電気消えてもお札燃やして明るくしてそうだよね」

憂「そんな事するの昔のお金持ちだけだよ」

唯「そうだね、ムギちゃんならお腹を空かせた山羊にお札をお食べってくらいやるよね」

憂「あはは…それはやらないと思う」





117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 17:18:05.58 ID:gDmtT2b+O
唯「うい寒いでしょ」ギュッ

憂「あ……お姉ちゃん……暖かい」


唯「憂………ごめんね」

憂「えっ?」

唯「憂は私が自分で何もしないで憂に頼ってばっかりだったから私から離れてたんだよね。私これから人に頼ってばっかりじゃなくて自分の力で頑張るから…」

唯「憂のこと大好きだから…だからこれからもずっと一緒にいてほしいな」

憂「お姉ちゃん………謝らなきゃいけないのは私の方だよ」

唯「えっ…?」





118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 17:21:26.75 ID:gDmtT2b+O
憂「私はお姉ちゃんに頼られるの嫌じゃないよ、むしろそれで笑ってくれるお姉ちゃんの顔が見れるから頼って欲しいくらいだよ」

唯「そうなの?」

憂「でもね最近お姉ちゃんが私より梓ちゃんとかと仲良くしてるのを見て嫉妬してたんだと思う…お姉ちゃんはそんなに私の事を好きじゃないんだなって思って…それでお姉ちゃんに冷たくあたっちゃってた…」

憂「だから謝るのは私の方なんだよ…ごめんなさい」

唯「憂だけが悪いなんて事ないよ、私にも原因はあるもん!だからさ、これで仲直りしよう。ねて」

憂「…………うん!お姉ちゃんありがとう!」





120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 17:23:32.68 ID:gDmtT2b+O
唯「あっ…電気点いたぁ!」

憂「外の雪も止んだみたい」

唯「これでまた停電する心配はないね。よーし次は勉強頑張っちゃうよ」

憂「じゃあ私はなにか温かいもの作るね」

唯「ありがとう憂~」ギュー

憂「えへへ」

唯「よーし応援してくれる憂のためにも軽音部のためにも私はやるよ」

憂「お姉ちゃん頑張れ!」





121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 17:25:51.11 ID:gDmtT2b+O
―――――――

学校

和「失礼します。律いるかしら」

紬「ごめんなさい、りっちゃんも唯ちゃんもお休みなの」

和「休み?律だけじゃなくて唯まで?」

紬「ええ、今週は月曜日だけ来てあとはずっとお休みだったわ」

和「そうなの。澪も休んでるから律にプリント渡してもらおうと思ったんだけど…」

紬「それなら私が届けるわ。ちょうど近所のりっちゃんの家に行くから」

和「そう?ならお願いするわ」





122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 17:27:09.83 ID:gDmtT2b+O
和「あ、唯に渡すプリントはないの?あるなら私がかわりに届けるわよ」

紬「本当?唯ちゃんの家は方向が違うから届けるの明日にしようかと思ってたの。お願いしていいかしら?」

和「もちろん。澪のを届けてもらうんだからこれくらい当然よ」

紬「お願いします」

和「じゃあ私は生徒会の仕事があるからまたね」

紬「はい」





123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 17:29:21.15 ID:gDmtT2b+O
―――――――

紬「雪がすごいわ」

紬(澪ちゃんのお家は~…ここね)

紬「ごめんください」

澪母「はーい!あら、澪のお友達かしら?」

紬「はい、あの澪ちゃんに学校で配られたプリントを届けにきました」

澪母「悪いわね、わざわざ届けてもらっちゃって」

紬「いいえ、友達ですから」

澪母「澪は部屋にいるからどうぞあがって」

紬「はい、お邪魔します」





126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 18:02:51.02 ID:gDmtT2b+O
コンコン

紬「澪ちゃん?」

澪「ムギ?」

紬「うん、学校のプリント持ってきたの入っていい?」

澪「ダメ!」

紬「えっ………ど、どうしたの?澪ちゃん」

澪「とにかく体調が悪いからプリント部屋の前に置いて帰って!」

紬「う、うん…」





127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 18:05:41.80 ID:gDmtT2b+O
澪「………」

紬「澪ちゃん?少しでいいから顔見れないかな?ずっと学校来ないから心配なの」

澪「できない」

紬「なんで?」

澪「なんでも」

紬「私が何かしちゃったかな?」

澪「違う…」

紬「じゃあなんで?」

澪「分かんないって言ってるだろ!もう帰ってよ!」

紬「………分かったわ」





128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 18:09:49.25 ID:gDmtT2b+O
澪母「あら、もう帰っちゃうの?今お茶を出そうと思ったんだけど」

紬「ほかに寄らないといけない場所があるので今日はもう失礼します」

澪母「そう、また来てあげてね」

紬「はい」

紬「あの、澪ちゃん来週からは学校来れそうですか?」

澪母「来週にはきっと良くなると思うからちゃんと学校行くように言っておくわ」

紬「おねがいします」

澪母「はい」

紬「おじゃましました」





129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 18:12:57.82 ID:gDmtT2b+O
紬(澪ちゃん……なんで?どうして学校来なくなっちゃった?…ならどうすればいいの?)

紬「あっ…りっちゃんの家」

ピンポーン

紬「&ダッシュ!」

ガラガラ

律「はいはーい…って誰もいない?いたずらかよー」

バタン

紬「ピンポンダッシュって1回やってみたかったの」

紬(こんな時に何してるのよ…私のバカ…)





130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 18:18:14.42 ID:gDmtT2b+O
ピンポーン

ガラガラ

律「あっ、ムギじゃないか」

紬「りっちゃん……」

律(あれ?もしかしてさっきピンポンダッシュしたのはムギ?いや、そんなわけないよな)

律「ムギがわざわざ家に来るなんてどうしたんだ?」

紬「りっちゃん…なんで学校来ないの?」

律「えっと…いや、それは~」

紬「私がいるから?だからみんな学校来なくなっちゃったの?」

律「な、なんでムギがいたら学校行かないんだよ!そんなわけないだろ!」





132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 18:23:46.65 ID:gDmtT2b+O
紬「だって私が勉強教えようかって言ったらみんな断ってそれから学校来なくなるんだもん…りっちゃんも唯ちゃんも澪ちゃんも」

紬「私が自分の楽しみのためだけにみんなを着せ替え人形みたいにするから、だからみんな私のこと嫌いになったんでしょ……」

律「……そんなことか」

紬「そんなことって…!!」

律「ムギはそんな風に思ってたのか?」

紬「え?」

律「ムギは私達のこと着せ替え人形と思ってたのか?」

紬「違うよ、私はみんなを人形だなんて思ってないよ…みんなは友達だって…」

律「私達もそうだよ」

紬「りっちゃん…」





133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 18:28:13.30 ID:gDmtT2b+O
律「私達もムギの事を友達って思ってるよ。みんなムギにいろんな服着せられて嫌そうな顔してたか?(澪はしてた気がするけど)」

紬「してなかったわ…(澪ちゃんは少し嫌そうだったけど)」

律「だろ?みんな楽しんでるんだよ。みんなムギのこと大好きだよ」

紬「じゃあなんで学校来なかったの?」

律「それは…そのあれだけ天才だって言っておいて今頃本当は勉強なんてサッパリだから教えてなんてカッコ悪くて言えないから…」

律「だから家でこっそり勉強してたんだよ…」

紬「そんな恥ずかしがらないで言ってくれればいいのに!友達なんだから」





134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 18:36:14.28 ID:gDmtT2b+O
律「そうだよな…ゴメン学校サボって不安にさせちゃって」

紬「いいのよ、りっちゃんが私の不安を消してくれたんだもの」

律「そういえば澪と唯も来てないって?」

紬「うん…澪ちゃんの家にはさっき行ったんだけど、何も話してくれなかったの」

律「そっかぁ、じゃあこれから澪のとこにひとっ走り行ってくるよ」

紬「ありがとう!りっちゃんだけが頼りだったの!唯ちゃんの家には和ちゃんが行ってくれるから後で連絡してみるわ」

律「とりあえず今日は雪降ってるしムギは早く帰った方がいいよ」

律「それと来週からちゃんと学校行くから澪も一緒にな」

紬「うん!」





137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 18:47:25.60 ID:gDmtT2b+O
―――――――

タンタンタンタンタンタンタン…

澪「律?」

律「お前もエスパーか」

澪「分かるよ」

律「入っていいか?」

澪「ダメ」

律「なんで?」

澪「なんでも」

律「はぁ…なんか悩んでるんのか?ほら言ってみ」





138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 18:50:39.21 ID:gDmtT2b+O
澪「ヤダ」

律「友達だろー私にも言えないのか?」

澪「律…絶対笑うもん」

律「笑う…?絶対に笑わないよ」

澪「嘘だ、絶対に笑うよ…」

律「絶対に笑わない。約束するよ」

澪「…本当に?」

律「私が嘘ついたことあったか?」

澪「あるよ」





140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 19:05:03.30 ID:gDmtT2b+O
律「あーそういえばあるかも…」

澪「はは…バカ律」

律「バカって言った方がバカなんだぞ」

澪「入っていいよ、絶対に笑うなよ……」

律「わかってるって」

ガチャ


澪「食べ過ぎちゃったみたいでさ、すごい太っちゃって…恥ずかしくてどうしようもなくて家から出れなかったんだ…」

律「………」

澪「律…?」

律「……ぷっ」





142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 19:09:01.52 ID:gDmtT2b+O
律「あはははははははは!」

澪「なっ…絶対笑わないって約束しただろ!もう律なんて…」

律「ち、違う違う!」

澪「笑ってから言っても遅い!」

律「そうじゃないって!すごく太ったなんて言うから千と千尋の神隠しくらいかと思ったからさ」

律「全然太ってないよ、いつもの可愛い澪だよ」

澪「え……ほ、ほんと?」

律「本当だって!」





143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 19:16:07.19 ID:gDmtT2b+O
律「だからさ、部屋に閉じこもってないで一緒に学校行こうぜ!」

澪「でも律以外の人はどう思うか分からないよ…太ってるって言われるかもしれないし笑われるかもしれないし」

律「そんな人はいないよ。いたらシャイニングウィザードくらわしてやるよ」

澪「律……」

澪「そういう律が最近私に太ったとかたくさん言ってた気がするんだけど」

律「あはは…それは流して……」

律「それでも行けないとか言うなら一緒にダイエット付き合ってやるからさ」

澪「ありがとう」

律「うん!みんな待ってるよ」





144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 19:19:37.19 ID:gDmtT2b+O
律「で、すごいって何kg太ったんだよ」

澪「…………………7kg」

律(うおっ!結構ヘビィな…)

律「なんでそんな大食いになったんだ?」

澪「ストレスと…あと最近なんか物足りなさがあったんだよ…」

律「物足りなさ?なにが足りないんだよ?」

澪「それが分からないからイライラして食べることで満たしてたんだよ」

律「ふーん………あっ!」





146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 19:22:38.88 ID:gDmtT2b+O
律「澪。その物足りなさ私が満たしてやるよ」

澪「えっ?満たしてやるって…何する気だ……?」

律「なにって決まってるだろ」

澪「わ、分かんないよ!」

律「やっぱちゃんと言わなきゃダメか……その…あの~…」

澪「うん…」ドキドキ

律「勉強教えて下さい!」

澪「……へ?」





147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 19:25:26.53 ID:gDmtT2b+O
律「いや、だから勉強教えて下さい!」

澪「分かった!分かったから土下座なんてしてないで頭上げてよ」

律「ははぁ~」

澪「勉強教えるだけでいいのか?」

律「うん。それ以外に何があるんだよ?」

澪「ななななんでもない!教えてやるから勉強道具早く持ってこいバカ律!」

律「なに怒ってるんだよ…でもこれで追試は大丈夫そうだぁ!ありがとう澪!じゃ行ってくる」

バタン

澪「お礼を言うのはこっちだよ。ありがとう律」





148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 19:27:39.15 ID:gDmtT2b+O
―――――――

和「ごめんくださーい」

憂「和さん!こんばんは」

和「こんばんは。夜分遅くに悪いわね、もっと早く来るつもりだったんだけど停電があって遅くなったわ」

憂「大変でしたよね。お姉ちゃんに用ですか?」

和「ええ、こたつに入ってみかんでも食べてたかしら?」

憂「お姉ちゃんなら部屋で勉強してますよ」

和「ちょっと耳が悪くなったみたいだから耳鼻科に言ってくるわ」

憂「いやいや悪くなってないと思いますよ」





149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 19:31:19.74 ID:gDmtT2b+O
和「あぁ…これは夢なのね、憂ちゃんパンはパンでも食べられないパンで一発叩いて醒ましてもらえるかしら?」

憂「フライパンですね。こんなくだらない事で前科持ちになるのはごめんなんで全力で断ります」

和「もしかして2人とも停電中に頭を打って変わってしまったとか?」

憂「打ってません、お姉ちゃんが追試のために自主的に勉強し始めたんですよ」

和「そうなの良かった…おかしくなったのは私じゃなくて世界の方だったのね」

憂「誰かこの人をなんとかして」





150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 19:35:57.99 ID:gDmtT2b+O
和「ふざけるのはここまでにしておくわ」

憂「そろそろ本気でフライパンを持ってこようかと思いました」

和「怖いわ」

憂「和さんが本当におかしくなったと思ってこっちの方が怖かったですよ…って何で自分の頬つねってるんですか?」

和「なんとなくよ。上がっていい?」

憂「どうぞ~お姉ちゃんに会ってあげて下さい」

和「お邪魔します」





152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 19:40:22.80 ID:gDmtT2b+O
和「唯~勉強やってる?」

唯「あっ!和ちゃーん!ガチガチガッチリやってるよーい!」

和「本当に勉強してたのね」

唯「疑ってたのー?」

和「それは今までが今までだっただけにね」

唯「えへへ、そうだよね」

和「急に自分から勉強なんて追試あるから当たり前だけど何かあったの?」

唯「いろいろねー…和ちゃんのおかげでもあるんだよ」





154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 20:15:53.61 ID:gDmtT2b+O
和「私の?」

唯「うん!和ちゃんが怒ってくれたのが効いたかも」

和「それで……唯、あの時は強く怒鳴ったりしてごめ…」

唯「ありがとう!」

和「唯……」

唯「和ちゃんは私のことを想って怒ってくれたんだよね」

唯「あの時は和ちゃん角と牙が生えて炎を吐いて怒ってるみたいに見えて怖くて…」

和「少し傷ついたわ」

唯「和ちゃん私のこと嫌いになったのかと思ったよ」





156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 20:18:01.17 ID:gDmtT2b+O
唯「だけどそれは違って和ちゃんは私がやればできるって分かってるから敢えて怒ってくれたって気付いたんだ」

唯「だからね、私を信じてくれる和ちゃんのために頑張ろうって思ってやる気になったんだよ!ありがとう」

和「なんだか照れるわね……あっ、唯ここの問7が間違ってるわよ」

唯「マジですか!和ちゃん先生」

和「ここはね…」

唯「あぁ和ちゃん!ウェイト!ストップ!フリーズ!自分で解くよー」

和「そうね、見てあげるから解いてみなさい」





157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 20:19:54.65 ID:gDmtT2b+O
和(唯も成長したわね、なんだか我が子のように嬉しいわ)

唯「えーと…ジョンは5万円持ってて…近所のコンビニでブラックサンダーを1000個買って…お釣りを募金…さてその募金でハイチでは何人が助かったでしょう?か……」

和(これは引っ掻け問題よ)

唯「分かったぁ!なんかおかしいと思ったら全体的に嘘っぽいね、答えはBのジョンは虚言癖。だね」

和「正解よ!よくできました」なでなで

唯「えへへ…やった」

和「ご褒美にはなまるをつけてあげるわ」

唯「わぁ…勉強って楽しいね」





159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 20:23:55.89 ID:gDmtT2b+O
和「大丈夫そうだし私はもう帰るわ」

唯「えーっ!もう帰っちゃうの?」

和「もう遅いからね、あとこれ休んでる時に配られたプリントよ」

唯「おーありがとうごぜえますだ」

和「月曜日は遅刻しないで学校くるのよ」

唯「了解です!先生」

和「追試はきっと大丈夫よ、じゃまたね」

唯「うん、ばいばい和ちゃん」





160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 20:25:55.79 ID:gDmtT2b+O
月曜日の朝

唯「りっちゃーん!おっはよー!」

律「唯ー!おっはよー!」

澪「…」

律「私の後ろに隠れてないで挨拶しろよ澪」

澪「……うん」

澪「唯おはよう」

唯「澪ちゃん!おはよう!」

澪「うん!」





161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 20:28:35.82 ID:gDmtT2b+O
紬「みんなおはよう」

唯「ムギちゃんおはよう」

紬「みんな来てくれたのね」

律「みんな一緒に揃って学校くるって言っただろ」

澪「ムギこの前は家まで来てくれてありがとう」

紬「いいわよ、気にしないで澪ちゃん」

紬「唯ちゃん、りっちゃんは追試頑張ってね!」

唯「任せてよ」

律「澪に教えてもらったから完璧だぜー」

紬「2人共燃えてるわね」





162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 20:32:07.27 ID:gDmtT2b+O
律「たくさん積もってた雪もだいぶ溶けてきたよな」

澪「まだこの時期になっても雪が残ってるなんて不思議だよな」

紬「なかなか積もらないから溶けちゃうのがちょっと残念だわ」

律「そうだな…そういや唯は?」

澪「唯なら~…さっきまでいたけど、どこ行ったんだ?」

紬「さっき1年生の下駄箱の方に歩いて行ったわよ」





163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 20:36:22.68 ID:gDmtT2b+O
唯「みんなーお待たせー」

澪「どこ行ってたんだ?」

唯「ちょっとね。澪ちゃんムギちゃん今日の放課後少し待っててもらっていいかな?」

澪「予定ないからな、いいぞ」

紬「私も大丈夫よ」

唯「ありがとう!追試終わるまで待っててね」

律「もちろん私も含まれてるよな?」

唯「もちのろんだよ!」





164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 20:37:53.11 ID:gDmtT2b+O
放課後

律「いい国作ろう!」

唯「鎌倉幕府!」

唯「鳴くようぐいす!」

律「HEY!AN!KYO!」

唯「蛙ピョコピョコ」

律「三ピョコピョコ」

唯「合わせてピョコピョコ」

律「六ピョコピョコ」

唯律「完璧!」

先生「はい、静かにテスト始めてね」

唯律「はーい」





165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 20:39:12.36 ID:gDmtT2b+O
―――――――

律「終わった…」

唯「なにもかも…」

律「激しくデジャヴ」

唯「ただテストの内容は今までよりずっと良かったよ」

律「あぁ澪のおかげで赤点は回避確実だな」

唯「澪ちゃんとムギちゃん待ってるし行こうよ」

律「あいよ」





168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 21:00:15.84 ID:gDmtT2b+O
唯「お待たせー」

紬「2人共お疲れ様」

澪「テストは大丈夫だったのか!?」

律「そりゃあもう」

唯「バッチグーだよぉ」

澪「よかった…」

紬「澪ちゃん心配で心配でずっとあたふたしてたのよ」

律「心配性だなぁ…澪がしっかり教えてくれたんだから大丈夫に決まってるだろ」


唯「じゃ時間もないし行こうか」

律「行くってどこに行くんだ?」

唯「とりあえずついてきてよー」

・・・

唯「ここだよー」

澪「空き教室か、ここに何かあるのか?」

唯「うん、とりあえず入ろう」





169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 21:11:42.06 ID:gDmtT2b+O
ガラガラ

唯「あずにゃんお待たせ」

梓「やっぱり下駄箱に入ってた手紙書いたの唯先輩だったんですね」

唯「謝りに来るのが遅くなってごめんね…」

紬「梓ちゃん今まで梓ちゃんの気持ちに気付けないで遊んでばっかりでごめんなさい。今日からみんなで部活できるのよ、一緒に部活行こう!」

梓「行けないです……」

紬「なんで?」

律「まだ私が練習真面目にやらないのを怒ってるのか?ずっと傲慢な態度とってて悪かったよ梓」


梓「そうじゃないんです!全部悪いのは私なんです!私にはもう皆さんと部活する権利なんてないんです!」





171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 21:19:08.52 ID:gDmtT2b+O
唯「どうして?あずにゃんが悪いことなんて何もないよ。あの日あずにゃんが言ったことは本当のことだし」

律「梓をそこまで追い込んじゃったのは私だし」

梓「それでも!私は先輩達が卒業しても軽音部を続けたいからっていう個人的な願望のために唯先輩、律先輩に文句言っちゃったり」

梓「部員集めるためにすごいライブにしたいからってムギ先輩に無理な事を頼んだりしちゃって……私最低です…」

梓「軽音部は私1人じゃないのに自分の事しか考えてなくて…」

172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 21:28:14.63 ID:gDmtT2b+O
梓「みんなで楽しく音楽するために軽音部に入ったのに…自分のことばっかり……」

梓「ごめんなさい…ごめんなさい!これは私の罪への罰なんです!こんな私は皆さんと部活はできません……うぅ……」

澪「充分だよ梓」

梓「澪先輩…?」

澪「実はさ、この数日間みんないろんな理由で梓のように悩んでたんだよ」

紬「つい先日までみんなバラバラになってたのよ」

唯「うん。それでもね、みんなお互い悩みを打ち明けて支え合って解決してきたんだ」

律「またみんなで集まって音楽したいからさ」

澪「梓はみんなで音楽したくないのか?」





173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 21:37:10.60 ID:gDmtT2b+O
梓「やりたいです……またみんなでやりたいです!」

唯「ならあずにゃんも一緒に音楽やろうよ!」

澪「軽音部を想って泣いてくれる梓に権利がないわけないだろ」

律「梓が自分を許せないなら私達が梓を許してやるよ!梓は悪くないって」

紬「私達は仲間なんだから」

澪「さぁ行こう梓」

梓「先輩ぃ……ありがとうございますぅ…」





176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 21:43:01.13 ID:gDmtT2b+O
唯「あっ!外に作った雪だるま全部溶けちゃったね」

紬「本当?雪も溶けてもう春なのね」

梓「そういえば澪先輩…………少し太りましたか?」

澪「う………」

律「梓ちょっといい?少しこの体勢でいてくれ」

梓「はい?」

律「シャイニングウィザード」

梓「に゙ゃーーーっ!」

澪「………」

律「ゴメン…つい」





177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 21:47:13.70 ID:gDmtT2b+O
―――――――

新入生歓迎ライブ当日

梓「雨降ってますね…晴れてほしかったです」

律「別にライブは体育館でやるんだから雪でも関係ないだろ」

梓「確かにそうですが…」

澪「気分っていうのがあるんだろ」

律「気分ねぇ」

紬「お茶でもいかがですか?」

律「いれてくれムギ!」

唯「お菓子も食べたいー」

紬「はいはいたくさん食べてね」

梓「緊張感ないですね」





180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 21:50:27.79 ID:gDmtT2b+O
澪「はぁ…人いっぱい入ってるだろうな」

梓「新入生は全員参加してますからね」

律「しっかりしてくれよ澪。いろいろあってほとんど合わせられてないんだからな」

梓「誰のせいですか…」

律「梓が太った?とか言うから悪いんだろ」

唯「あずにゃんを蹴り飛ばしたのはりっちゃんだよ~」

紬「まあまあまあ」

律「私は約束を守っただけだぞ!」

澪「なんでそうどうでもいい約束は守るんだ…」





182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 21:53:56.13 ID:gDmtT2b+O
律「あれで梓は軽く怪我するし梓に言われたので澪は太ったの気にしてダイエットに時間を使うし」

紬「でもみんなで走ったりとっても楽しかったわ」

澪「和が運動メニュー考えてくれたり憂ちゃんが食事メニュー作ってくれたりですごく助かったし」

梓「力を入れるところを完全に間違ってますよね」

唯「私は澪ちゃんのお菓子ももらえて幸せだったよ」

律「太らないって羨ましい体質だな」

澪「まったくだ」

紬「そろそろ時間だし体育館に移動しましょう」





184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 21:57:37.33 ID:gDmtT2b+O
体育館

さわ子「みんな今日の衣装はどうする?」

澪「制服でいいです!制服がいいです!」

さわ子「なによーライブで何かくらい着てちょうだいよー」

律「いやなんか新入生にあらぬ誤解をまねきそうだし」

梓「あまり練習できてないからそんな余裕ないんですよ」

さわ子「たくさん持ってきたのに残念…私出番少ない……」

和「次は軽音部によるクラブ紹介と演奏です」

律「よし!みんな行くぞー!」

唯澪紬梓「おーっ!」





186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 22:01:05.63 ID:gDmtT2b+O
唯「新入生の皆さん入学おめでとうございます!軽音部です!」

唯「私達軽音部の活動はみんなでお茶したりダイエットしたりお出かけしたりする楽しい部活です!」

澪「どんな軽音部だ!」

新入生「あははははは」

唯「えーと…音楽は音を楽しむと書きます。…はい」

律「だからなんなんだ…」

梓「ギター漫談みたいになってますね」

唯「では聴いて下さい!SILENT JEALOUSY!」

梓「いやいや出来ませんよ」

唯「じゃなくて聴いてください!ふわふわ時間!」





187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 22:09:31.27 ID:gDmtT2b+O
―――――――

唯「いやぁ~みんなお疲れさまぁ」

澪「ひどかったな…」

律「今までで1番な」

紬「直前にいろいろありましたからね」

梓「でも今までで1番楽しかったと思います!」

唯「確かにそうかも!」

澪「みんなといなかったら今回みたいに悩む事はなかったけど、この経験があったからより成長できたって気がするよ」

梓「私達への試練だったって思ってます」

律「澪は太って痩せただけなのにな……」

澪「うるさい!」





189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 22:13:03.88 ID:gDmtT2b+O
唯「入部希望者くるかなぁ?」

梓「演奏はちょっとあれでしたが、軽音部の楽しさはすごく伝わったと思います」

唯「そうだよね!大丈夫だよね!」


紬「みんな見て外が晴れて虹が出てるわ」

唯「本当だー!すごーい!」

澪「綺麗だな…いい詩が書けそうだ…」

唯「私達の演奏が空まで晴らしたんだね」

梓「大袈裟ですよ、唯先輩」

律「これは軽音部の未来も明るそうだな!」

おわり





193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 22:18:29.30 ID:gDmtT2b+O
さるってなかなか書けなくて疲れた
締めるのって難しいな

変な話だったけど
読んでくれた方、支援してくれた方ありがとう





202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 23:30:56.14 ID:z1U6Nymo0
素晴らしい






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[ 2010/03/26 12:00 ] けいおん!SS | TB(0) | CM(2) | このエントリーを含むはてなブックマーク


前半はともかく、後半の解決の流れは読んでて気持ちよかった
[ 2010/03/26 16:19 ] [ 編集 ]


姉の大事な時期に些細な事から悪質な拗ね方をする妹こええ。

[ 2010/03/26 18:35 ] [ 編集 ]
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yamisoku

Author:yamisoku
けいおん系SSばっかりです。


ひさびさに左上更新してみましたw


とはいえ特に書く事もありませんが(笑)


このブログも開設から1年以上経過するんですね…


とりあえず「けいおん!!」のアニメが終わるまでは頑張って更新し続けたいと思います
2010年7月24日


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